さぁ、芦田愛菜をマナマナする。夢から醒めた夢でございます。
今日はシチュエーションネタをやります!
タイトルは『花嫁を奪いに来た男』!
「ジュン・ブライダル」なんて言葉があるくらい、6月は結婚が多い時期らしいですね。
今回はそんな結婚式を舞台に、ありそうで無いコントのような物語をお送りします!
今回はこの中から…吉田勇人、柳修斗、芳賀啓介、三上結衣の4人が登場します!
吉田勇人:花嫁を奪いに来た男
柳修斗:神父
芳賀啓介:新郎
三上結衣:花嫁
それでは、ご覧下さい!
柳「夫・芳賀啓介は妻・三上結衣を幸せにする事を誓いますか?」
芳賀「誓います。」
柳「それでは妻・三上結衣は夫・芳賀啓介を幸せにする事を誓いますか?」
三上「誓います。」
柳「それでは、誓いのキスをお願いします。」
芳賀「はい。…結衣…、幸せになろう…!」
三上「…うん…!」
バンッ!
吉田「ちょっと待ったぁ~っ!」
芳賀「え!?」
吉田「結衣ちゃん!迎えに来たよ!」
芳賀「え、何!?」
吉田「俺と行こう!」
芳賀「いや、え、ちょっと待って!?…え…?何これ…!?」
吉田「さぁ!」
芳賀「いや、「さぁ!」じゃなくて!この状況の説明をしろよ!」
吉田「結衣ちゃんは俺のものです!だから迎えに来ました!」
芳賀「うん、全然説明になってねぇよ!」
吉田「結衣ちゃん!俺達 昔 一緒になる事を誓い合ったよね!俺はその約束をしっかり守るよ!」
芳賀「え、何こいつ、何でこんなにポンポン話を1人で進めていくの?結衣、こいつとどういう関係?…すげぇキョトンとしてんじゃん!」
三上「…え…、誰…?」
芳賀「まさかの花嫁からも認知されてないじゃん!いよいよ誰なんだよ お前は!」
吉田「吉田勇人です。」
芳賀「うん、知らねぇよ!名前聞いて「知らない」って事だけが分かったよ!」
吉田「吉田………勇人です。」
芳賀「タメても無理だって!」
三上「…あ、吉田くん!?」
芳賀「何で今ので分かったんだよ!?…え、何?どういう関係?」
三上「ん~…、4歳の頃だっけ…?幼稚園で一緒だったような気が…。」
吉田「ピンポン!大正解!」
芳賀「どういうテンションなんだよ!人の結婚式でクイズ大会のノリしやがって!」
吉田「幼稚園の頃、俺と結衣ちゃんは「大人になったら結婚しよう。」って誓い合った仲なんだ!」
芳賀「…え…?」
三上「…え…?」
吉田「…およ?」
芳賀「いやいやいや!え?幼稚園の時のそんな風化率ほぼ100%の約束守ろうとしてんの!?ご覧の通り、結衣も覚えてないよ!?」
三上「ごめん…。本当に覚えてない…。」
吉田「覚えてないだと…!?こんな大事な約束を…!?何だ君は…サイコパスか!?」
芳賀「お前だよサイコパスは!」
吉田「この女はサイコパスだぁ~っ!」
芳賀「やめろって!人の結婚式に乗り込んできて 新婦に「サイコパス」って1番大きい文字サイズで叫び倒すってどういう事なんだよ!」
吉田「だって…。グスン…。」
芳賀「本当に何なの?何がしたいの?」
吉田「結衣ちゃんと結婚したい…。」
芳賀「いや、無理だって!現時点で認知されてない奴が結婚式真っ最中の俺に勝つのは絶対に無理だって!」
吉田「…じゃんけんしませんか…?」
芳賀「しねぇよ!何 人の人生をじゃんけん一本で切り崩そうとしてんだよ!」
吉田「じゃあ、これはどうですか?とりあえず、今日の式は中止にしてもらって、後日正式に結衣ちゃんを俺に譲渡する。…どうでしょう?」
芳賀「どうもこうもねぇよ!そのアイディアが1番意味分かんねぇわ!結衣も何でこんな面倒くさい奴と結婚の約束なんかしたんだよ!」
三上「だって…、幼稚園の頃はこんなんじゃなかったもん…。」
芳賀「まぁ、そりゃそうだわな…。」
吉田「とにかく!君の物は俺の物、俺の物は俺の物なんだから、結衣ちゃんだって俺の物なんだ!」
芳賀「何その理論!?いつ出来た そのジャイアン的関係!?」
柳「それでは、吉田さんと三上さんで誓いのキスを…。」
芳賀「おい、何が起きた!?何でしれっと吉田のものになってるんだよ!仕事を全うしろよ!」
柳「いや、もう面倒くさくなっちゃって。」
芳賀「そのセリフ、神父が1番言っちゃいけないやつじゃん!」
柳「もう じゃんけんしたらいいじゃないですか。」
芳賀「だから、何でこんな大事な決め事をじゃんけん一発で決めなきゃいけないんだって!」
柳「2回勝負にすればいいじゃないですか。」
芳賀「そういう問題じゃないんだよ!」
柳「はい、最初はグー!」
芳賀「始めんなって!何 勝手に始めてんだよ!」
柳「私も入っていいですか?」
芳賀「良い訳ないだろ!お前 神父だろうがよ!仕事を全うしろって言ってんだよ!」
柳「私も前世で結婚の約束をした記憶があるような…。」
芳賀「いや、それは無理だって!前世を持ち出すのは絶対に反則だよ!」
柳「とりあえず、3人でやりましょうよ。三上さんが誰のものになるか今 完全にフラットな状態ですし。」
芳賀「フラットじゃねぇだろ!断然 俺に分があるし、お前に至っては皆無に等しいよ!」
吉田「じゃあ結衣ちゃんに決めてもらおうよ。それなら誰も文句無いだろ!」
芳賀「そんなの俺を選ぶに決まってるだろ!なぁ、結衣。誰と結婚したい?」
三上「うん…。もう…、誰でもいい…。」
芳賀「お前も面倒くさくなってんじゃねぇよ!」
…はい、シチュエーションネタは楽しんで頂けたでしょうか?
