続きです。
次回で「高良玉垂宮神秘書」の回は最後。
神秘書で唯一、異類退治が記載された場所を記す。
この回は、番外編として、神秘書に記された「以外」のものを幾つか記載。
詳細は各、リンク先にて。
異国征伐の時に干珠満珠にて国土を治め給う。
高良神と神功皇后は、筑紫において異類退治をしていた。
彼らのそれは数多あるが、様々な形、神の名を変えて伝えられ、一つだけを見ると分からない。
全てを俯瞰すると見えてくる。
尚、記紀による「神功皇后が筑紫にいた一年ほどの期間」では、これらの伝承をすべて成し遂げることはできない。
☆1 志賀島の志賀海神社の伝承。
こちらの社に記される微妙に異なる三つの伝承は、すべて彼らに繋がる。
神社の伝承では
「神功皇后が三韓征伐の折りに七日祈ると、海の中から金色の雌雄の亀に乗った安曇磯良神が現れた」
とある。
↓これは前回の神秘書にある高良神出現のシーン。
十五代神功皇后の時、異類が日本に来る。
その時、筑前の四王寺の峰に登り、大鈴を榊の枝にかけ、七日の間、異国の退治を虚空に祈った。
この後、白雲が現れ、雲の中から高良神(住吉)が現れる。
状況、神の名が違うが同じ話なのだ。
違いは脚色されたもの。
彼らは饒速日と御炊屋姫であるので、すでに大和で出会っている。
上記の話は、福岡の神社で奉舞される「磯良舞」の元である。
↓
*祇園祭の磯良舞
さらに、志賀海神社の祭神、綿津見神は佐賀の八大龍王の祭神。
神秘書によると、志賀神は高良神と同神。
全て彼らの話であり、以下の酷似の伝承は、神の由緒の話である。
*八大龍王
*浦島太郎
*海幸彦山幸彦
*背振に伝わる乙護法善神(毘沙門天)と弁財天の話。
彼が乙護法善神なので、后が乙姫になる。
毘沙門天は高良神と習合されている。
これが物部の神、饒速日。
弁財天は市杵島姫命(宗像神)と習合されており、それ以外で唯一弁財天と呼ばれてるのは御炊屋姫である。
☆2 「命ツクシ神」=羽白熊鷲の話。
大根地山の麓の冷水峠に出没。
以下の話は、その場所で退治する同じ話であった。
(後にもう一度、まとめます)
大根地山の神功皇后。
筑紫神社の筑紫神、玉依姫。
筑前国風土記の甕依姫。
荒穂神社の五十猛命。
☆3 朝倉の二つの美奈宜神社の伝承。
上の羽白熊鷲とは別と思われる。
二つの社の神は同神。
天照皇大神、住吉大神、春日大神、
相殿 神宮皇后(神功が宮の字)、武内宿祢
大国主神(大国様)、素戔嗚尊(ぎおん様)、事代主神(恵比寿様)
☆4 射手引神社の伝承
☆5 福岡県の福津に伝わる伝承。
*楯崎神社の大己貴神と宗像神は、異類を退治していた。
後に神功皇后。
*波折神社では、住吉神、瀬織津姫、神功皇后が鼓島で邂逅する。
まとめはこれ↓
楯崎神社の伝承が二つ。
別のようにあるが、彼らは同じ神。
上の住吉神、瀬織津姫も彼ら。
☆1に脊振に祀られる「毘沙門天と弁財天」が彼らに繋がるとした。
毘沙門天=高良神(住吉神)=饒速日命
弁財天=市杵島姫命=宗像神=御炊屋姫
☆天河弁財天は、内宮の瀬織津姫
=弁財天=瀬織津姫
☆饒速日は大己貴神。
高良神の后は神功皇后。
宗像神が神功皇后であり、弁財天である瀬織津姫だ。
祓いの神、住吉神と瀬織津姫とはかれらのこと。
☆6 他に雷山など
彼らは筑紫で異類退治をしていた。
それが「祓いの神、住吉と瀬織津姫」たる所以である。
< 神話 >
神話では、それを繰り返し状況を変えて語られる。
☆スサノオが高天原であばれ、天照が岩に籠り闇になる。
岩戸が開かれ、光が戻る。
=彼ら(高良神=祇園の神=スサノオ)が異類退治をし、光が戻った。
☆イザナギがイザナミを求めて、黄泉の国へ。
醜女(鬼)に追われて、境に、くなどの大岩を立てる。
これが筑紫の結界を意味する。
(友人の山伏さんに、スピ系排除しないと信用度がなくなると言われてます。確かに!
近々、スピ系無しをアップします)
次、このシリーズの最終章。
( つづく )
*記事内の考察や写真、イラストなどの無断使用はご遠慮ください。
***********************************************
今更ながら始めました。
古代や神のこと、少しずつつぶやきます。
小分けなので分かりやすいかもです
フォローお願いします
https://twitter.com/sakura15335?t=zywdh8uJGIhzvxAk28C_Tg&s=09