(2018年10月26日のココログの記事)

 

神功皇后が登った山に登りたい!
上宮に行きたい!

 

そんな思いで始めた山行。

 

YAMAPのナビのおかげで、随分とあちこちに行けるようになっていた。

半年目、とうとう雷山へ。

 

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快晴!
神功皇后の伝承が残るという、福岡県糸島市の雷山(らいざん)。                       


車は「雷山観音前」バス亭側の駐車場に。
まずは清賀の滝へ向かう。

 

                    
清賀の滝。
駐車場から40分ほど。
                       
上宮へは、手前の木橋を渡る。
ここから上宮まで1255m。

 

 

シンジソウ

 

                          
しばらく山肌を沿うような細い道が続く。(道分かります??)

足幅分ぐらいしかない。


ここで、ふと滑落して夜を迎えたらと思った。
低山だからと防寒着や雨具をもって来てないことが多々ある^^;
今度からちゃんと持って来よう。


*5年目の今は、どんな山でもフル装備!

 

                                    
わくわくする鎖場。                             

 

                               
雷神社上宮到着~!
清賀の滝から40分程。
とっても清々しい。


上宮のご祭神は、瓊々杵尊(中殿)、天神七代(左殿)、地神五代(右殿)         

 

下宮の雷山神社のご神祭は、水火雷電神(瓊々杵尊)、高祖大神(彦火火出見尊)
香椎大神(息長足姫尊)、住吉三神、八幡神の五神。 

 

すべて同じ神。

上宮と下宮の神は。                 

 

                       
左が、雷山山頂へ直接登る急登の道。

なかなかの急登。


奥に向かう道が、スキー場経由周回コース。
今回はこちらの方向へ。

                                    
5分程で車道、NTT専用道路になる。(一般車は上がれない)

それを15分ほど上がると、

 

 

草原地帯へ。
きれ~~~い!
「千と千尋の神隠し」のEDの風景みたい。
感動しっぱなし。              

 

  

雷山。                              
この景色が見たかった!


 

この草原は、層々岐野(そそきの)とされる。

神功皇后が、羽白熊鷲を退治する為に兵を集めた場所。(村があったとも)
 

しかし、朝倉にも「層々岐野」と伝わる地があり、同じ伝承が伝わっている。

どちらが本当なのかは分かっていない。

 

私は層々岐野は二つあり、別々の話ではないかと考えている。

 

 
頂上への道は右側の森に沿って、山道を登る。
 

                           
雷山山頂、到着~!

 

                           
標高954m。

 

雷山の山頂にも鬼がいたと伝えられる。

 

しかも、この地には確かに彼女の足跡がある。

ここの鬼を退治したのは彼女では。

 

 

上宮に祀られる神は、彼女が大根地山で羽白熊鷲を退治するために下した神(天神七代、地神五代)と同じ。

下宮には、彼女自身が祀られ、近くの山(浮嶽)にも伝承があった。

 

↓大根地山の伝承

 

 

では。

鬼に苦しめられていたこの「層々岐野」の地の人と共に、山頂の鬼を退治した。


それが真相ではないか。
 

 

山頂から、東方向。 

向こうのお山は井原山。                                                            

                      
山頂でしばらくまったり。
少し下山して、展望台へ向かった。
あの草原を越えた場所にある。

 

                        
展望台~!
糸島が一望!
最高!

パラグライダーの発着場だそう。
板のとこで横になって、しばらくまったり。
                                               
雷山ありがと~!
何度でも来たくなる場所!
                                                
車道まで戻って、また山道へ。
上宮へ向う。
 

上宮


手前の木に掛けられているのは「I LOVE ITOSHIMA」の木札。
以前登った高祖山の頂上で頂いていた。

展望台から上宮経由して、登山口まで1時間10分くらいで下山。

***

 

彼女は身重ではあり得ない。
他にも道はあるが、身重では登れるような山ではない。


                                                        

彼女の道を辿りたい。

彼女の気持ちを追いかけたい。

 

彼女が見たものを感じたい。

 

 そうして初めて分かることがある。

 

 

 

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