虫垂炎(盲腸)で入院していた中1息子が
この前の日曜日にやっと退院しました。

先々週の木曜日に入院したので、
10日間入院していたことになります。
手術が決まった当初は
「4~5日の入院かな」と
聞いていたところから、
思ったよりだいぶ長くなった入院生活でした。
私は身近に虫垂炎をやった人が
いなかったので、
この病気のことを
「子どもがなりやすい、
お腹が痛くなる病気」
程度にしか理解していませんでした。
進行するのがとても早く、
対応が遅れると命に関わることがあるのに。
自分を責めるのは
もうやめておきますが……
かわりにこの病気の名前を責めたいと思う。
この病気のことを「盲腸」
正しくは「虫垂炎」と言いますが、
どちらにしても、ちょっと名前が
よくないと思いませんか?
「盲腸」=モーチョー
って、響きがなんか、軽い。
「も~チョー痛いぜ!」的な
なんだかだじゃれっぽい響きがあると
個人的に思うのです。
「虫垂炎」も、
虫が垂れる、って書きますもんね。
虫垂という臓器が
いもむしっぽいカタチを
しているからこの名前がついた、
という説があるようです。
摘出した息子の虫垂を見ましたが、
確かに……いもむしぽかった。
昔「痴呆症」と言われていたけれど
「認知症」と名前を変えるのに
尽力された方々がいらっしゃいますが、
「虫垂炎/盲腸」も
名称変える運動、だれかしてくれないかな?
以前ライター塾でご一緒した方が
逆に「がん」は、「がーん」を
連想させて、より深刻さを増してしまうから
「ぴょーん」みたいな名前だったらいいのに、
といったことをおっしゃっていたのを
思い出しました。
名前、大切。
さて……
無駄な前置きが長くなってしまいましたが、
昨日2週間振りに学校に行った息子。
どうだった?と聞くと
「前と同じ」と
とても嬉しそうでした。
今のクラスも、あと数日なので、
入院したまま1年生終わり、
とならなくてよかったです。
入院中は、1日が長くて長くて
「いかに時間を無駄に過ごすか」を
考えていたそうなのですが(笑)
学校に行くと
「時間が経つのが早くて驚いた」
のだそうです。
たしかに病室に面会に行くと、
ベッドの背もたれを起こし、
両手を布団の上にだらんと投げ出して、
宙を見てぼけーっとしていることが
よくありました。
あれは、時間を無駄にしていたんだ笑。
10日間の入院を体験した息子は、
なんだか思春期特有の「感じの悪さ」が
少しだけ減ったような気がします。
虫垂って、これまで
特に役割のない
無駄な臓器のように言われていたけれど、
最近になって腸内環境や免疫に関して
大切な役割があるかも?みたいな
研究もあるようで、
こんな本を買ったのですが。

これを見ながら
腸って大事だよねー、とか
これはおいしそう、食べたい、とか
とんかつはいつ食べようとか
そういう話も、いつになく前向きに
一緒にしました。
人生が好転する前には
かならず大変なことがあると言いますが、
この入院が息子にとって
何かの気づきに繋がったなら
少しは救われるなと思います。
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ココロ ツムグ研究所かげいろは
栃木県宇都宮市で、
「丁寧に紡いだストーリーで人との距離を縮める」
をMissionとして取材・執筆活動をしています
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