黄色いぞうです
こんにちわ！
憧れのドイツ車、BMW
の期間限定カフェ、Studio ONEで、毎週金曜日に
各界のオピニオンリーダーを招いて、未来へ向けた「将来性のある
サステイナブルな生活のあり方」をテーマにしたトークショウを開催してました。
私は憧れの写真家、今森光彦さんがトークゲストのお一人でもある１９日
（最終回）に当選し、フードアナリストの友人、あけみさんと一緒におでかけ
してまいりました♪本当に充実した楽しいひとときになりましたよ
彼女、岡山でラジオDJもしているので、週の半分を東京で、週の半分を
岡山で過ごす日々で、東京でしか得ることができない文化的な生活を
謳歌すると、がんばっているのですよ
当日のスケジュールはこんな感じ
テーマ｜カルチャー 写真と本からひも解く新しいライフスタイル
出演者｜今森光彦（写真家）
× 幅允孝（ブックディレクター）
場所 ｜BMW Studio ONE（東京都渋谷区神宮前4-9-6）
日程 ｜2010年2月19日（金）
時間 ｜19:30～21:30（トークショウ：20:00～21:00）
トークショウ終了後には登壇者を交えたコミュニケーションサロン
ゲストのお二人を知らない方は、お名前にお二人を表現するのに一番わかり
やすいページのリンクを貼ってあるので、そこからチェックしてみてくださいね
今森さんの代表的な著書はこちら。
- 2010今森光彦 里山紀行(Yama-Kei Calendar)/今森光彦
- ￥1,260 Amazon.co.jp
- 昆虫記/今森 光彦
- ￥3,360 Amazon.co.jp
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
紹介はこのくらいにして、本題に入りましょう。
モデレーター
今森さん
幅さん
のアイコンでお話わからなくならないようにしますね。
まず最初に、今森さん、里山についてお話を伺えますか？
みなさんは、里山という言葉をご存知でしょうか？
今でこそ認知されてきた言葉ですが、数年前までは広辞苑でも
里山という言葉がなかったといいます。やっと、里山＝雑木林
という記載があるくらいなんですよ。違うと思いませんか？
確かに違和感がある、と思いました。里山ってもっと温かく、
見守ってくれている、人と自然が調和した感じの山のことを
言うのではないかしら・・・って思いました。
そう、今森さんがおっしゃるには、人間と自然が共存できる環境のことを
定義するんじゃないかと思う、と。。。
上にリンクが貼ってある里山紀行という本は３０年間かかって作り上げた
作品集だということで、中には同じ丘に登っても、あのショットが撮れたのは
後にも先にもこの一枚だけという写真もあったりするそうなんですよ。
今森さんは写真を撮るにあたり、８割は手ぶらでリサーチをするそうなんです。
残りの２割はカメラを構えて、写真を撮ることだけに集中するという、少し
普通の人が思うカメラマンの姿とは違うスタイルを貫くカメラマンさんなの。
しかも、道具にはこだわらないというから、目が飛び出るほど驚きますよね
もう一人のゲスト、幅さんは、すごい今森ファンだとかで『里山紀行』は
本屋さんでは写真や美術コーナーに置かず、子供の絵本コーナーでも
いいじゃないか？って思うそうです。分類が下手な本屋さんが、本を売れない
状況を作り出していることに、気がつかないから、出版業界頭打ちみたくなって
いるのが原因のひとつだと思うとおっしゃってました。
そ、そう、なんで、あんなに本屋さんの分類ってあーなの？
全国の本屋さんにそういってくださいよ、
あ、だから僕みたいな仕事が成り立つんですよ
なんて、楽しい会話がたくさん弾んでました。
幅さんの最初に名前が知れたきっかけになった、六本木ヒルズのTSUTAYA
なんですけど、皆さんは行かれたことありますか？あそこって、いすがあったり
スタバのドリンクを飲みながら、未購入の本をソファーで読めたりと、
今でこそ増えてきたスタイルのさきがけじゃないかと・・・
では、幅さんが最初に手がけた、TUTAYAを作り上げるときのお話を
少しお聞かせください。
ライフスタイルに根ざした「フード」「トラベル」「アート」「デザイン」を
４つの柱として、テーマ性に沿って深くセレクトしていくことを提案されて、その
コンセプトで考えたときにたとえば、大好きなこの本をどこに置こうか・・・と
百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))/ガブリエル ガルシア=マルケス
- ￥2,940 Amazon.co.jp
悩んだときに、小説だけど読み進めると、あ～この本に出てくる、この景色が見たい
と思えるような本は、旅のナビゲーターになるかも知れない、と思ったときに
地球の歩き方シリーズの横にあっても良いのではないか？と思い、そう分類して
見たりすることによって、人が手にとって見たくなる本棚を提案したいんです、と、
お話されてました。確かに、何で小説が小説のおいてある場所にしかおいちゃ
いけないのか、ときかれると、わからないものよね。
この本↓のお話も出ました。長くなるので割愛しますが、お二人が薦める本でした。
- チョウはなぜ飛ぶか 日高敏隆選集 I (日高敏隆選集 1)/日高敏隆
- ￥2,100 Amazon.co.jp
自然というのは人間がいないと潤わないということに、気づくことが大事という
お話も出ました。昔は、お米を作るときには腐葉土が必要になるので、
