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メガネ美人が世の男達を刺激させ始めて2年目の今夏、
メガネをかけたまま眠ったおかげですっかりフレームがひん曲がってしまった。
輪郭に合わぬモノを身に付けることの苦痛。どれだけ心と体を蝕むことか。

そんなうだつの上がらぬ男が今はとある冷え切った待合室でイライラ感を
あからさまに魅せつけてきた。魅せる....魅せる...魅せられて....
ああ、懐かしや懐かしや。

鳥肌ものの待合室。朝イチの開店に出遅れたためだが、縁もゆかりもないのに
番号札は「110」。ちなみに時報は「117」、天気予報は「177」。
待つや暮らせど出番はまだだ。そんな時には読書が一番。
カバンの中からひょっこりと、いかにもこの場にふさわしい本を1冊を取り出そう。

シャイロックの子供たち
シャイロックの子供たち池井戸 潤

文藝春秋 2006-01
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おすすめ平均 star
star池井戸潤の銀行もの以外が読みたい!
star中盤からぐっとミステリー?
starいまいちスッキリしない…

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シャイロック。 「ヴェニスの商人」に登場する強欲なユダヤ人の金貸しの名だ。
ヴェニスの商人ヴェニスの商人
ウィリアム・シェークスピア マイケル・ラドフォード アル・パチーノ

ポニーキャニオン 2006-04-05
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表紙をなるべくカウンターに見えやすくするように本を開く。これぞ確信犯。 効き目は抜群。顧客係のメガネ美人もはたしてうろたえた。 "シャイロックの子供たち"に用があるにはわけがある。 やられたのだ、財布ごと。現金、カードに免許証。うだつが上がらぬにもわけがある。 やられたというとみながスられたと思うだろう。しかしそれは事実でない。 わスれたのだ。どこかで。そしてそのどこかをもわスれたのだ。 つまり、脳がヤられたというわけだ。暑さ寒さも彼岸まで。あるじの熱さはどこまでも。 う~ん、パッション。 失ったことに怒りを感じながらも焦りに焦って手当たり次第に電話をかけたら どこもかしこも1050円。 カード再発行の手数料。どこもかしこも横並び。不満が、本のタイトルを見せつける 行為にさせるのだ。ええい、シャイロックの子供たちめ。 ヤられたと言えば、ユダヤの連中が生きるイスラエルが隣国レバノンに一撃をくらわせた そうだ。 ジダンの一撃にイスラエルの一撃。ちなみにオレは先日楽天のオークションで 一撃をくらわした。つまりは即決オークションの落札者となったわけだ。 物欲は一撃必殺に尽きる。待ち焦がれるのは色恋で十分だ。 話を戻す。イスラエルだ。すぐにイスラエルと聞くと大きく物を見ようとする。 わからぬところを大きく見ようとするとケガをするのが我が家の家訓。 小さいことからコツコツと。ちなみに西川きよしは料理が下手だ。ただし目玉焼きは別である。 大きく見ずに小さくイスラエルを知るにはこれがよい。
見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行
見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行四方田 犬彦

作品社 2005-07-29
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star重く長く続く読後の感覚
star心と頭を揺さぶられる
star知らなかったということの恐ろしさ

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現場を知るにはまずは紀行文だ。稼ぐが勝つのは足が一番。 行きもしないのに知ったふりをするのは愚の骨頂。 複雑怪奇な過去の荷物をしょった国が見たイスラエルは一味違った国となる。 旧ユーゴスラビア紀行との2部構成。 そんなヒロシに騙されたいなら、こんなアルジに騙されろ。保証する。 (作成は7月12日です。)
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など。

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などなどなどなど。

頭がいい人、悪い人の話し方
頭がいい人、悪い人の話し方樋口 裕一

PHP研究所 2004-06
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おすすめ平均 star
star自分を反省するきっかけに
starそうなんでしょうが・・・
starうーん・・・

