倉持岳志 ① 南極大陸 2011年10月16日~ | 木村拓哉芝居研究所

木村拓哉芝居研究所

木村拓哉ではない人々の存在自体を、偏見・受け売り・見ていないのに「何をやっても」と知ったかぶり・違いも解らない低知能・嫌いだから叩きたいだけ・四流ネガキャン記事の執拗な印象操作・洗脳・先入観による理不尽極まりない迫害から守るため、命を懸けて分析します

南極大陸②

MR.BRAIN
CHANGE
受賞歴・演じ分け
忠臣蔵1/47

2013/07/12ワッツはコチラ

プライドのクランクアップで泣いたという話から
「いやぁ、まぁ、いろんな作品にねぇ、携わらせてもらうだけで幸せなんですけど、やっぱり、その作品を作って行く中で何かいろんなものが生まれたり、それが固まったりする事もいっぱいあるので、うん。やっぱり、南極大陸の時もそうでしたね。まぁ、震災があのぉ、撮影中に起こったっていうのもひとつの要因だったとは思うんだけど、うーん、もうホントに、まぁ、場所は実際ホントの南極ではないんですけど、気分的に、うーん、あのぉ、連絡もつかなくなり、北のそのねぇ、限られたスペースに僕らはずっとあのメンツだけでいたから、何かいろんな事をお互いに、だから、お互いの出演者の家族の事を全員で気にかけたりとかっていう所まで行ったので、うーん。思いはやっぱり、大きかったですよね。作品を作ってく上では」



渋すぎ低音吐息ハスキー口調・表情、涙もろすぎて脱水症状が心配される。理不尽に首を絞められてもやり返さず許し、逆に命を助ける、心の広すぎる東大助教授。犬達の為に死のうとする。驚く目(目が大きくなっていないのに、心の底からの驚きが隠し撮りのように伝わる)妻に先立たれた既婚者。

喧嘩っ早い男を制止し、喧嘩を仲裁。(★★★例えばプライドのハルは逆に引き留められる)

倉持さんが遭難して凍死寸前になりかけて倒れる時の、目の動きや、凍えて呂律が回らなくなる話し方(初めて聞く衝撃の声・話し方!)や、多くの涙、台本やカメラを感じさせない芝居など、さすが演技派俳優だなと改めて思った。

7話などで驚く目の表情は、上瞼や下瞼や眉はほぼ動かさず、瞳孔の大きさや眼球の水分量や、黒眼の一瞬の推移を変えることによって、大人で知的な倉持さん特有の驚き方になっていた。

見開かなくても深刻な衝撃をリアルに自然に伝えられるのは、倉持さんが心の底から本気でリアルに驚いているからだと思う。

あの場面にもし金田一や九十九がいたら、倉持さんより遙かに大きく見開くことは100%間違いない。


3話
リキがクマに噛まれ、心配して駆け寄る。リキに口を舐めさせる。足下の氷が溶け割れ、離され、転んだ隊員を助け、なんとか飛び移る。喧嘩っ早い鮫島さんを左手で制止する。
リキが勝ち「よしよし(笑顔大人爽やか)」 「(息を荒げ)こいつらが…諦めなかったおかげです…(生命力に満ちた目力が半端ではない)」吹雪を受け苦しそうに目をつぶり「ん~あ~!!」が男らしい。「これから一度雪上車で基地に戻って、それか…(呼ばれて、らを言う前に止まるの超絶自然。こういうの不自然な俳優物凄く多い)」「紹介するよ…先頭が…(木村拓哉はこんな低すぎ渋すぎな話し方ではない)」「ど~うど~うど~う(野太く男臭い声で、硬派な、男の中の男という感じ)」
4話
犬や、若い学生には温かくも威厳ある態度。縦の規律を重んじる昔気質な男。オーロラを見てもあまり驚かず浮かれずあまり見ず、すぐに驚く学生を横目で見て温かく笑う。お父さんの南極のボツンヌーテンに登りたいという夢を回想し、物凄い目力の険しい表情になる。親子二代で南極に来た「きっと親父が連れてきてくれたんだと思います」「親父の夢だったんです。でも今は、僕の使命だと思ってますけど」
危篤のベックが自分に会い元気になり、笑っていたが、ベックが動かないことに気付き真顔になる。リアル。緊張し目がチラッと泳ぐ。医者を見つめる強張った表情が繊細。「もっと色んな物を見せてやりたかったなぁ…もっと活躍させてやりたかったぁ…胸張って、日本に連れて帰りたかったぁ…(低いしわがれ声、語尾を吐息混じりで伸ばすのが渋い。涼も、金田一も絶対やらない話し方)」炎に雪を掛ける。
5話
氷室に「計画にないことはするな」と言われ素直に「悪かった」大人。知識豊富の東大助教授。「ボツンヌーテンの登頂に成功すれば、世界中が日本を見直すんだ。あの山の向こうに、俺は日本の未来があると思う」鯨の残骸。「あるはずなんだが(木村拓哉も他の多くの役もだがとか言わないが、自然)」登山似合う。世界初登頂絶景!!!「必ず、助かる方法は絶対にある!今はそれを考えればいい(渋いハスキーボイスで物凄い迫力、説得力)」回想、昔の登山「お前を置いてくんだったら俺も残る!」「お前の顔なんか二度と見たくなかったよ」と言われ、テュフッと渋く笑う、大人。強いなと言われ「強くなんかない(謙遜)」寝たら死ぬ状態で「おい…氷室~…(ハスキーなお爺さんのような声)」重い身体を全身全霊で起こし、「南極憲法で決めたろ…誰も死なないって…あいつらは…必ず…来るから…(声にならない掠れ声)」目が虚ろで、目線が泳ぎ、瞼が弱々しく上がり下がりし、遂に力尽き倒れる。この目線が凄い!!!

