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工場萌えには魅惑の工場内・・・・
ここから先は危険区域や撮影許可区分があり、ブロガー自身のカメラは撮影禁止です。
(c)ブロぐるめさん、とある画像は東洋ガラスさんにOKをいただいたものを後日画像をいただきました♪)
こんな細いところを身を細め進んでいくんですよ・・・もう感激っはぁはぁ



管理室・・・だったかな。管制室かな。



ここで24時間体制で工場内のシステムを管理し、設置したカメラで釜の中なども監視しています。


音がすごい箇所があり耳栓をしてきた理由がわかりました。
あと、熱風の圧力が吹きすさぶ場所や、釜の近くはものすごく熱くて顔が真っ赤になるほど。サウナのようです・・・
この中でずっと作業をされる社員の方はさぞ大変だろうと数秒いただけで痛感しました。


調合・溶解ゾーン

必要な原料の重さをはかり、ミキサーで混ぜ1500℃の窯で溶かしガラスを作ります。


成形ゾーン

溶けた原料は適量の「ゴブ」と呼ばれる赤いガラスのかたまりにカット。
なんとはさみのような機械がスピーディーにチョキチョキ切っていくよ~!
かたまりを製びん機の金型に入れてびんの形に。




出てきたびん表面は700℃にもなりこのように緋色の輝きを放ちます。



廃油にまみれたアームから「ガシャコー!ガシャコー!」と延々と繰り出される、燃えるような緋色のびんは、美しくて美しくて、でも儚さもあって、まるで生まれたての赤いたまごのよう。

流れてくる姿に、声もなくただ立ちすくんでずっと見ていたい、不思議な感動があります。



機械が命令のまま、無機質に同じ動作を繰り返す姿に、刹那な感じというか、
ううーん。なんて表現すればいいんだろ。
日本はもともとすべての個体物体に生命が宿るアニマリズム的な思想があると思うんだけど、それは機械にもいえるというか・・・。
ガラスびんという命が生まれ、形作られているという点では、工場ってやっぱり聖なる場所なんですよね。(一部マニアにだけ?)
 



少なくとも私は造船地帯、工業地帯に育っていたから町の繁栄や悲哀も含めた工場の侘び寂び(錆び?)になぜか惹かれる。
小学校の写生はいつもクレーンか船でした(爆)ガクリ


だからものが生まれいで、そしていずれは解体され消えゆく場所でもある、そんな哀しさのただよう場所が工場だとずっと思っていましたが、東洋ガラスさんを訪れて幼い頃の記憶が塗り替えられました。


――― ここはものが生まれ、いずれは解体され、そしてまた新しく再生される希望の場所。



赤いゴブがキラキラ燃える姿、本当に本当に美しかったです。


<つづく>


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