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先日、樋口裕一氏の著書、「頭がいい人、悪い人の話し方」を105円で 購入する機会に恵まれた。ちまたで人気のブックオフである。約200ページで 字もちょうどよい大きさ、軽めの新書ということで1時間ほどで読み終えたのだが、 その中で印象に残ったのは残念ながら本書の内容ではなく、 「など」 であった。説明しよう。 「など」を辞書でその使用法について確認すると ① 例を挙げてそれだけに限らずその他にもある意を込めていう ② それだけに限定しないで柔らかくいう ③ 引用句をつけて「大体そんなことを」の意味を表す ④ 「寝坊などするもんか」 という否定 そして ⑤ 軽蔑をあらわす 「頭がいい人、悪い人の話し方」のタイトルにもあるように、「頭の悪い人」の例 を読むと ~などと言う ~などを連発する ~などと例示する とこれらだけにとどまらず、軽蔑の「など」を無差別に使用している。 別のところに反応すればいいのになぜ、「など」に激しく反応するかというと、 昨今のニュース番組におけるアナウンサーのある事件に対し、その容疑者への 侮蔑、軽蔑を込めているのか、視聴者を腹いっぱいにさせるほど「など」を 使うも、ちょっといかがなものかという意見を持つからだ。 ○×容疑者は 「カネが欲しかったから押し入った」などと供述しており..... △□被告は 「神がのりうつった」などと冒頭の陳述で..... 北朝鮮側は 「拉致は解決した」などと主張しており...... といった具合だ。 特に昨今起きる凶悪犯罪が起きる背景、原因がどうもはっきりしない、理解できない 場合に「などなどなどなど。」と乱発することはなはだしい。 マスコミは自身には理解できない、理解しようとしない出来事には 必ず軽蔑の意味を存分に込めて、「など。」を持ち出し、視聴者を自身の思想に誘導 する。 つまり、「など。」という軽蔑を込めた言葉の乱用は、 多くの視聴者、読者に単純明快に受け取ってもらいたいマスコミにはとても便利な 言い回しだ。 思考を研ぎ澄まさなくても物言いに「など。」を付ければ 一発で聞き手を牛耳ることが可能となる。 だからいつもニュースでこの言葉が出ると顔を歪めてしまうのだ。 オレの五感をたった2語で鈍らせるなと。 このなどなどの大盤振る舞いにイマイチぴんとこない方のために とっておきの例があるので以下に紹介しよう。 悪意と侮蔑がしっかり搭載されている。 ---------------------------------------------------------------------- また外したのか、直木賞 !!
まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒三浦 しをん

おすすめ平均
stars読みたいもの
stars人と人が関わっていくという物語
stars落ち着いたエンタテイメント
starsなんとこの人は芸達者なんだろう
stars古風で爽やかな物語

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風に舞いあがるビニールシート
風に舞いあがるビニールシート森 絵都

