2年生最後の大ゲンカ 序 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

最近に話は戻りまして、つい先日。

いまいち集中出来なかった朝。

起きるのも遅くなって、朝のカリキュラム(体幹トレーニングとベネッセの教材)が時間内に終わらず、

とりあえず、残りは学校から帰ってからやる事にして、朝食を優先して食べさせました。

食事は意外とスムーズに終わりました。

余った時間で遊び出そうとしたので、

母「朝の勉強終わらせちゃって、夕方は、宿題だけにした方がいいんじゃない?」

ソウタ「…わかった!」

名残惜しそうでしたが、切り替えて机に向かう。

しかし、いつもより、次男の様子が気になり、声をかけてしまったり。

注意されても、全然身が入らない。

漢字のうっかりミスを見つけて、『確かめ』をさせるが、何度見ても空を見つめてる。

「声を出してやってごらん?」「指で一個ずつ確認して」

あまり、細かく言わないように。
自分で集中力を戻すように。
私がその時間を持たせてあげられるように、
ソウタを注意する時は、母は片付けしながらやります。

何かの片手間で注意しないと、本人の気持ちが向く時間を焦らせてしまい、
いい結果にならないので、家事をする癖を自分につけています。

何度注意しても、空を見ちゃうソウタに母もイライラ。

ソウタもわかってるけど、気分を戻せない自分にイライラ。

…また。ぼうっと、顔を上げてる。
さて、どうしたもんか。。

と、洗濯物越しに目が合う。

ソウタ「ジロジロ見んな。いやらしい‼︎」

………。
すげぇ。罵倒のされ方に、めまいがしそうだわww

母「今、なんて言った⁇」

ソウタ「だって、ジロジロ見るから気になって勉強出来ないじゃん!」

はい。キター!すり替え~!

母「母がソウタを見てたのはなんでかわかる⁇
ソウタの勉強の邪魔する為にやってると思う⁇」

ソウタ「お母さんは、僕の勉強を遅れせる為にやってるんだ!」

母「母が君の勉強を遅らせて何か得するの?
君が集中出来ないから、注意してたんじゃない?」

ソウタ「…違うよ。お母さんは、僕の邪魔したいんだ…。ぶつぶつ」

母「よし‼︎わかった。もう辞めよう。やらなくていい。母ももう二度と教えない」

母チョイスドリルを全部別室に移動。

ソウタは泣きつきながら、
「ヤダ!なんで僕の勉強のを持っていくの?僕は勉強したいのに‼︎」

母「いいよ。勝手に一人で勉強すればいいじゃん。
教科書あるでしょ?

ドリルは、母の働いたお金で、母がソウタに何が必要かを考えて買った物だ。
母がどうしようと、ソウタに関係ない!

『教える』って事は、母が時間をかけてソウタを観察して、何が必要か考えて、必要な物を買って、ソウタがわかるように伝えるって事だよ。

母の時間と気持ちをかけてやってるんだ。

母に教える気持ちがおきないと教えられないんだよ。

母は、ソウタに言われた言葉で教える気持ちが無くなったから、もう二度と教えない。

ソウタは勝手にやりたいように、やりな。
君の人生だ。
母は知らん。
今度はその時間を母が自分で勉強する時間に使うわ。

もう。学校だから行きなさい」

ソウタ「ヤダ!なんで、そういう事するの?」

しばし、会話がループ。

ソウタ「ごめんなさい(やや投げやり)。お母さんと勉強したいの!」

母「母は、やだ!
もう、今日はこれ以上話せないから、さっさと学校に行きなさい」

しばし押し問答。

母「『許す』か、『許さない』か。
『教える』か、『教えない』か。
決めるのソウタじゃないよ。

母が、母のタイミングで決める事だ。

母は、今日は決めない。
夜は仕事で遅いから、明日の朝もう一度話そう。
それでどうするか決める。

今は、許さないし。教えない」


小2になってから、教え込んでた
『教わる姿勢』
◯注意されたら、怒らずに感謝する。
◯言われた事をまずやってみる。

結構出来て来た所も多く、注意しても、間違いを指摘しても、余裕のある時は
ソウタ「教えてくれてありがとう!」
ってなってたけど、余裕無いとこう言う言い合いになる事はある。

しかし、今回の「ジロジロ見んな、いやらしい」は、ふるってるねw

折角の大ゲンカなので、ステップアップの要素を入れましょう。

最近気になっていた所
◯『ごめんなさい。もうしません』と言えば、すぐに物事が解決して終わると思っているところ。

相手の様子を一切見ないで言い放つだけなので、
『許しを請う』事はない。

『自分が悪かった時の許しの主導権は相手にある』を教えたい。