6話
遭難して4日。「目ぇ覚ませよぉ…(嗄れ声)犬塚ぁ~!!(喉の奥で濁音が混じった変な音がする)あいつらは…くっ…かならどぅ(口が上手く動かせず、開きっぱなしで話すようで、口腔内で響くような曇った声。私も夢で、何か強い気持ちで言いたいのに口が動かせない時、よくこういう話し方になる)…」眠気で瞼がピクピク小刻みに震え、倒れる。犬の声で起きビクっとなる。右目から感動の涙。トイレを我慢。ジョークを言って皆と笑い合うユーモアもあり、和気藹々とした空間を作り、信頼される。「僕らが、歯を食い縛って生き抜いたこの一年間は、第二次、第三次越冬隊に引き継がれて、必ず、日本の国際社会復帰の足がかりに、今の日本の…(泣きそうになるのを堪え話す)力になってくれると…信じています(涙目だが力強い視線で、歯を食い縛り頬が張る)」「僕らの…昭和基地に(また泣きそうになる。物凄く涙もろい)」「ゆるいな」と首輪をきつくする。

7話
椅子を投げる鮫島さんを後ろから制止。手を見つめ回想し激しく後悔。涙を流す。「(ほとんど口を動かさず)そうですよねすいませんでした(犬を置き去りにする悲しみで放心状態)」医者に安楽死の薬を貰いに行く前、表情が強張り噤んだ両口角をひくひくさせる。
「頼む…(渋い)」「あいつらの所に行かせて下さい。たった一回でいいんです!セスナ飛ばせて下さい。(泣くのを必死で堪え、言葉に詰まり、声を裏返らせながらなんとか話す)…これで、あいつらの命を絶ってきます。どうせ助けられないなら、鎖に繋がれたまま死なせるくらいなら、苦しまずに死なせてやりたいんです。」張り手される。泣き崩れる。

8話
話聞きながら涙。純粋な瞳。「俺も後からすぐ行く(落ち着いた包容力ある優しい笑顔)」東京大学、地質学研究所。「お前達は…無駄死になんかじゃないからな…(渋すぎ吐息)」手紙読むのもハスキー声渋すぎ口調。亡き妻の墓参り「頑張って下さいね」と言われ、遠い目をした後包容力ありすぎる大人の微笑みで「もう行かないと思う。」「覚えててくれたか。よーしよしよしよし。元気だったか?(渋すぎ吐息口調)」頬を少し上げ噤んだ口角が上がり少し苦そうな大人な表情。「あなたがリキを殺したんじゃないですか!」と掴みかかられ追い返され、猫背になり何も言えず、傷付く。涙目になり「大切な犬達を…置き去りにしてしまって…すいませんでした」「テツは…(涙目で切なく笑う)もう…大往生でした…」涙を流す。クロの家「申し訳ありませんでした(力なく小声吐息)」「りょうくんはるかちゃん…(とても苦しそうな表情)ごめん…約束を…守れなかった(頭を下げる)」「タロ…ジロ…(渋すぎ吐息)」「(泣くのを堪えながら)みんな…生きてたから…」
僕南極で遭難して 。全く木村拓哉ではない渋すぎ落ち着き吐息口調。「仲間です…南極で…命を預け合った…かけがえのない仲間です(渋すぎ吐息口調)」「(息を吸い、眉を微かに上げ泣くのを堪え)会いたいなぁもう一回…(切なく眉間に皺を寄せ、何度も噛み締め頬の筋肉が張り、顎を出す)」