おすすめ平均
stars挑む人の小説
stars挑戦者としての生き方
stars2000年代の市井小説

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予想 前編 予想 後編 13日、第135回直木賞の選考結果が発表され、三浦しをん氏の「まほろ駅前多田便利軒」 と、森絵都氏の「風に舞いあがるビニールシート」の2作品が受賞した。 同時に2作品が受賞したのは131回の熊谷達也氏「邂逅の森」、奥田英朗氏「空中ブランコ」 以来、また今回も文藝春秋社からの受賞ということで、これは5回連続である。 さて、直木賞が近づくと、予想・推理といった類が活気を帯びる。ネット界では昨今 ブログという「自分メディア」の急速な発達により、閲覧者により近い位置でしかも 思いのままを簡単に発信できる場が提供されている。 しかしながら、安易な予想で逆に自分で自分の首を絞める結果になる「エセ予想屋」も存在する。 ここに紹介しよう。 元「本と本屋と図書館に魅せられて」の管理人takam16は134回の直木賞予想をものの見事 に外した挙句、たくさんの疑惑に満ち満ちた言い訳、不遜な態度で我々を困惑させるばかりか、 その後半年もの間、休眠という名の「逃げ」に走り、その後新たに「あるじ...」などというこれまた 稚拙なブログタイトルで再び直木賞予想に挑んだ結果、、ものの見事に砕け散った。今日公開された 映画「日本沈没」にあやかって、「あるじ沈没」とも言える地に落ちた、そして知に落ちた予想ぶり。 しかもひどいことのひとつに前回の経験則がまったく生かされていない点、そしてなんといっても その予想の展開において、受賞作を真っ先に斬り捨てるという先見の明のなさ。 被選出者の初回の受賞時の出版社から、 文藝春秋社から受賞する作家の初選出出版社は文藝春秋社である。 などとの決め付けはあきらかな思慮不足。 前編・後編と2つも記事を用意しながら前編で「なし。」などと真の受賞作を軽く判断し、 後編に落選作をじっくり推理するという言葉のムダ遣い。 おまけに読者にあれだけの長文を読ませておきながら結論が 該当作なし などでは開いた口も塞がらない。 さらには今回は締めを「あるじの広報」なる者に任せ、責任を逃れるなどといった 過去の反省を全く活かしきれない今予想に読者を代表してまことに遺憾であると 述べざるを得ない。前回同様雲隠れを決め込む算段か。 翌日あるじの居場所を突き止めようと懸命の取材を続けた結果、我々が懇意にして いるとあるラーメン店で、ツバのやけに長いキャップを深々とかぶり、おまけに夜にも かかわらずサングラスをかけソバをすするあるじを偶然にも発見。突撃取材を試みた ところ、 「直木賞とはなんだ?」 「受賞作よ、おめでとう。」 などと小声での弁解はあまりにも見苦しく、しかも寂しい。 挙句の果てに 「もう直木賞を予想する、などということはやめにした。」 などと逃げのコメントまで準備する周到ぶり。なのにラーメン店で安易に発見される というまぬけぶりに我々はあるじの存在自体に NO と否定せざるを得ない。 この予想は資料がある限りのちに語り継がれる駄作ということに誰も否定はしないだろう。 あるじの予想などもう誰も.....
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 135回直木賞候補作


「砂漠」             伊坂幸太郎  実業之日本社  

「安徳天皇漂海記」        宇月原晴明  中央公論新社

「遮断」             古処誠二   新潮社

「愚行録」            貫井徳郎   東京創元社

「まほろ駅前多田便利軒」     三浦しをん  文藝春秋

「風に舞いあがるビニールシート」 森絵都    文藝春秋




いままで2年以上ブログを続けてきたが、文章に「だめだしライン」を引くのは
ブログ生活で初のこと。文藝春秋の皆様には悪い夢を見させてしまっているが、
「だめだしライン」の2作品に直木賞受賞のチャンスはない。
その理由は前回に述べたとおり、初選出時の出版社がどこかということが
影響を及ぼすからだ。2人の初選出作品が文藝春秋社から出版されていれば
今回の受賞は十分考慮されてしかるべきだった。
今回の三浦しをん氏、森絵都氏の2人にとってはちょいと敷居が高いようだ。
選考委員の選評というのが文芸誌「オール読物」に掲載されるのだが、

「次回作に期待したい。」

と逃げ道をつくるコメントでお茶を濁すこと必至であろう。



● 「愚行録」  貫井徳郎   東京創元社  初選出

まさに晴天のへきれき。まったくのノーマークに思わず頬がゆるんでしまった。
まずはこの東京創元社という出版社がかつての直木賞の舞台に登場した記憶は、
あるじのオレがもうろくしていない限りない。
候補作予想をする時の目安の1つは出版社だ。

