今回の「治療のシリーズ」は取り止めのない順序で述べてきました。
このため、整理し直すことにします。
まず、慢性頭痛がどのようにして起こってくるのか、そしてこれをどのように治療していくのかが大切になってきます。
1.慢性頭痛の起点(スタート)は日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛
まず、慢性頭痛の起点(スタート)となるのは日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛です。
この原因には2つあり、一つは、「前屈みを強制される生活習慣」で、もう一つは「ホメオスターシス(自然治癒力)の歪み」にあります。
ですから、これを是正・改善させておく必要があります。
まず、私達は「前屈みの姿勢」を日常的にとる生活環境に置かれています。
まず、これを是正・改善させておく必要があります。
慢性頭痛の基本骨格となる「体の歪み(ストレートネック)」
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289574446.html
これを蔑ろにされますと、いずれ「体の歪み(ストレートネック)」を形成してきます。
このため、「体の歪み(ストレートネック)」を改善・是正しておく必要があります。
体の歪み(ストレートネック)の予防・改善
http://taku1902.jp/sub409.pdf
次に、「ホメオスターシス(自然治癒力)の歪み」を是正・改善することです。
”慢性頭痛治療”はまず「自然治癒力を高める」ことです
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292552571.html
これをされませんと、このなかでも述べていますように「酸化ストレス・炎症体質」を形成させてくることになります。
腸内環境を整えましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293343888.html
日頃から、デトックスを心掛けましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293333401.html
野菜・果物を十分に食べましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293120724.html
脂質の摂り方が重要になります
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293077912.html
マグネシウムの補充を・・ストレスで枯渇します
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293063136.html
早食い・ドカ喰いは慎みましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293130327.html
このような要因はすべてミトコンドリアの機能を悪くし、「酸化ストレス・炎症体質」をつくる原因となってくるため注意が必要になってきます。
以上のことを、この段階から行っておく必要があります。そうされませんと片頭痛体質である「酸化ストレス・炎症体質」を作ってきます。
「酸化ストレス・炎症体質」その1
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289764453.html
「酸化ストレス・炎症体質」その2
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289765984.html
「酸化ストレス・炎症体質」を改善させるには・・
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293721102.html
このような「日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛」 に対して、このような発症要因を考えることなく市販の鎮痛薬をテレビのコマーシャルが勧めるように服用されれば、以下のようなことが起きてきます。
頭痛薬が頭痛の原因??
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293409311.html
そして、ストレスそのものは慢性頭痛を悪化させる原因になります。
慢性頭痛へのストレスの影響
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289517890.html
このため、ストレス対策として、セロトニン生活が必須になってきます。
「脳内セロトニン」を増やす
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293675472.html
さらに、こうした状況に以下のような「脳過敏」を来す要因が追加され、生まれつきミトコンドリアの活性低下という遺伝素因が存在すれば、片頭痛へと移行していくことになります。
「脳過敏」を如何にして防ぐか
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293973404.html
以上のようにして、日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛から片頭痛の遺伝素因を基盤として、片頭痛へと移行してきます。
このような遺伝素因がなければ、慢性頭痛である緊張型頭痛が次第に増悪の一歩を辿っていくことになります。
問題は、専門家は、こうした日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛をまったく無視され、以上述べてきたような生活習慣の問題点がまったく念頭にありません。
このようにして、緊張型頭痛から片頭痛へとたやすく移行させてくることになります。
専門家には、こうした日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛をまったく無視され、以上述べてきたような生活習慣の問題点がまったく念頭にないことから、片頭痛が原因不明の不思議で・神秘的な”遺伝的疾患”としか考えることができないということです。
2.片頭痛に移行してしまえば、まず、生活習慣の見直しが必要になります。
片頭痛治療を行う上での生活習慣の基本は「規則正しい生活を行って、食事をバランスよく摂り、睡眠を十分にとり、姿勢を正しくし、適当に運動し、リラックスすること」です。このような極めて単純なことです。このためには・・
”規則正しい生活”を送るためには・・
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292578157.html
十分な睡眠をとりましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292752502.html
バランスのよい食事を摂りましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292844585.html
適当に運動しましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292764534.html
姿勢を正しくしましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292776770.html
リラックスしましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292788506.html
以上が、片頭痛改善のための生活習慣の基本です。
3.実際、片頭痛はどのように治療を進めるか
以上のように、片頭痛発症には諸々の要因が関与しています。
片頭痛治療の原則は、まず「酸化ストレス・炎症体質」を改善させることです。
「酸化ストレス・炎症体質」を改善させるには・・
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293721102.html
さらに、以下の点を重点的に行っていくことが重要になってきます。
腸内環境を整えましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293343888.html
日頃から、デトックスを心掛けましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293333401.html
野菜・果物を十分に食べましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293120724.html
脂質の摂り方が重要になります
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293077912.html
マグネシウムの補充を・・ストレスで枯渇します
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293063136.html
早食い・ドカ喰いは慎みましょう
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293130327.html
このようにして、ミトコンドリアの働きを悪くさせる要因をなくすことが必要になってきます。
その上で、ミトコンドリアの機能を改善させる必要があります。
ミトコンドリアを増やす
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293949648.html
さらに、実際、片頭痛治療を進めていく場合は以下のように考えて、まず、最優先課題をみつけることが大切になってきます。
片頭痛治療をどのように進めるか?
