前回の続き。
彼らの筑紫での異類退治。
それらが神話の元になっていた。
(以下、彼らとは饒速日命と御炊屋姫、天照と豊受、住吉神と神功皇后・卑弥呼など*すべて同神)
神話の初めの方の神は、(ほぼすべて)名を変えた彼ら。
では、そこにある情景や背景は、すべて彼らが暮らしていたこの土地ということになる。
(彼らがいた大和も少し)
故に上にあった神話のエピソードのほとんどはこの地の話を元に作られた。
★1 筑紫島の四つの面(*1)
イザナギとイザナミの国産み
★2 黄泉の国(黄泉の国)
イザナギ神、黄泉の者と対峙(彼らの異類退治)
黄泉の大岩を立てる(前回の黄泉の大岩)
★3 イザナギ神の祓いの禊により神が生まれる(*2)
筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原
(黄泉から戻った地も高天原)
⇒饒速日は高良神=住吉
住吉の元宮がある那珂川にすべて地名がある。
★4 天照と須佐之男命(高天原)
誓約
須佐之男命の災厄
天の岩戸(「祇園の神 21」にて 多分)
★5 豊玉彦(山幸彦)豊玉姫(竜宮)
龍神(竜宮)から玉をもらう
★6 ニニギ命の天孫降臨(葦原の中津国)
*筑紫の日向の高千穂の久士布流多気(くしふるたけ)に天降る。
*「この国は韓国に向かい、笠沙の岬まで真の道が通じていて、朝日の良く射し、夕日が良く照る国」とニニギ命はその地を褒めたたえいる。
★7 大国主神が須世理毘賣(すせりひめ)を妻として迎えた時
宇迦の山の山本に底津石根に太い宮柱を立て、宮殿を建てた
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★2 イザナギ神とイザナミ神の「黄泉の国」に関しては今までの考察へ。
彼らの異類退治の有様が元。
筑紫三山、熊野道祖神社の地がその結界を担っている。
★4 の内、スサノオの災厄は、異類退治を彼らがしてたことを意味する。
(★2と同じ話であり同じ場所)
退治した者がされたモノの名になる=スサノオが退治した者であることを示唆。
スサノオは饒速日命。
誓約に関しては、以下の記事に詳細。
「神の交代」と「それぞれの同神」を示唆していた。
★5 豊玉姫豊玉彦
京都の祇園祭の龍神は安曇磯良神。
安曇氏の神でもあり、福岡の志賀島にある志賀海神社(竜宮)の神。
神話で豊玉彦(山幸彦)が行ったという竜宮は「志賀海神社」を示す。
(龍神から玉をもらった=安曇磯良神が玉を持つ神)
祇園祭に登場する神、安曇磯良神、鹿島神、住吉神は同神。
住吉神は饒速日命(天照)であり、祇園祭のもう一柱の神功皇后は御炊屋姫(豊受大神)。
豊玉彦豊玉姫も彼ら自身。
(以下、詳細)
< 竺紫日向 >
では、残ったうちの★1 ★3 ★5
これらも同じ場所。
それは、次回。
( つづく )
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*1 筑紫島の四つの面
白日別は、筑後国一宮の高良大社の神である高良神(饒速日命、住吉神、天照)
豊日別は、宗像大社の神の市杵島姫命(御炊屋姫、神功皇后、豊受大神)
今の豊前豊後の一宮の神である神功皇后と宗像神(二柱は同神)。
建日別は、彼ら(神功皇后と住吉神)が対峙していた「熊襲」である羽白熊鷲の本拠地。
(**祇園祭は、彼らの「異類退治」の様を表す。)
では、もう一つ「建日向豊久士比泥別」は、彼らに深く関係するものであるはず。
それが、ここ脊振山系を含む一帯。
*2 イザナギ神の祓いにより生まれた神。
天照、月読、須佐之男命は同神(イザナギも)。
後に、須佐之男命が天照と誓約をした時に誕生した神も、彼自身。
女神・天照の息からは、宗像三女神が生まれる。
彼女は、撞賢木厳御霊天疎向津姫命(つきさかき いつのみたま あまさかる むかつひめのみこと)。
厳御霊は厳島の神である市杵島姫命であり宗像神。
向津は、神の妻を意味するもの。*3
彼女の夫神は天照国照彦天火明饒速日命。
男神・天照である饒速日命。
天照と須佐之男命の持ち物を「交換する」のも、天照が入れ替わったこと(女神になった)を意味する。
(下記、詳細)
*3 向津姫
出雲大社の大国主神の摂社にあるのが御向社(みむかいしゃ)。
彼の后である大神大后(須世理比売命)が祀られる。
御向の名は、神の妻の意。
出雲大社の筑紫社の多紀理比売命は、宗像神(実際は一柱)
市杵島姫命。
大国主=大物主=饒速日命
須世理姫=宗像神=市杵島姫命=御炊屋姫