​かじや声楽教室 加治屋菜美子のへっぽこソプラノ歌手ヒストリー その4





大学受験に失敗することで

自分が本当にやりたいことを

見つけられた前回までのお話。






ひょんな事から声楽と出会い

良い先生方と出会ったことにより

どんどん声楽の魅力にはまっていきました。


そして、気付けば「この先ずっと歌っていたい」と思うようになっていたのです。







​ソルフェージュはじめてみた



音大受験の準備で一番苦しんだのは

ソルフェージュ全般でした。



・聴音

メロディや和音を聴き取って楽譜に書く


・コールユーブンゲン

メロディやリズムを正しく歌う(アカペラで)


・新曲視唱

初めてのメロディを目視してから、歌う




これ、ほんと苦労しました。

訳わからなさすぎて、

恐怖を覚えるほどですショボーン




しっかり準備している人だと

幼稚園くらいからの積み重ねだったりするんですね。



それを高校卒業してからやり始めるという

何ともリスキーな…ガーン



でも、やるしかありません。




私も大変でしたが

今思い返せば、先生の方がずっと大変だったと思います。

一度も怒られた記憶はないし

いつも「頑張って!」と鼓舞して下さっていました。







​親と意見が合わなくなる



学校の先生になる = 将来が安定する



と、母は思ってくれていたはず。



それを翻し

音大という、将来がハッキリ見えない進路を選んだことを、快く受け入れてもらえませんでした。



「そんな歌ばっかりうたって、あんたは将来何になれるの?」



「ソプラノ歌手やん」と、私。



「…はぁ?」という声こそ聞こえはしませんでしたが、母の表情がそう物語っていました。


「夢ばっかり見て…」



と、空気がギスギスしていくのを感じていました。




それでも私は自分の意見を押し通しました。

人生初の反抗だったかもしれません。




それほどまでに、

自分の中で強い願望となっていたのです。




その想いが通じて

最終的に、渋々ではありますが

進路変更に承諾してくれました。



しかし、

うちは母子家庭だった事もあり

金銭的な事情から

「国立しか行かせられない」と…。





​充実した浪人生活



毎日、音楽に浸る生活。


できなくてしんどい事もありましたが

目にするもの、感じるもの、体験するもの

全てが新鮮で


とにかく楽しくて充実していた!


という記憶しか残っていない程

浪人生活を謳歌していました。





妙に老けてますが、まだ10代です…笑笑い泣き笑い泣き





あっという間に推薦入試の時期になり

昨年7回受験して全て不合格だった大学に

見事1発で合格!ニヤリ

(ここは、滑り止めという意味で受験しました)





滑り出し好調で

そのまま私大の一般入試も合格することができ

1年前の冬と比べると

状況もメンタルも雲泥の差でした。




しかし、最後に受けた市立の芸大試験には合格することができませんでした。






​母の覚悟



先述しましたが、母子家庭だった我が家には(しかも3人姉妹!)、四年制の私大、ましてや学費の高い音大入学に対して手放しで喜べる状況ではありませんでした。




けれど、熱望していた音大での日々を目前にしている私を見て、母は反対しなかったのです。




正直、入学金や授業料を見たときは

目ん玉が飛び出るかと思いましたが

全面的に母を頼りました。



加えて、大学合格するまでの予備校の授業料、

数々のレッスン費用と、ホントに絞り尽くしたような感じでした…キョロキョロあせる



「その先は知らんで。」と。




私の頑張りと、母の覚悟によって

ようやく4月から花の女子大生生活がスタートするのでした。




…因みに、初めに母が支払ってくれた授業料以降は、全額奨学金を借りて賄っていました。





さて!

いよいよ、ヒストリーも大学編。



楽しみで仕方なかった大学生活ですが

人生そんな甘くはないもので…ガーン



波乱の幕開け…といっても過言ではなかったのです…





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