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12292488703.html
このなかで述べていますように、
1.ミトコンドリアの問題
2.脳内セロトニンの問題
3.「体の歪み(ストレートネック)」の問題
の3つのなかの何れかの要因が片頭痛発症の主要因になっているものと思われます。その見分け方もこのなかで述べました。
この何れの要因が、あなたの片頭痛の主要因になっているのかを想定することも重要になってきます。
1.ミトコンドリアの問題の場合は、まず以下を行って下さい。
ミトコンドリアを増やす
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293949648.html
片頭痛体質改善のための「3つの約束」
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293738074.html
2.脳内セロトニンの問題の場合は・・
「脳内セロトニン」を増やす
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293675472.html
3.「体の歪み(ストレートネック)」の問題の場合は・・
体の歪み(ストレートネック)の予防・改善
http://taku1902.jp/sub409.pdf
このように、まずターゲットを決めて、効率よく根治策を模索していくべきです。
さらに、女性の場合は以下の点を念頭におきましょう。
女性の片頭痛には鉄分の補充は必須です
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12293113670.html
女性と慢性頭痛
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12294317858.html
そして、子供の慢性頭痛には、以下のように対処しましょう。
子供の慢性頭痛
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12294219997.html
以上のように、慢性頭痛の段階を踏まえて、対処していくのが原則です。
最も大切なことは、日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛の段階で適切に対処することによって、難治性の慢性頭痛に移行させないことです。
特に、ご家族に片頭痛の方がいらっしゃれば、「片頭痛予備軍」 として、対処すべきと思われます。決して、血筋とか遺伝と諦めないことが重要です。
決して、市販の鎮痛薬でやり過ごすことは、絶対にしてはなりません。
片頭痛の段階に至ってしまえば、生活習慣の基本原則と照らし合わせることにより、現在の生活習慣のどこに問題点があるのかを冷静に見つめ直して、考えなくてはなりません。
そして、自分の片頭痛の主たる発症要因が何かを、これまでの自分の片頭痛の経過そのものを冷静沈着に内省することによって、判断していく必要があります。
このようなことが出来るのは、あなた自身しかいません。
現在の専門家はこのような考え方は一切されませんので、医師に頼っても無駄でしかありません。
現在、専門家は、片頭痛発作急性期には各種のトリプタン製剤の適切なものを選択し、発作間歇期には各種の予防薬から選択して処方されます。
こうした薬剤だけを服用していても、片頭痛そのものは根治させることはできません。これら薬剤は、頭痛を緩和させ、頭痛の起きる頻度を少なくさせるだけの作用しかありません。すべて対症療法にすぎないことを忘れてはなりません。
片頭痛を根本的に治すためには、これまで述べてきたことを着実に行っていくしかありません。
すなわち、片頭痛が日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛から、どのような要因が加わることによって起きてくるのか逐一思い起こして、これらを一つずつ改善・是正していく必要があります。
このような煩雑なことをする以前の問題として、私達が日常的に感じる極く軽度の頭痛・緊張型頭痛の段階から適切に対処することによって、片頭痛へと移行させないことが賢明になってきます。
とくに、ご家族に片頭痛の方がおられる場合は、このような対処を行っていくのが原則です。