志式神社には亀石があった。

その社から海ノ中道を西へ行くと志賀島。

ここにあるのが志賀海神社。

安曇磯良神と神功皇后の伝承の亀石があった。

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志賀島にある志賀海神社。
この社から神に繋がる。
 

まずは、「鹿」から。


 

御祭神は綿津見三神

 

元は志賀島の北部の勝馬にあり、後にこの地に遷座。

綿津見神三神を祖神とする安曇氏が代々奉斎してきた。

 

 

この鹿は神と「繋がって」いた。

 

 
高良大社の「高良玉垂神秘書」にあった「志賀神」とは、この志賀海神社の綿津見神のこと。
 
神秘書には、高良玉垂神は住吉の神。
安曇磯良神であり、春日神、常陸の鹿島神(武御雷神)、勝馬の神(志賀島・鹿の島)の神と同神とある。
 
”鹿が神へと繋ぐ”ので鹿が神使なのだ。
 

(拝殿)
 

 
拝殿の横にあるのが亀石。
志式神社にもあった。
 
 
志式神社と志賀海神社の神は同神だと示唆するものであった。
(前回も触れましたが、この回でも)
 
 
 
 
亀石の伝承。
志賀海神社HPの「亀石」も同じであり、志式神社にあった案内板には、ここと同じであった。
両社の神が同じだと示唆するもの。
安曇磯良神(志賀神)は、志式神社の天火明命、火酢芹神(山幸彦)
上記、リンク先へ。
(これより以下の引用文は次の考察でも触れます)

その昔、神功皇后が三韓へ出兵される際、正面対岸の打昇浜にある亀ヶ池亀生池の辺りにて無事凱旋できるよう阿曇磯良丸を通じ祈願され七日七夜の神楽を奏されました。
すると黄金の雌雄の神に乗った志賀明神と勝馬明神が出現され皇后に千珠万珠の玉を授け船の舵と航路を守り導いたと伝えられ、黄金雌雄の亀は亀ヶ池亀生池に放たれましたが後に石となって現在の金印公園近くに現れ寛文10年(1671)4月11日に社前に納められました。遥拝所は右斜め対岸の大獄神社と正面真東の伊勢の神宮・宮中三殿を拝します(以上、上記案内板より)
 
 

 
由緒書きです。

 

 

この地には神功皇后の伝承がある。

上記HPから引用。

 

志賀島に残る数々の神功皇后伝説

神功皇后は三韓出兵に際して、志賀島の安曇磯良神を召されました。

そして龍神より干珠満珠を授かり、無事に三韓を平定して帰還されました。

志賀海神社には当時の様子を描いた神功皇后出兵絵巻が残されています。

志賀島には神功皇后伝説にちなんだ地名が多く残っています。

安曇磯良を海国から召し出そうと7日7晩神楽を奏したところが舞能ヶ浜、志賀島にお着きになり願いが叶ったと仰せられたところが叶ヶ浜、皇后が海から下りられたところが下馬ヶ浜、志賀大明神に奉賽した際に馬が喜びいなないたので勝馬となったといわれています。

また志賀海神社裏手の山を勝山と称され、そこに櫂を奉られました。

 

 

境内には摂社が幾つある。

その中で「今宮神社」
 

 

 
御由緒
御祭神 宇都志日金命、住吉三神、天児屋根命
阿曇磯良丸命をはじめとする神裔阿曇諸神
 
「古事記」に「此の三柱の綿津見神は阿曇連(あずみむらじ)等が祖神ともちいつく神なり。
かれ、阿曇連等は、その綿津見の神の子、宇都日金命の子孫なり」と記され、綿津見三神を奉斎するのは、宇都日金命の子孫である阿曇家となっている当社は代々阿曇家宮司を奉職しており、阿曇家の祖神である宇都日金命は綿津見三神に仕える者の祖神として奉祀されている。
また、神功皇后三韓出兵の際に出現された阿曇磯良丸命は、当地竜宮より干珠満珠を借り賜って海上指揮に仕えたと伝えられる。
 
その他の摂社
 
印鑰(いんやく)社
久那土神、天磐楠船神、迦具土神

*印鑰とは、印判、印。
高良大社の印鑰社には武内宿禰が祀られている。
久那土神、天磐楠船神、迦具土神と武内宿禰、饒速日命は同神。
 
 

 
荒神社
奥津比古神、奥津比賣神、火産霊神
 
*火伏の神。
饒速日命と御炊屋姫と同神。
 

 
磯崎社
少彦名神、大己貴神
 
*大己貴神は大神神社の大物主神であり、饒速日命。
(少彦名神は分からない)
 
 
大神宮社
天照大御神、豊受大神
 
*饒速日命と御炊屋姫。
不思議に思ったことはないでしょうか?
天照達が最高位の神ならば、何故小さいお社に摂社としてあるのか。
彼らは主祭神と同神であるからだ。
 

 
祇園社
建速須佐之男命
 
<饒速日命>
 祇園の神の名があった。
摂社の神々は、主祭神と同じ。
それは、「アイテム」と同じで、同神であることを示唆しているのだ。
 
☆志式神社の神である、天火明神(天火明命)、日酢芹(ほすせり)神、豊玉姫は、こちらに祀られている神々と同神。
亀石は、それを示唆。
(十域別(とおきわけ)神、稚武(わかたける)王、葉山姫については分からない。) 
 
 
ここで気づかれましたでしょうか。
同じ神社であるのに、三つの物語は微妙に違う。
 

*記事内の考察や写真、イラストなどの無断使用はご遠慮ください。

 

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