IMATのロケ地にて……
おお、全員のサインが!
ラブシャの二人が前面ですね。
それにしても、IMATの撮影現場がどんなに暑かったかを思うにつけ
あの織田信長ドラマの時みたいに、
「こんな顔してるけど暑いんだろうな……」「ここまででスタッフ何人ぐらい倒れてるのかな」と、背中に脂汗をにじませながら見ることになりそうです。
玉木君とニアミスのバリは、昼間の日向はあの無慈悲な東京の夏とそう変わりませんでしたが、日蔭は涼しく、日が暮れるとすごく過ごしやすかったんです。
当人も多分「埼玉よりよっぽど楽!」と思ったことでしょう☆
「KIDS」と「敵は本能寺にあり」の撮影のあと、秋から冬にかけてどんどん細くなっていく玉木君を見ていて、ああ、汗で出て行った水分と栄養?を戻す方法はないのか!と気をもんだのを思い出しますが……
スマステですごい量のハンバーガーを立て続けに完食した玉木君をみていて
よし、汗は汗で出たろうが肉は肉で入ってるから大丈夫だな。と、余計な安心?をしてました。
仕事と学祭で充実の秋、彼にはどんどんモリモリ食べていただきたい。
ところで、どうでもいい話。
ビジネスホテルマニア、しょぼいホテルマニアの私としては、
吉祥寺は「なんかあやしいホテル&旅館」がけっこうあちこちにあって
吉祥寺案内にほとんど出てこないそのなぞスポットがすごく気になってたんでございます。
まず筆頭は何といっても
「旅荘 和歌水」

問答無用で漂うある種の後ろ暗さ……

これはもう私が物心ついたころから、井の頭公園入口バス停をさがったところにあって
どうして旅館にご休憩という設定があるんだろう?と表に出てる料金表示が
小学生の私にはいろいろと疑問でした。
ただ座ってお茶を飲むだけでこれ?高いのに。公園のベンチでいいのに。
子ども心にも、何か怪しいものを感じ、
どのようなもの好きな旅人がここを利用しているのか気になってました。
あとで聞いたところでは、
和歌水で童貞を捨てる!というのが
その昔の、井の頭公園界隈でギンギンしている若者の目標だったこともあるとかないとか。
しかしこの風情。
今でも気になってますよ、ええ。だってこれでつぶれないんだもん。(失礼)
ファッションホテルがどんどん進化していく中で、緑陰に取り残されたここはまとう空気も昭和のまま。
若いカップルが通りすがりにここを選ぶとはとても思えないし、でもつぶれないってことは需要があるのよね。
なんか逃避行を続ける行き詰ったカップルか夫婦が最後に選びそうな風情がいい。
入りたい。中が見たい。
と思ってたら、利用した方の感想を見ることができました。
その方は若いカップルで何度か利用しているけど、中も案外広いし冷蔵庫も充実、おかみさんが愛想がよく、よすぎてあれこれニコニコ話し掛けられるのがちょっと気まずい、ということでした。
なんだそれなら普通の旅館じゃん。今度ダンナと普通に泊まりにいきたいものだ。て、断られるかしら。
もうひとつはここ。
割と近くにある、「みつ井」

ここは和歌水よりもさらに怪しい。古い質屋のような愛想のなさで、どこが入口かもよくわからず、ただの古い民家みたい。
怪しさと昭和の情緒に誘われて……というその後ろ暗さも情緒もまとってません。
そしてずっと昔からある。
一体どういうお客が何のために泊まってるの?吉祥寺駅と公園に挟まれた一等地だよ?
と思って調べたら、
堂々たる「ビジネスホテル」でした。
和風ビジネスホテル。どっちかというと肉体労働者さんたち?が、一週間ぐらい泊まったりしてるそうです。もちろん吉祥寺に遊びに来て安く泊まりたい観光客も。
オーナーは87歳ながら現役の三味線プレーヤーだとか。それもジャズとかロックとか。ふむ、侮れません。
素泊まり5300円。延長、1時間1000円。ん?
やっぱりそっちの使い方もあるの?
ビジホ大好きな私としてはぜひ経験したいんだけど、
なんか抵抗ある。
ちなみに、ほかの「怪しいラブホ」について。
建築基準法で道路に面した棟が一つ丸ごと営業できなかった
吉祥寺の名物ホテル「ホテル井の頭」(昔ここから出てきたカップルの女性がいきなり男性をぼこぼこにぶん殴って持ってるもの顔に全部叩き付けて去って行ったのを見たことがある)
は今年取り壊されて、いまは新しいビル建設中。

まがまがしい事件の後閉店した「一休」がKエリザベスと名を変えて開店、
それはQエリザベスの間違いではないのか、キングエリザベスってドラッグクイーンか、と内心突っ込みを入れていたそのKエリザベスも取り壊され、今はグルメ系のおしゃれな店が集まるビルに。

そういや昔北海道旅行したとき、一泊4000円ぐらいで朝食付きの安宿に飛び込みで泊まったんだけど
明らかにガテン系の人たち専門の宿で
3畳ぐらいの畳の部屋に、男の花道とか何とか組抗争記とかヤクザ漫画とエロ雑誌が積み上げてあって
楽しく完読したのを思い出します。
あのとき、玄関はいってすぐの食堂で、鉢巻き姿のおっちゃんたちによそってもらったお味噌汁に入ってたキャベツがおいしくて
それから味噌汁にキャベツを入れるようになったのでした。
和歌水に、みつ井。
さあ、先に泊まるのはどっちだ?
で……
連載始めたホラー小説、
2話目アップしました。
「押すな」
(第二話 『来やがったな』)
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