9話
南極に行けないと文書で知り、溜息で目を閉じ上を向く、可哀想。また泣きそうになる。
包容力ある微笑み。「先生…もし…南極に行って…(また泣きそうになる。物凄く涙もろい倉持さん)あいつらがまだ…がんばってたら…(泣きそうで声がよれよれ)」工事現場で荷物を運び肩から流血。「冗談ですよ(渋い爽やか笑顔)」子ども達に話す声低くて渋すぎ、しわがれ気味。「待っててくれ」渋すぎ包容力優しい表情。渋すぎ吐息声ばかり。

10話終
白夜に気付き落ち着いた渋い微笑み。ペスの死体を掘り当てる。鎖を引っ張った重さで、ゴロの死体が埋まっていると悟り、悲痛な表情になり悲しみを堪える。「お前達ずっとここで…」モクの鎖を引き、死体があるとわかり、目が虚ろになり力なくよれよれ瞬き。リキの鎖を引く前の、恐怖心でいっぱいだが勇気を振り絞る表情。「ポチ…首輪引っ張ったんだな…痛かったろ…(ポチの目を優しく覆い)ごめん…(声が高く上ずる涙声と、全ての罪を背負い込む優しく痛々しい瞳、噛み締める唇がとてつもなく切ない)」吹雪の中険しい顔で目を細めていると、何かを発見し、見つめて固まる。その顔は、九十九や金田一とは全く違い、目を大きく見開くわけでもなく、本当に微細な表情の変化で、驚き・心境が伝わってくる。リキを見つけ、近づきながら段々少しずつ目を見開き、必死の形相で「リキ!」と叫び全力で駆け寄る。が、生きていると思ったら死んでいた。気付き、少しずつ足を止める。リキの顔を撫で「ごーめーな(涙で上手く話せない)」 「やっぱり…」「……(泣きそうなのを必死で堪え、無理矢理強くなろうとし、力強い目に切り替わり)はい大丈夫です」目を見開き、口でふー、ふーと息を吐き泣くのを堪える。夕日バックのクマを見つけ、眩しそうに目を細め上げていた頬が、驚きによって下がり真顔になる。またしても、いかにもな驚き顔ではなく、超絶リアルな倉持独特の驚き顔。「クマ…」低い声、思わず呟いたような、いかにもな驚き声では一切ない、カメラなどどこにも存在しないような、隠し撮り芝居。タロとジロを見つけ目が徐々に見開き、輝き、涙で潤んでいく。「生きてたのか…」 「どうしたんだよ…忘れちゃったか?(涙が流れる)会いたかったんだよ…どうしても会いたかったんだよ(渋い泣き顔。両目から涙)」
無線で話しながらまた涙を流す。「みんな…綺麗なまんまだったんですけど…(涙)首の所だけが…真っ赤にすり切れてて…」「また笑顔で会おうな(渋すぎ低音)」左目から涙が落ちる、右目から涙が落ちる。「それまで…ちょっとだけ待っててくれ」涙を流しながら微笑む。「生き続け…走り続けることが…僕たちの…証だから(超絶渋すぎ低音ボイス~木村拓哉と全く違う~!!!)みんなが生きた…証だから(渋すぎだけどオジサマフェロモンむんむんでなんかエロい)」背骨が曲がって杖に寄りかかり海を見つめるお爺さんリアル。

あまりに自然な職人技芝居に騙され、「渋すぎ吐息口調って…キムタク、ただ老けただけでしょ?」と錯覚してしまう人もいるかもしれないが、1年後のPRICELESSで現れる金田一や、MISTAKE!のみつお君、南極以降のワッツやスマスマの可愛い木村拓哉を見れば、聞けば、全てがわざとだと容易に分かるだろう。




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