山に植樹し、その葉っぱが腐葉土になり、という風に、ミツバチが受粉を手伝う
のと同じように、人間も昔から自然の恵みをいただくとともに、自然が生き延びる
お手伝いをしてきたのだと。人間は破壊しすぎただけで、木を切ることだけを
みたなら、それは悪いことではなく、反対に手伝ってあげているのだということを
みんなが知らな過ぎるということを、自覚することが大事というお話も。
開始前にいただいたクスクスや体に優しそうな新鮮なお野菜を使ったプレートです。
白状すると、軽食って本当に軽食だったらいやだから食べていこうって言って、
大好きなBaker Bounce（ベーカーバウンス）でハンバーガー食べた後で、思いの外
しっかりしたプレートだったので、びっくりしちゃったよ
たくさんのお話を伺ったのに、あまりに面白いお話で、ついつい聞き入ってしまって
メモがあまり取れずにおりましたが、トークショウのあとで、今森さんにお話を
直接伺う時間をいただきました。とっても気さくな方で、子供のように目をきらきら
させて、お話くださる姿がとっても印象的でした幅さんまではうかがえず残念
テーブルでお隣になった若きIT社長さん、なんと趣味がカメラということで、
上手に写真を撮るには？と質問されていらっしゃいましたが、
被写体を愛すること
ひたすら撮ること
人の作品を見ること
結局はこの３つになるから、コレが一番大事とおっしゃってました。
そういいつつ・・・
というわけで、
ブログネタ：「小学生の時の自分はすごかったな」と思うこと
参加中デス
今森さんが小さいころ、紙を折ってはさみを入れ、いろんな形を作る
きりえの世界にはまったそうなんです。今見ても、小学校５年生のころが一番
上手だったかもしれない、とおっしゃるほど、切紙が上手だったんだって。
あの頃頂点を極めてしまったので、今のほうが下手ですっておっしゃるの
少し前にお子様がクリスマスの飾りがないというので、紙を切ってみたら
切れたのが再開したきっかけで、そのきっかけで、切れる
って言うことに
すごく驚いたそうなの。でも、今はこんな立派な本を出されたり、NHK趣味悠々
で、講師をされたりと、こちらの趣味の世界もだんだん仕事化しつつあり、
楽しみが減るから、ほどほどにしたいとおっしゃってましたよ。
- 今森光彦の楽しい切り紙/今森 光彦
- ￥1,470 Amazon.co.jp
そして、そのお話の中で、集中力や、考える力にもなるので、切り紙は
すごく良いのだそうよ。立体のものを平面で、しかも折りたたんだ上で
カットしていくというのが、いいのだとか。
まず最初は、この本の最後に切り紙のパターンがついているので、それで練習を
してみると、上手に切れるようになっていくから、楽しさを知ってもらうためには
こういったもの↓を利用して楽しんでください、と教えてくださいました
今森光彦のすてきな切り紙―里山へようこそ (NHK趣味悠々)/著者不明
- ￥1,155 Amazon.co.jp
千葉県船橋市にあるアンデルセン公園の子供美術館の館長さんが、
昨年夏に開いたこんな展示 がきっかけで、切紙にはまり、人が変わったように
のめりこみ、こんなことまで計画し、実行してしまった
そうです
そんな風に吸収したいと思った瞬間に集中できると、いいから、今興味を
もってくれたなら、一度やってみてください。ただし、はさみ
でね。と
本当に、少年のようにキラキラした笑顔でお話してくださいました。
私が小さいときは、どんな子供だったかというと、記憶力がえらい良くて、
区画整理が何年もの長い歳月をかけてしていた仙台市（父方のお墓があるの）
では、お参りするお墓のある場所を行ったところで、住所も変わって
途方にくれているところ、私がナビして、行きたかったお寺にたどりついたり、
前回行ったお店がおいしかったから、またあのお店に行きたいと、
お店の場所を覚えてて、そこに連れて行ったりと、かなり、場所を覚える
記憶力が発達しておりました（笑）たぶん、また食べたかっただけかと・・・
最後に私たちが今森さんにお話を伺っているところで、時間がなくなったと
幅さんがいらして、名刺交換されてて、なんだか微笑ましかったです
幅さんもなかなかあかず、お話伺えず本当に残念でしたが、どこかでまた、
幅さんのお話を伺う機会を見つけたいと思います
お子さんのお話をしているときに、キラキラし、口から出てくる言葉は
モーツァルトのように誰でも知っている言葉なのに、美しくてきれいで、
同じ日本人で、日本語をしゃべれるというのが恥ずかしいくらいでした。
語彙力は今年の私が注力したいキーワードになりました。
とにかく本をめくるという行為すら、現代の人たちは忘れてしまうんじゃないか、
と心配し、だからこそ、本を手にして、本をめくるという行為を忘れないための
めくっていきたくなるわくわくする本屋さんを作るのがお仕事なんですって、
おっしゃっていらしたの。
私、ちゃんと本を読んでないな、本を読むことで、こんな風に自分をブラッシュ
アップできるツールだと認識しておきながら、買うことで満足してしまって
いた自分をとぉっても恥ずかしいと思いました。苦手だけど、苦手で終わらせず
がんばって、絵本でも写真集でも、少しずつめくる癖をつけたいと思います
びっくりしたけど、皆さん快くお話をしてくださったり
手にとって見ることができる、本なんかも置いてある
最後まで読んでくれてありがとう
でわ、また、次の記事でお会いしましょうね
読み残しはな～い？最近の記事です。
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