夏休みの最終日(15日)、田んぼアートを見に行ってきました。
場所は埼玉県行田市の古代蓮の里(こだいはすのさと)
とにかく田んぼアートは大きいので上空からじゃないと絵柄を確認できないんですよ。
仕方なく(笑)公園内にある展望タワー に登って上から見ることにします。
JAFに入会している方は会員証を提示すると50%オフになるみたいです。
もともとそれ程お高くはないのですが… ありがたく利用させて頂きました (-人-)スミマセン
あ。田んぼアートっていうのは水田をキャンバス代わりに、種類の異なる(色違いの)稲を使って
絵を描こうというものです。詳しくはこちらのサイト が全国レベルで網羅しています。
苗が小さなうちは図柄が分かりませんが、成長するにつれてハッキリとした絵になってきます。
実際に田んぼに植えられている稲はこんな感じ(あともう一種類<緑色>も使用)。
色が分かるくらいに生育した今頃がベストな見ごろだと思います。
入館すると入り口には映画「のぼうの城」の巨大パネルが飾られていました。
映画関係者はもちろん、行田市の期待値の高さも相当なものですね。
主な撮影は北海道の野外セットで行なわれましたが、実際の水攻めの際に三成が本陣を構えた
丸墓山古墳
でのロケも(ちょっぴり)行なわれ、市民がエキストラとして参加しております。
そんな映画、のぼうの城 の公開は11月2日。
舞台となった行田市内に映画館が無いので聖地で見ることはかないませんが、みなさん地元の
映画館でご覧ください。
オフィシャルサイトの予告編
を見る限りでは期待できそうですよ
あ。もちろん、行田市の忍城おもてなし甲冑隊
もお忘れなくドウゾ。
柴崎さまと靱負くんに挨拶をした後はエレベーターに乗って50m上の展望台に。
そこから見える景色が…
こちら!2012(平成24)年度の田んぼアートでございます (・ω・)/
行田市では2008(平成20)年度から毎年図柄を替えて実施しています。
今年はのぼうの城公開ということもあり、今まで以上に宣伝色の濃い内容になっていました。
石田三成と成田長親(のぼう様)、のぼりのほか丸墓山古墳(三成の本陣が置かれた場所)と、
忍城・御三階櫓(ごさんかいやぐら)も追加されています。
なんか無理やり挿し込んだ感のある配置で、デザイン的にどうなの?という気もしますが、今年の
田んぼアートはギネスワールドレコーズの認定を視野に入れた、過去最大の面積を誇っています。
(昨年は図柄部分の面積が少なく、認定ならず)
あまりに横幅が広すぎて全景を写すのが一苦労ですねぇ (-ω-`)
一般的なコンデジに付いている「28ミリレンズ」では端が切れてしまいますよ…。
もう少し広角のレンズ(24㎜)のカメラで撮影すると、ようやくGYODAの文字が全て入りました。
フルサイズの一眼レフカメラだと24㎜レンズ、APS-Cサイズの一眼だと17㎜レンズくらいを使用
しないと全景を入れるのは辛そうです。
この田んぼアートの事業はただ単に絵を描くだけでなく、そこに至るまでのプロセスも見もの。
その田植えが市内外のボランティアを募って6月に行なわれました。
図柄の中心となる難易度の高い箇所は高校生以上で、田植え作業経験者のみという本気モード。
その他の部分は一般市民のボランティアが総出で苗の植え付けを行ないました。
ブロ友のはにわさぶれ さんが参加されましたので、その際の逸話はこちら とこちら と、こちら にて。
甲冑隊ファン、行田市ファンには超おススメのとっても楽しいブログですよ ( ´艸`)
図柄は展望タワーから見ることを想定してデフォルメされています(遠景は大きく、近景は小さく)。
元となったのはオノ・ナツメ さんのこのイラスト で、使用されている稲の種類は…
①緑色(図柄の周囲) : 彩のかがやき・・・主食用水稲。埼玉県内でのみ生産される県の奨励品種。
②白色(顔・のぼり旗部分) : 白いかがやき・・・主食用水稲。彩のかがやきの変異種。
③白色(顔絵部分) : ゆきあそび・・・観賞用水稲。田んぼアートへの利用を考え青森県で育成。
④黒紫色(顔絵・文字の部分) : 紫905・・・古代稲。葉・茎など稲の全体が黒紫色。
⑤黄色(のぼり旗の縁どり部分) : 黄大黒・・・古代稲。葉・茎など稲の全体が黄色。
実際の稲は先ほど入り口に置かれていたものです。紫905などは昆布みたいに黒かったです。
秋になって収穫されたお米は田植え参加者に配られるそうです。
田んぼアートに参加できたうえ、実際に食べられるとなると嬉しいでしょうねぇ (^ω^ )♪
さて。蓮の花茎をイメージして作られたという展望タワーは周囲360度、ぐるりと見渡せます。
高さ50メートルとはいえ、周囲は田んぼだらけなのでかなり高く感じます。
この日は残念ながら霞んでいましたが、天気が良いとスカイツリーも見えるようです。
他にも期間限定でイルミネーションをやったり、初日の出を見たりイベントも開催しています。
南東側に回り込んでくると、田んぼアートが見えてきます。
ただ、午前中はこちらの面に直射日光が射し込むので撮影が非常に難しいです。
~南東方向に田んぼアートがあります~
ちなみに、フツーに撮るとこんな風に自分や周囲の景色がガラス面に写り込んでしまいます。
そこで、撮影の際にちょっと工夫をするだけで写りこみの少ない写真を撮ることができますよ。
・カメラをなるべくガラス面に近づけて撮る
(バッグや帽子など黒いものでガラス面に影を作るとなお良し)
・午後になってから撮影する(太陽が直接入ってこないため反射が少ない)
ね。簡単でしょ。
会館はチケットさえ持っていれば何度でも再入場できるので、ベストな時間帯を見つけてください。
以前も言ったけど一番イイのは、暗幕を被って撮影するかな?ヾ(-ω-`)怪しすぎるけど
では、例によって下に降りて直接田んぼの様子を見に行きましょう。
そのあと公園内をまわって、わずかに残った蓮の花を観賞してみたいと思います (・ω・)/
古代蓮の里(こだいはすのさと)
http://www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu/
〒361-0024 埼玉県行田市大字小針2375-1
【利用料】 公園内は無料開放
【駐車場】 今の時期は無料
【開館時間】 9:00~16:30
【閉館日】 月曜、祝日の翌日(土・日は開館)
【入館料金】 子供:200円 大人:400円
各種割引きあり。詳しくはHPにて。
古代蓮に関しては行田市のHP も参考にどうぞ。
【 展望タワー編 >> 地上で田んぼ見学編 >> 園内散策編 >> うどん編 】