文藝春秋社、新潮社、講談社、集英社、中央公論新社、角川書店、
マガジンハウス、幻冬舎、

が予想候補作の第一関門と設定しているため、自然と東京創元社はふるい落とされ
てしまうのだ。おまけにこの出版社は「推理モノ」に強いとの印象が強く、実際に
著者の作品も事件や推理を扱ったものが多い。心理描写や人間模様を強烈に訴えかける
作品であるなら許容範囲だが、この作品は違う。
大相撲で中堅平幕力士が横綱大関の不振にかこつけて優勝するようなものだ。
残念ながら見送りが懸命だ。


● 「安徳天皇漂海記」  宇月原晴明  中央公論新社  初選出

7月発表の直木賞を予想する際、必ず確認しておくべき情報がある。
5月に発表された新潮社が母体の山本周五郎賞だ。
本作品がその受賞作品である。

直木賞選考委員はこの山本賞を受賞した作家、作品に対し、軽く次のようにのたまうのが
通例だ。

「この作品は山本賞を獲っているから今回はちょっと....」


とまるでママに悪いことをしたことを指摘されてその言い訳にシドロモドロになる坊や
のごとく歯切れが悪くなる。いい大人だよ、まったく。
作品自体も直木賞に求められる大衆性や一般ウケといった一億総中流にあわない異色の
タイプの作風だ。それゆえ、ディープなファンも多い。
実際本作品は手元にあり、現在読書真っ最中の1冊である。
おもわず世界にどっぷりディープにつかりそうだ。

ただし出版社の視点で見るなら、中央公論新社からの初選出は将来直木賞を獲れる可能性を
残している。異才の点で共通する京極夏彦氏が中央公論新社を経てのちに角川書店で受賞
している。山本賞と直木賞の両方を受賞できる作家というのも

熊谷達也
京極夏彦
江国香織
乙川優三郎
重松清
篠田節子
宮部みゆき
船戸与一

と8名いる。山本賞は現在までに19回開催されており、決して将来受賞の可能性は
低くない。



● 「砂漠」 伊坂幸太郎  実業之日本社  2回連続5度目


いつ獲るかいつ獲るかと言われ続けてまもなく3年が経とうとするが、どうやら
直木賞の罠にはまりつつある作家である。
賞を期待されて獲る作家は初選出、遅くても3回目の選出で期待に応えるものだ。
それが期待されるたびに選考委員にがっかりされる。
林真理子氏が「期待とがっかり」を選評で繰り返している。
今選出作家中、最も多い5度の選出経験を持つ伊坂氏はどこか空想の世界に入り
込んでいるような感がある。作品の舞台や内容がどこか飛躍しすぎたデキとなっており、
年老いた選考委員達を黙らせるには少し規制が必要なのかもしれない。ただし、
賞のために作風を変えるのは著者の本意ではないだろう。
わずかな違いのことだと思う。
出版社の実績も考慮すれば、今回の受賞は考えられない。



● 「遮断」  古処誠二   新潮社  3回ぶり2度目


古処誠二氏は今回選出された作家の中で、最も人気がないと思われる。
なぜなら、彼の一連の作品は一貫して太平洋戦争時の沖縄を題材にしたものだからだ。
"戦争文学の新鋭"とお墨付きをもらう著者だが、テーマが重いために読者に敬遠され
やすい作品と位置づけられるのだ。
しかしながら、重いテーマの中で芯は決して外さない。情景描写は非常に生々しく、
人物描写にもキレがある。作品に成長も感じられる。

