Grace Mahya Trio @ 横浜 Dolphy　2015-12-28

　12月28日（月）は，横浜の Jazz Spot Dolphy で行われた，Grace Mahya Trio のライブに参戦．

　今回のメンバーは，ベースに楠井五月さん，ドラムに菅野知明さんを配してのトリオ編成．

　

　
　この日は，横浜で年内最後のライブで，私的にもライブ納め．

　会社も，この日で仕事納めだったので，定時に退社して，その足でそのまま会場へ．

　

　19時30分開演予定なのに，19時30分に始まらないは，言うまでもありません．(笑)
　相変わらず自由な Mahyaさん．（笑）

　

　予定時間に遅れる事 20分，19時50分頃，メンバーがステージに登場．

　1st Set

　オープニングは，楠井さんのベース・ソロと菅野さんのドラム・ソロをフューチャーした "Kiss Of Life"．

　

　「言葉を憶えたり，色々なカルチャー，文化を観る，感じるのが好きで，2016年の抱負は，色んな国に行く事です．忙しい毎日で，どこも行けないので，そんな思いも込めて，今日，ワールド・ツアーをしたいと思います．」
　「この曲は，通常ポルトガル語で歌われる事が多いんですが，もう少し都会的にシックな感じにしたかったので，フランス語ヴァージョンで歌ってみます．」との MC から 1st アルバム『The Look Of Love』に収録されている "La Chanson D'orphee" （"黒いオルフェ"）．

　

　「Ｍｅｒｃｉｂｅａｕｃｏｕｐ！（メルシーボークー）」

　「次は長年住んでいた，Deutschland（ドイチェランド）」
　3曲目は 2nd アルバム『Last Live at DUG』に収録されている "Bei Mir bist du schön" ．

　　

　「Ｄａｎｋｅｓｃｈｏｎ！（ダンケシェーン）」

　「何処，行こうかな．．」
　お客さんから「九州！」の声が．
　「九州行きます．一旦帰国ね．」

　　

　"あんたがたどこさ" のフレーズを．．．
　途中からヴォーカル付きで歌詞を「肥後→横浜」，「熊本→野毛」に代えて，その後は "赤い靴" を挟んでインストゥルメンタルの "My Favorite Things" へ．
　この "My Favorite Things" では，各パートのソロが，フューチャーされ，終盤で再度変調した "あんたがたどこさ" が挿入され終了．

　

　
　「九州，横浜，JR東海の京都，野毛に戻ってきました．」
　「じゃぁ，また何処かいきましょう．」
　「ロシアに行きましょう．」

　ダークなベースのみの導入部から，最近は前半部分をロシア語で歌っている "Dark Eyes"．
　この "Dark Eyes" は，一旦終わり掛けてテンポを上げて行き，お客さんもそれに合わせて手拍子を叩いて盛り上がりました．

　「Спасибо（スパスィーバ）」

　「もう時間？もう 1曲？」
　お客さんから「Italy （イタリー）」の声が．

　イタリーと言えば，最近はセットリストの定番になっており，途中にドラムだけのリズム部分をフューチャーして，イタリア語で歌う "Volare"．
　この曲はビールの CM でも使用された曲で，お客さんも知っており，途中の「Volare Oh Oh，Cantare Oh Oh Oh Oh」の部分は，お客さんも一緒にコーラス．
　やはり，この曲は盛り上がります．

　

　ショート・ブレイクを挟んで，2nd Set のスタート．

　2nd Set

　ピアノについた Mahyaさん
　「いきますかぁ」と一言．
　 1曲目は中盤以降は軽快なリズムで，ベース・ソロ，ドラム・ソロを含んだ "Love Leaaers"．
　この曲は，Mahyaさんのライブでは個人的に初めて聴いたと思います．

　

　
　 2曲目は，最近演奏される機会の多い "Antonio's Song"．

　ここで MC．
　"Antonio's Song" の歌詞に「Rainbow」（虹）が入っており，副題：The Rainbow なので，その関係なのか，次に歌う曲が "Somewhere Over The Rainbow" なので，その前振りなのか過去に KAMOME でのライブの際にも聴いた「虹」の話が飛び出しました．

　

