神話の神は、二柱の天照に集約される。
ゆえにその物語は、場面ごとに名を変えた彼らの物語となる。
★前回の記事
神話と彼らのエピソードと対比していく。
以下、「彼ら」とは、饒速日命と御炊屋姫(天照大神と豊受大神、住吉神と宗像神、神功皇后と卑弥呼すべて同一人物)を表す。
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全ての始まり。
古代奈良盆地には、巨大な湖があった。
今は奈良湖と言われいる。
ここも数々の神話の元になる。
(☆数字は、前回の神話の順より)
☆46<邪馬台国騒乱>({騒乱」はもしかしたら、異類によるものかも)
図1 AD200年頃の奈良盆地
出典(「古代で遊ぼ」)
アマノトリフネで大和へと飛来した饒速日命。
☆28<饒速日命、大和へ>
☆31<神武東征>
☆41<神功皇后、大和に戻る>
(以下、追記)
☆38 神功皇后、三韓征伐へ。船の上で住吉神と邂逅。助力を得る。<三韓征伐>(日本書紀)
☆42 高良神(住吉神)、神功皇后と四王寺山で邂逅。<高良神と神功皇后であう>(高良玉垂宮神秘書)
*実際に彼らが出会っていたのは、大和。
両書とも、「仲哀天皇」の存在を加える為、彼らが筑紫で出会ったことにしたのだ。
饒速日命、ナガスネヒコの妹の御炊屋姫と夫婦になる。
☆1<イザナギ神とイザナミ神夫婦に。国産み>
☆29<饒速日命、御炊屋姫夫婦に>
☆23<山幸彦(豊玉彦)豊玉姫夫婦に>
☆43<高良神(住吉神)と神功皇后夫婦に>
*全て彼らなので、神話の夫婦の記述も、皆彼ら。
(猿田彦と天宇受売、他)
ナガスネヒコは饒速日命と同神。
(「ナガスネヒコ ~宿禰の初め~」)
☆48<卑弥呼共立、騒乱鎮まる>
*邪馬台国はやまと(神の国)、な国のなと同じ意味。
彼らがいた二カ所(な国と大和)が「邪馬台国(神の国)」。
図2 奈良、亀の瀬 山体崩壊の箇所
出典(「古代で遊ぼ」)図1の左端真ん中
饒速日命、大和川川床開削。奈良湖の水を引く。
亀瀬岩から、亀石の伝承(当麻のヘビが水を引いた)、当麻の長尾神社へ。
大神神社の大物主神(大国主、大己貴神)が水を引いたと分かる。
「一体の蛇(龍)の体」は大神神社と竜王宮と長尾神社。
=三つの神社の神は同じであり、エピソードは同じ。
天照大神、豊受大神。
建玉比古命(賀茂の神)、建玉比賣命。
豊玉比古命(豊玉彦)は豊玉比賣(豊玉姫)との対の名であり、山幸彦の事。
大物主神(大国主神=大己貴神=饒速日命=天照大神)
御膳津神、市杵島姫命(宗像神)は豊受大神。
*このエピソードが「海の水を操る珠」の伝承になる。
☆18<大国主神の幸魂奇珠>
=大物主神と同神を示唆
☆さらに、以下の酷似の伝承は、全て彼らであり同神。
☆24<山幸彦(豊玉彦)の干珠満珠>
☆30<饒速日命、十種神宝>
☆39<神功皇后、三韓征伐で海の潮を制す(住吉神の力)>
☆44<高良神(住吉神、月神)の干珠満珠>
*高良の伝承で、龍神から直接珠を授かったのは、豊姫(豊玉姫)。
神功皇后の妹とされるが、彼女自身。
高良大社の合祀が豊姫。
后以外は共に祀らないので、彼女が神功皇后。
*彼らが持つ玉はすべて水の満ち引きを操る珠。
*高良の神はこの力故、月神とされる。(=隠された月読神 ☆5)
饒速日命の十種神宝と同じもの
☆17<大己貴命の試練>で彼と同じ、蜂のヒレ、蛇のヒレを使う。同神を示唆。
<饒速日命と御炊屋姫、北部九州へ>
饒速日命と御炊屋姫、北部九州へ。
筑紫に来たのは、異類(熊襲)を退治する為。(祓いの神の所以)
大和から北部九州に移ったことが「国を譲る」。
☆19<大国主神(荒御魂)、国を譲る>
☆33<饒速日命(大物主*和御魂)、国を譲る>(*前回記述)
以降、高良神(住吉神)と神功皇后(宗像神)と名を変えられる。
神話の神は二人に集約されるので、一柱の神(イザナギ)から生まれたことは、彼らが全て同神だと意味している。
以下のことは、後の記事で。
☆1<イザナギとイザナミ宮殿を建てる>
☆2<イザナギ黄泉へ>
☆20<ニニギの天孫降臨>
☆34<神功皇后、筑紫へ>
図3 AD200年頃の北部九州
今の海面5mくらいが海岸線
それぞれの土地に関係あるのが彼らなので、上の図の状態の時、存在した。
*市杵島姫命が宗像神なので、ここが豊日別。
*豊国(豊前豊後)は、宇佐神宮(神功皇后)が出来てからの区分。
熊襲は神功皇后が退治していたもの。(建日別に本拠地がある)
☆1<イザナギ、イザナミの国産み>「筑紫島の四つの面」
*祓いに関すること他は次回。
( つづく )
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古代や神のこと、少しずつつぶやきます。
小分けなので分かりやすいかもです
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