こんなわちゃわちゃしたコントのような世界の5人が大きな物語を展開していくのが『FRIENDS』シリーズでございます。
『FRIENDS』は3月に既に完結し、これから新たに『FRIENDS2』が始まろうとしています!
今回のシチュエーションネタは『FRIENDS2』の物語に何の関係も無いけど、少しでもキャラクターそのものに愛着が湧いて頂けたら嬉しいです!
それでは、『FRIENDS2』第1話の予告編に参りましょう!
『FRIENDS』のURLも予告編の下に貼ってあるので、是非読んで下さいね!
吉田「『吉田カンパニー』とか どう?」
今藤「こちらサービスのオニオンバジルサワーでぇ~す!」
三上「あだ名が…「図書委員」だったのに…?」
柳「先に内容だけ聞かせてくれ。内容によっては顔を蹴って逃げる。」
芳賀「待て待て待て!何なのお前!?すげぇ勝手だな!」
-やまみ小学校の事件を解決した あの5人組が帰ってくる!-
司会「それでは男女混合のパフォーマンスグループH.S.S.Y.Yの三上 結衣による記者会見を始めたいと思います。」
パシャッ パシャッ パシャッ
三上「…。三上…結衣です…。」
司会「…三上さん…?大丈夫ですか…?」
三上「は、はい!すみません!本日は柳 修斗の暴行事件の真実を伝えたくて この場を設けさせて頂きました。まず、皆さんは勘違いしています。柳が暴行事件を起こしたのは、決して挑発に乗せられたからではありません。私を救うためなんです。」
-物語は三上 結衣の記者会見から始まる-
三上「ダークレイクは柳に1人で来るように言いました。だから、柳が他のメンバーを連れて行く事が無かったんです。」
記者「その3人を恨んでいますか?」
記者「あの~、さっきから沈黙が長くないですか?あなたが開いた会見ですよね?」
記者「「秘密A」という事は…他にもまだあるんですか!?」
三上「…………………。…え…あ…。」
-追いつめられる三上。なぜ、記者会見を行わなければならなかったのか?-
柳「…という訳で、俺達 アイドルになるぞ。」
芳賀「いや、どういう訳だよ!」
-吉田 勇人、柳 修斗、芳賀 啓介、今藤 忍、三上 結衣がアイドルになる!?-
今藤「何で?そんなに深刻な内容なの?」
柳「内容も深刻だが、何より…俺達は国民そのものを取り込む必要がある…。」
芳賀「そんなスケールのでかい話なの!?ちょっと荷が重くない!?」
-柳 修斗は一体何を考えているのか?5人の運命が動き始める。-
芳賀「もういいよ!何県にある居酒屋店員なんだよ!」
芳賀「そんな奴いる!?鏡の見方 分かんない奴!?見るだけだぜ!?」
芳賀「無しだよ!煽ってんじゃねぇよ!」
芳賀「何か可哀想だな お前!」
芳賀「1ミリも褒めてねぇよ!どの言葉がどう聞こえたんだよ!」
-芳賀のツッコミも健在!-
柳「グループ名についてだが、俺に考えがある。『H.S.S.Y.Y(ハーシー)』だ。」
今藤「何か考えがあるの…?」
謎の女性「あの…、柳 修斗さんですか…?」
-コメディー&サスペンスが融合した伏線回収型”時系列ハチャメチャ”超欲張りストーリー!-
柳「それじゃ、本日をもって『H.S.S.Y.Y』を結成する。みんなよろしく頼む。」
-全7話。物語の軸は第1話の記者会見。ボーっと読んでいたらあなたは100%騙される!-
【前作『FRIENDS』】
『FRIENDS』第1話はこちら!
FRIENDS 第1話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS』第2話はこちら!
FRIENDS 第2話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS』第3話はこちら!
FRIENDS 第3話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS』第4話はこちら!
FRIENDS 第4話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS』第5話はこちら!
FRIENDS 第5話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS』第6話はこちら!
FRIENDS 第6話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
タフォーーー!!!