大江英樹さんの「あなたが投資で儲からない理由」を読みました。
本の帯には
「SNS好きの人はなぜ危険なのか
誰も教えてくれない投資の真実34」
とあります。
このセンセーショナルなタイトルの本を書いた大江さんは、大手証券会社を定年退職した後、経済コラムニストとして活躍されています。
その豊富な経験と知識に基づいて、ちょっぴり辛口に、「投資の本質」について書かれています。
私が証券会社で働いてた7年前ぐらいには、
「投資って一部のお金持ちがするもの」
というイメージがあったと思います。
その後、つみたてNISAができたり、投資信託の手数料が安くなったりして、誰でも気軽に投資ができるようになりました。
そのこと自体はいいことだと思いますが、
「なんかよくわからないけど、儲かるならやってみようかな」
というノリでいきなり始めてしまうと、大きく下落したときに
「こんなに損するなんて思わなかった…!
どうしよう?」
と、うろたえてしまいます。
そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
この本では、投資を行う上で必要なこととして
①自分でリスクを取る勇気があること
②自分の頭で考えること
③最低限の勉強をしておくこと
の3つをあげています。
さらに
株で儲かる人・儲からない人の境界線
投資信託は罠だらけ
債券、外貨、保険…ここにもある勘違い
など、一般的な投資本とは一線を画す内容が満載です。
私を含めて大多数の人はそこまでリスクを取って勝負を賭ける必要はないだろう。
投資の目的は人によって異なるが、多くの人にとっては、楽しみながら資産を少しずつでも増やすことが目的のはずだ。
であるなら、投資で一番大切なことは「決して無理をしない」ということである。
(本文より引用させていただきました)
投資をする前に読んでしまうと、ちょっとびびってしまうかもしれませんが、すでに投資をしててうまくいってない人や、陥りがちなポイントを知っておきたいという人には、お勧めの1冊です。
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