データの観点から著者の初選出を確認すると、集英社からの出版である。
集英社という出版社は直木賞選考においてエリートコースの1つといっても過言ではない。

江国香織
石田衣良
逢坂剛

はのちに直木賞作家に輝き、

船戸与一
佐藤賢一

は初選出での直木賞受賞だ。

また前述のとおり文藝春秋での初選出は文藝春秋からということは、言い換えれば
他出版社での初選出は他出版社から

というのが原則である。

消去法という形で突き詰めてみた場合、唯一残るのはこの作品となる。

しかしだ。ここまで答えを言っておきながらちょっと待った~と苦言を呈するならば、
やはり山本周五郎賞に話を戻さねばならない。この作品は新潮社からの出版なのだ。

2ヶ月前に新潮社が母体のこの文学賞において、候補作として彼らは

文藝春秋社刊  福井晴敏 「Op.ローズダスト」

福井 晴敏
Op.ローズダスト(上)
を選出しておきながら受賞をさせなかったという事実がある。 この屈辱に対し報復行為を忘れるほどお人よしな文藝春秋社ではないことは承知している。 受賞に最も近いと言いながら、 「次回作に期待したい!」 と受賞にふさわしいにもかかわらず、新潮社であるがゆえに強烈な仕返しを浴びせかける 恐れがある。 一方の新潮社もそれに備えるかのように、いまのところ本作品を在庫切れの状態の ままにしている。 そして新潮社による宣戦布告の答えを文藝春秋社はすでに用意していることだろう。 [結論] これだけ読ませておいてまことに恐縮ではあるのだが、 第135回直木賞は 該 当 作 品 な し の予想でお許しいただきたい。 128回以来2年半ぶりのこの結果に文芸界はますます尻すぼみである。 ついでにあるじの夏へ向けての調子も尻すぼんでいる。 しかし、予想の1つでもビシッと的中させることができれば、 いささかの慰めにもなるのだが......... そうは問屋がおろさないだろうな。やはり。 お礼 発表は7月13日でございます。なお予想が外れましても、当ブログのあるじは一切の責任を 負わないとのことですので、あしからず。   by あるじの広報より
 

さあさあ、やってきました。この季節。
6月よりあるじことオレの体調を食い物にしてきたこの"夏バテ"という
脂っこい"病"。朝晩ビショビショの毎日だ。これで汗として出た塩分が
体重減少につながってくれることを期待しながら体重計とのにらめっこ。
いまのところ、オレが笑いっぱなしだ。174センチの身長にふさわしい
体重は骨組みなども考慮すると63キロが妥当だと信じており、現状で4キロ
増しというのは今夏最大の課題だ。増加分が顔とウエストにきていることは
明白だ。皮ベルトの穴は目一杯。
ワールドカップによる夜更かしと早起きはすっかり黄ばんだ顔、黒ずんだ目下を
創作する。自分の意志でつくったわけじゃぁないのに創作だ。
あ~こりゃこりゃ。


人間の体力をジワッを奪うに最適なこの季節は出版の世界では「直木賞の季節」
でもある。年2回のこのイベントもすっかり一般人の魅力の外に追いやられた。
理由は明白。一億総中流の時代は終焉を向かえ、各々がそれぞれの生活にあった
スタイルを追求する時代なのだ。それなのに「大衆文学」という枠で大賞を決め、
みんなが右に倣って
「ああ、面白かった。」

ということもなかろうに....。

しかし実は当ブログは元来「本と本屋と図書館に魅せられて」というタイトルの
改訂版だ。いくら森羅万象を書き綴ろうとしても得手不得手というものがある。
元書店員かつ仕入担当者としてはなにが賞を獲得するかという話題は書店の売上に
かかわる。間違っても候補作止まりの作品を仕入れて売上に貢献させた記憶は経験上
ない。よって理想の中の理想は、あらかじめ予想を自分なりに、あるいは出版社あたりに
探りを入れながら立てておいて、事前に店頭に陳列しておく必要がある。
賞が発表された瞬間、我が書店には受賞作が山積みというプランだ。


