大学受験生と赤ちゃんの夜泣き。 | アスペルガー症候群の娘が妊娠しました 〜回想録です

アスペルガー症候群の娘が妊娠しました 〜回想録です

大学生シンママになったアスペルガー症候群の娘。

妊娠から出産、出産から今までの育児。
その間の相手家族とのやり取りなど、
周りの人にはあまり話せない事が沢山。

“王様の耳はロバの耳” 的な回想録になりますが、
ツラツラと綴らせていただきます。

赤ちゃんが我が家で過ごす
初めての夜。


一度に多く飲めない生後3ヶ月頃までは
3時間毎の授乳になるので、

今のペースだと、
絢香の睡眠に影響するのは2時と5時の授乳。



受験生の絢香が寝不足にならないように
静かに授乳を済ませられるか、
とても不安だ。



そもそも、寝てる自分や亜香里が
赤ちゃんの泣き声に気付けるのか…



夜11時の授乳の後
汚れたベビー服やガーゼ等を替えて片付け
哺乳瓶の消毒を済ませてから就寝。
夜中の12時だった。


2時間後には起きなきゃ…




夜中に
赤ちゃんの小さな泣き声…。


ね…眠い…。
身体が重い…布団から出られない…。



脳みそが「寝なよ〜」と唆してくる。


赤ちゃんの泣き声が徐々に大きくなる。
まずいまずい…起きなきゃ。


そうだ、亜香里は?


シーーーーン、、、


起きた気配がしない。



フギィ…フギィ…フギャ ーッ

いよいよ泣き声が響き出し、
慌てて亜香里の部屋へ覗きに行くと、
やっぱり亜香里は爆睡中…



そりゃ、そうよね。

やっと退院して来たのに、
昼間も休めないんだもんね。





急いで赤ちゃんを抱き上げて あやし、
ミルクを作りながら
小声で赤ちゃんに話し掛けた。


「皆んなネンネしてるから、
  夜中はしーーーーっ。ね」



ピタッ…。



ウソッ?!

直ぐに泣き止んだ!!
なんて空気が読める子なんだ!!


お腹の中で、堕ろされるかも…と、
常に心配が絶えなかったからか?



トラウマに拍車をかけるようで可哀想だが、
その分 昼間は、泣きたい時に
泣きたいだけ泣かせてあげよう。



そう心に誓い、
我慢してくれた赤ちゃんに
「泣き止んでくれて、ありがとうね」と言い
急いでオムツを替えてミルクを飲ませた。



満足そうにミルクを飲んでる。



どうやら、
アパートは借りないで済みそうだ。




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※大筋の過去記事はこちらです。

最初の記事。
アスペルガー長女が妊娠

長女 亜香里が堕胎を考え始めた出来事。

長女 亜香里が赤ちゃんを産む事を決めた出来事。


※オマケ
次女 絢香のセンター試験自己採点

次女 絢香がやった、センター試験攻略の為の勉強法。