このところ上昇が続いている日経平均株価。
バブル期の1989年につけた史上最高値の39,815円以来、34年ぶりの高値になっています。
34年前って、記憶がない、もしくは生まれてない人もいると思いますが…
私が証券会社に入社したのはその3年前の1986年、最初は事務職に配属されました。
当時は今と違ってインターネット環境などは皆無で、一般の人がリアルタイムで株価を知るには証券会社のボードを見に行くか、電話して聞くしかない時代。
その前はボードに手書きで株価を書いてたそうです
ほどなくバブルが始まって、成績が上がるとお寿司屋さんの折り詰めが全員に配られたり、残業で遅くなったらタクシーチケットをもらって帰ったり、ホテルで忘年会が開催されたりしていました。
同じ時期に社会人になった公務員の彼よりたくさんボーナスをもらって、夏休みは毎年同期の友達と海外旅行に出かけたり、冬はスキーに行ったり。。
その後、最高値をつけた後はどんどん株価が下がっていき、世の中は景気が悪くなっていきました。
とはいえ、そこまで派手な生活をしてたわけではないので、バブルが崩壊しても
「ボーナス減っちゃって残念！」
と思ったぐらいで、そんなに大変ではなかったんですよねー
当時は
「これはバブルだから、そのうちガクンと反動が来るに違いない」
なんて達観してたわけではなく、
「社会人ってこんなに景気良くお金もらえるんやなー」
ぐらいにしか思ってなかったんですよね。
そこから株価が下がり始めたときも、
「これでもうバブルは終わった」
と言われたのは結構後になってからで、当時の営業マンたちは
「下がったときは買い場だ！そのうちまた上がるはず！！」
と言ってた気がします。
いつも強気な証券マン^^;
何が言いたいかというと、株価が上がるときも下がるときも、
「これでトレンドが変わったんやな」
と私のような一般人が感じるのは、ずいぶん後だったりするので、、
「時代の雰囲気に流され過ぎず、冷静でいる」
というのは、大事やなーと思います。
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