 135回直木賞候補作


「砂漠」             伊坂幸太郎  実業之日本社  
伊坂 幸太郎
砂漠

「安徳天皇漂海記」        宇月原晴明  中央公論新社
宇月原 晴明
安徳天皇漂海記

「遮断」             古処誠二   新潮社

古処 誠二
遮断



「愚行録」            貫井徳郎   東京創元社

貫井 徳郎
愚行録

「まほろ駅前多田便利軒」     三浦しをん  文藝春秋

三浦 しをん
まほろ駅前多田便利軒



「風に舞いあがるビニールシート」 森絵都    文藝春秋


森 絵都
風に舞いあがるビニールシート

上記の赤字に注目しよう。この3冊、現在のところ「出版社在庫なし」
の作品だ。つまりは出版社としても候補作に選ばれたからと調子に乗ってほいほいと増刷したあげく、
受賞は見送りになりました、ではとんだ不良在庫を抱えることになってしまう。
この場合、いずれは廃棄せざるをえず、しかるべき業者を通じ、古本業界にどっと押し寄せる
恐れもある。
出版社としては受賞の知らせを聞いて初めて増刷の運びとなるだろう。

その意味では残りの3冊には在庫がある。
理由としては人気作家の伊坂幸太郎については彼というブランドを見越して選出前から多めに
印刷していた結果だろう。もしくは売れ残りの可能性もある。
森絵都の作品は実のところ選考対象である12月~5月発売分のうち、5月31日に発売された
という締め切りギリギリの時期だった。在庫が余っているのは当然だ。
貫井徳郎の作品については事情がもうひとつわからないが、個人的にまさか選出されるとは
思わなかった。 

直木賞は文藝春秋が母体の新人作家・新鋭作家による大衆文学NO1を選ぶ賞だ。
今風にいうならば、文藝春秋からの出版が「ホーム」、その他の出版社は「アウェー」である。

実際、過去の大賞は4回連続文藝春秋からの出版作品だ。

134回 東野圭吾 「容疑者Xの献身」 文藝春秋
133回 朱川湊人 「花まんま」    文藝春秋
132回 角田光代 「対岸の彼女」   文藝春秋
131回 奥田英朗 「空中ブランコ」  文藝春秋
131回 熊谷達也 「邂逅の森」    文藝春秋 

今回「ホーム」の恩恵を受けた2作品は 


三浦しをん  「まほろ駅前多田便利軒」     2回ぶり2度目    
森絵都    「風に舞いあがるビニールシート」 2回ぶり2度目 

文藝春秋という「冠」は確かに有利だ。しかも圧倒的だ。しかし、ふるいに落とされる条件
というものがある。 

文藝春秋社から受賞する作家の初選出出版社は文藝春秋社である。 

逆に言うなら、よそで選出されたのならよそから選ばれろということだ。 
三浦しをんの初選出は 幻冬舎 
森絵都の初選出は   角川書店 

幻冬舎だと例がなく、角川書店だと今選考委員の林真理子まで遡り、しかも彼女は
3回連続候補作に選ばれながら、受賞を逃し、4度目でようやく受賞を果した。文芸春秋社からだった。
20年以上前の話である。読者のみんなは果たして生まれていただろうか..... 


どうやら身内受賞の連続記録は今回でストップすることになりそうだ。
公平な判断という点から考えてもいいかげんそうした方がよい。となると、
残り4作品に受賞のチャンスが到来する。 



次回へ続く.... 

直木賞予想を次回するぞ!

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4年に1度の祭典、ワールドカップもまもなく終わる。
当ブログのあるじであるオレは、今回はドイツの優勝を信じて
疑わなかった。だからベスト4のvsイタリア戦は大変不愉快な
思いだった。
ましてや、フットボールという狭い世界に限定するなら、
イタリアには昔からまったく親近感が持てない。
確かに近所にできたイタリア料理店は店内もアバウトな雰囲気で
見た限り、商売繁盛このうえない。知人と群れるには絶好の環境だ。
また、イタリア各都市の醸し出す独自の「フェロモン」は旅行欲をも
そそる。特にフィレンツェ、ベネチア、ナポリあたりの「フェロモン」は
旅行欲のみならず、別の「欲」もそそりそうだ。いったいなんの「欲」だ。
読者の想像に任せようじゃないか。

