脱皮の時 ~スタートラインに祝福を!~ -24ページ目

No.2-4 8年前から、常に自分に唱えてきた、言葉

“カボダロカ”という、一度聞いたら耳に残るこの屋号。
なぜこの名前にしたのか…
この屋号には、どのような想いが込められているのだろう。


「カボダロカとは、ユーラシア大陸最西端にある岬(=ロカ岬)のこと。
その昔、希望を胸に戦いに向かう戦士たちが、夢を抱き航海に向かう冒険家たちが、そこから旅立ったという、現在と未来の分岐点」。


「何も知らずに訪れた私は、海の壮大さ、夕日の美しさに、ただただ感動!。漠然とした希望と夢、どこからか湧き出てくる底知れぬパワー。
それを感じた、8年前のあの旅から、常に“カボダロカ”を自分に唱えてきました」。



「カボダロカにある石碑に、こんな言葉が記されています。

   『ここに地果て 海はじまる』

今の場所に収まっていても何も変わらないけど、一歩踏み出すことでそこには無限の可能性が広がっている。その間に立ってお手伝いしていきたい。その自分の想い、やろうとしていること、それとこの言葉がリンクしてるな、と」。



地と海の分岐点・カボダロカ(=ロカ岬)のように、【atelier カボダロカ】は現在と未来、クライアントの現在と未来の可能性、その分岐点に立っている。名刺に記されたロゴマークが表す灯台のように、岬で光を注ぎながら…。限りある現在の安心(=陸地)から無限に広がる未来の可能性(=海)への果てしない旅を、提案・発信していく拠点として。


「先に進むか、ここに留まるか」。


悩みもがいても、ただ前へ、広大な大海原へ、すべてを包む夕日のほうへ…必ず導いてくれそうな 力強い存在になりそうだ。


No.2-3 人が集まる環境、気軽に立ち寄れる場所を作りたかった

そんな彼女が、7月に神戸市内に事務所をオープンした。


いわゆる仕事仕事の緊張感漂うオフィスではなく、かといって自己主張の激しいアーティスティックな創作空間でもない。とても不思議な空間。彼女の個性が表現された、 まさに“atelier”と呼ぶに相応しい、場所である。
こだわりが見え隠れするこの場所を作った一番の理由とはーー。



「とにかく、人が集まる環境、気軽に立ち寄ってくれるような場所を作りたかった。仕事にあわせた場所、ではなく、環境が仕事を豊かに広げていく、という逆の発想。
たとえば、煮詰まった時にちょっと顔を見に・・・、とか、思いついた事を話しに・・・とか、理由は何でもいいけど…この場所に来てコーヒーでも飲んで、そのなかで新たなプランが生まれて、互いに繋っていけたりとか、そういうのが体現できないかと思った」。



人が集まる場所を作りたい、そう言った彼女に尋ねてみた。

「人が集まる環境が好きなら、自分が出向いても良いのでは?」と。

返ってきた答えは・・・



「みんな、自分の場所では必死だから・・・。逆に出かける場所、カボダロカがあることで楽しんでもらえるんじゃないかと…」。



そして、最後にポツッと。



「根っからのエンターテイナーなのかもしれない」。



人を招き、サービスし、喜んでもらうこと。
そして、みんなが楽しんでくれているのを見るのが好き。
まさに、エンターテイナー。
確かに、 一度来るとまた来たくなるような、場所。枠を超え、彼女らしさが演出された空間は、訪れた人を心地よくさせてくれる。
そして、何かが生まれでるような感覚さえ、覚える。

No.2-2 なんでもできる、という強み

ところで、なぜ“プランニング”という仕事での起業を決断をしたのだろう…。



「海外に行ってたり、子ども英会話の講師&エリアマネージャーをしたり、バーテンダーをしたり、雑誌制作や広告代理店での営業をしたり、知り合いのお店の立ち上げを手伝ったり…他にも趣味から始まったカメラやデザインなど、 今まで色んなことをしてきた。
それらすべてが、私にとって仕事をするうえでのツールだから、どれかひとつで何かをやる、というよりは全部を使って何かをしたくて…辿り着いたのがこの仕事だった」。



会話のなかで、臨機応変に次から次へと湧いてくる色んなアイディア。
物事を、色んな角度から多面的に見ることのできる客観性。
それは、多くの経験をしてきたからこそなのだ、と痛感する。
彼女自身も、自分をこう評している。



「私の強みは、なんでも一通りはこなせることだと思う」。



逆に、器用だからこそ、困ることもあるようで。
自分の弱みとは? という問いには…。



「すべてが中途半端。
自分の力量に対して不安があったので、自分自身に対してすべてを認められない。それが、弱み」。



本人が不安に感じる力量も、周りから見れば、なんら問題のないところまできている…なのに、自分自身がなかなか認められない。
誰でもそういう部分はあると思うけれど…どうやらそのラインがとても厳しい人。


No.2-1 あなたの“未来”をプランニング

今年、2008年5月に開業した「atelier カボダロカ」。
屋号からは、どんな仕事をしているのか・・・その正体は、謎。
atelierから想像するものは、どちからといえば、とてもクリエイティブな世界だが…。
一体、「カボダロカ」からはどのようなことが発信されているのだろう。


「事業内容は、プランニング、という名の、何でも屋。
販促企画、制作、プランニング、販促代行…忙しいオーナーさまを手助けする、外部マネージャーのようなイメージ」。


「たとえば、新店舗のオープニング準備からスタッフの教育、動線配慮などのノウハウや企画を提案し、オーナーさまの片腕としてお手伝いしたり、各々の店舗に合わせた媒体選考から広告の時期的な狙いなどの企画を提案、代行したり…。
また、そこで派生する販促ツール(ショップカードやDM、ちらしなど)のデザインや制作、必要であれば、撮影などもしています」。

確かに、本当に忙しい経営者にとっては、とても有り難い存在。形のないサービスは対価を得にくいといわれている関西では難しいのは確かだろうが、それでも潜在的需要は多いはず。


「オープン時はバタバタと準備に終われ、いざオープンしてみると動線に問題があったり、販促の展開を考えられていなかったり…そういう目の届かないところをサポートできる人がいたら、助かるんじゃないかと思ったのが始まり」。


「実際に、運営している店舗やサロンでも、たくさんある媒体のなかからどこに広告を出したらいいのか、時期的にいつがいいのか、やり取りはどうしたらいいのか、わからなかったり面倒くさかったりで、効率的な販促ができていなかったりします。
だから、今までの経験や知識を活かして、それぞれの店舗に合わせた企画や提案、相談をしながら、私が代わりに動いていくことで、本業に専念してもらえたらいいな、と」。


No.2-プロローグ atelier カボダロカ miniさん


mini


今日まで歩いてきた道程ーーそのなかで経験し、会得してきたこと。


自分自身のなかに蓄積された“それら”すべてを駆使し、

人々のなかに眠る無限の可能性を発信すべく、

神戸の街に誕生した「atelier カボダロカ」。


類を見ない仕事内容、そこで起業しようと思った理由、

その根底にある自分自身・・・


それを、独特の表現で語ってくれた代表のminiさんは、
自然と周りに人が集まってくる、不思議な魅力を持っている。



今回はあえて、彼女が、

何気なく発したフレーズを切り取る形で紹介していくことにした。


取材に答える丁寧な言葉をそのまま綴るより、

その方がよりリアルな彼女の人物像を感じてもらえる気がしたから。


彼女が発する言葉一つひとつから、

その理由がじんわり伝わってくることだろう。



atelier カボダロカ ブログURL http://ameblo.jp/mini352/