音楽の録音をしていて つくづく思うのだけれど、
その時に録った音以上の音は 絶対に作れない限界がある
・・・のと同じ原理で、
動画には その人の全てが良い意味でも悪い意味でも
皮膚感覚で滲み出てしまって 修正が一切きかない。
やっぱり動画では 出てくる人間のキャラクターが一番の要なんだと思う。
その人の生きざまや人格が 全部動画に出てしまうのだ。
まんが日本昔話のナレーションをされていた常田富士男さんと
戦場カメラマンの渡部陽一さんを、
足して2で割った様な 牧歌的な語り口のSHINYAさん。
いつも朗らかで にこやかで 穏やかなお人柄が素晴らしいです。
他の旅行系のユーチューバー達がやっている
ファーストクラスの飛行機の旅や
ゴージャスなリッツホテルでの宿泊も良いけれど、
素泊まりの民宿も 彼にかかれば素晴らしい旅になってしまう。
何というミラクル♪。
私の中では彼を 『温泉侍』と位置づけているのだけれど
人々から忘れ去られた様な 鄙びた温泉宿は 彼の独擅場となる。
温泉場での 若い女性の入浴シーンもいいけれど、
中年男性のSHINYAさんの裸の背中も 悪くないなぁと感じさせられます。
朝食付きの古くて汚い民宿で
朝のメニューが 卵と漬物と味噌汁とご飯だけであっても
SHINYAさんが 物凄く美味しそうに召し上がる姿は
本当に素晴らしかった。
何年か前の海外の動画も楽しかったけれど
最近の超鄙びた昭和の世界が白眉で、
動画内での彼のしっかりした立ち位置というか スタイルが確立されていて
親しみやすい 観やすい動画になっている。
動画全体の構成や編集を しっかりと頭に描きながら撮っているので
同じ動画でも 何度も味わい深く視聴してしまう。
【二人旅】ブラジル人の嫁さんと行く三重県志摩のコスパ宿。心温まる御もてなしで、海からも近く。星も綺麗です。ビーチも連れてってくる優しいご主人と女将さんでした。 - YouTube
ブラジル人の美しく・知的な奥様との旅も これまた素晴らしい。
彼女が日本語で「 はい 」と返事する言葉の響きが
とても奥ゆかしくて美しくて いつも感動してしまう。