一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間という期限がなくなって、かなり使い勝手が良くなった新NISA。
「これで売り時を考えなくても、ずっと非課税で持っておける！」
と思った人もいるかもしれません。
でも、いつかは亡くなって、相続が発生してしまうんですよね。。
実は、NISA口座で投資信託や株式を持っていた人が亡くなった場合、そのまま相続人のNISA口座に引き継ぐことはできず、特定口座に入ることになります。
ちなみに、特定口座とは、金融機関が税金の金額を計算してくれて、利益が出ていたら税金を支払うことになります。
たとえば10万円で買ったものが5万円に値下がりしてた場合、その時点で課税口座に移ると、5万円で買ったという扱いになります。
その後、8万円で売却すると、実際にはトクしてないのに、3万円利益が出たものとして税金がかかってしまうんですよね。
亡くなった人が特定口座で持っていた場合は、そのまま相続人の特定口座に移せるので、先ほどの例でいくと、10万円で買ったものとして引き継ぐことができます。
NISAが無期限になったことで、高齢になってもそのまま持ち続ける人が増えるかもしれませんが、非課税のメリットは相続人（次の世代）には引き継げないということは覚えておいたほうがいいかも。
また、親世代がNISAを使って投資をしてる場合、何を持ってるのか、情報共有しておくのがお勧めです。
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