　名古屋で実際にあった話として Mahyaさんは雨が上がると虹を探すそうですが，バンド・メンバーもライブのお客さんも虹を探す人はおらず，偶然に見るものとの事で，呆然としたと言うお話．
　Mahyaさんご自身も，雨が降った後，晴れる度に，虹を探しているのに，ここ 2年間は見ておらず，運，タイミングだと感じているという事でした．
　
　またここで絶好の場所である，某所のプールの話，雪深い地域の人は，雪の話に敏感で，ライブで行った際に雪が降り出し，喜んでホワイト・クリスマスになったと言って，お客さんに顰蹙をかった経験があるので，それ以来，雪の話題には注意しているとの事．

　

　相応に長い時間，お客さんとのやり取りを含めて MC が続いたと思います．

　3曲目は，映画『オズの魔法使い』で有名な "Somewhere Over The Rainbow"．
　Mahyaさんの歌う "Somewhere Over The Rainbow" も，初めて聴いたかと．

　続けて 4曲目は，最近のセットリストの定番で，ブルーノ・マーズ（：Bruno Mars）さんの "Just The Way You Are"．

　

　ここで再度 MC．
　キングレコードで，今年の 1月発売した『SEASON SONGS』の売れ行きが良いので，フューチャリングでは無くて，Grace Mahyaさんのアルバムを作りたいとの事で，アルバムを作る事になった．

　今回もハイレゾで，ハイレゾはカットとかもできないので，前回同様に一発勝負．レコーディング自体は 1時間30分程度で終了すると思う，レコーディングは 2月頃と言っていましたが，もしかしたら 4月頃になるかもとの事．
　キング・レコードからの 2枚目で，通算 8枚目となる，このアルバムは期待ですねぇ．

　ちなみにオリジナルで，アルバム未収録の "Sad Samba" や "To Be Loved" は，このアルバムには収録されないようです．
　
　

　ここでメンバー再度簡単なメンバー紹介．

　「二人とも引っ張りだこだけど，今日は Grace Mahya がゲットしました．」
　「二人とも優しくて．．．．音楽だけじゃなくて，皆仕事が違うけど，結局は人間でしょう．そこから音楽家なのか，銀行員なのか，ジャズ喫茶やるのか．．．．」
　「また来年も宜しくお願い致します．Tomoaki Kanno，楠井五月．Dolphy．」
　「OK！　後，10曲ぐらいいきます．(笑)」

　 5曲目はオリジナル・ソングの "Sad Samba"．

　

　本編最後は，今年66歳になられた方がお客さんにいたからか，元々セット・リストで用意していたからかは不明ですが，こちらも定番の "Route 66"．　

　横浜最後とあってお客さんのアンコールを望む手拍子は凄かった．

　アンコールに応えて，ホレス・シルヴァー（：Horace Silver）さんの "Peace" を歌って，ライブを締め括りました．

　最後は記念撮影．
　

　

　この日が今年最後の横浜でのライブ．
　1st Set では，フランス語，ドイツ語，ロシア語，イタリア語で歌を披露．日本語パートでは何時もの "あんたがたどこさ" が披露され，2nd Set の長めのトーク・タイムでは，久し振り（KAMOME以来）に「虹」他の話も聴けました．
　ライブのサブ・タイトルに「忘年会」とあるように，何時もより MC も多く，特にお客さんとのやりとりもあり，本当に楽しめたライブでした．

　最後に Mahyaさんに貰ったカード
　

　[Set List]
　　[1st Set]
　　　1. Kiss Of Life
　　　2. La Chanson D'orphee
　　　3. Bei Mir bist du schön
　　　4. あんたがたどこさ
　　　　　～赤い靴
　　　　　～ My Favorite Things
　　　　　～あんたがたどこさ
　　　5. Dark Eyes
　　　6. Volare

　　[2nd Set]
　　　1. Love Leaaers
　　　2. Antonio's Song
　　　3. Somewhere Over The Rainbow
　　　4. Just The Way You Are
　　　5. Sad samba
　　　6. Route 66

　　　　 [Encore]
　　　7. Peace
　
　[Member]
　　Grace Mahya ： Piano，Vocal
　　Satsuki Kusui ： Bass
　　Tomoaki Kanno ： Drums

[参考]