実はなぜイタリアのフットボールに嫌悪を感じるかといえば、
数年前に生で観戦したイングランドはマンチェスターで行われた

ACミラン vs ユベントス

のけだるい試合が原因であり、それが決定的だった。
フットボールにあまり強くない方に説明申し上げると、
今、フットボール界で最も注目度の高い大会にチャンピョンズリーグ
という豪華な祭典がある。国の祭典がワールドカップであるならば、
各都市を拠点としたクラブの祭典がこのチャンピョンズリーグだ。
例えばワールドカップにおいて、選手の経験値を問われる時にそのものさしの
ひとつに挙げられるのが、どれだけこの大会で活躍しているか、活躍した経験が
あるかということになる。しかも、参加クラブは欧州の各国リーグの上位チーム
が勢ぞろいし、しかもこの大会では参加するだけでも何億ものマネーがクラブ
の懐に入り財政を潤す。ワールドカップ同様にグループリーグを通過した16チーム
によるノックアウト方式により勝ち上がる形であるため、勝てば勝つほどおカネ
がクラブの銀行口座に入る仕組みというわけだ。つまり勝てば勝利ボーナスが支給される
というわけだ。その額数十億にのぼる。
ちなみに日本代表選手を経験値という点で当てはめた場合、最も経験豊富であるのは
中田英寿ではなく、小野伸ニであった。

さて、この大会で結果勝ち上がったのがこのときは

ACミラン vs ユベントス

どちらもイタリアのクラブだった。
財布の紐をあえて緩めてのチャンピョンズリーグ・ファイナルの観戦。
ところが、というより案の定両者はやらかした。
手の内を知ったもの同士が負けたら終わりの戦いをし、しかもそれがイタリアのクラブ
同士だといったいどんな結果が待ち構えているか、

90分間  0-0
延長戦   0-0

予想通りのPK戦。もちろんイタリアの守備の美学を否定しようとは思わない。
ただ、攻めない試合ははるばる日本から時差というボケをかましながらやってきたオレ
をかえって目覚ませた。時とカネを返せとどなった。
次の日の英国の新聞紙はどれも冷ややかだった。そしてオレも冷ややかだった。
守備のショーはもうこりごりだと思った。
ちなみに最後にPKを決めて勝利を確定させたのは今大会のウクライナ代表エース、
シェフチェンコ。ACミランである。彼は娘の英語教育を優先させるため、来期は
イングランドはロンドンにある注目クラブ、チェルシーでプレーすることが決まっている。
ちなみにチェルシー現監督のジョゼ・モウリーニョ。本業のみならず、ファッション業界
もにぎわす着こなしだ。ぜひ注目されるがよい。
ルイス ローレンス, ジョゼ モウリーニョ, Lu´is Lourenco, Jos´e Mourinho, 西竹 徹, 西岡 明彦
ジョゼ・モウリーニョ
一方敗者となった当時のユベントスの監督が現イタリア代表監督の
マルチェロ・リッピというわけだ。いくらいままでのイタリアとは違うといえ、
もう勘弁してくれよと思うのも無理はない。
 
そういうわけで、まもなく始まるファイナルは理性を失ってでもイタリアの敗退を
希望する。
イケメン軍団もこのあたりでよせ! と言いたい。
まあ、ワールドカップ予想を外したことへの戯言程度に思ってくれればよい。ふんっ。

 
予想、そう、予想である。ワールドカップの優勝国が決定する4日後、出版界では 
「直木賞」という文学賞の戦いがある。
ところがこちらはグループリーグもトーナメントもない。
話し合って決めるというなんとも不公平な賞レース。
候補作が発表されたのでとりあえず以下に作品を紹介し、次回予想する。
え?予想は結構だって? ふざけるんじゃない。
当てなければいつまでたってもあるじの機嫌は斜めのままだ。
ここはガッチリ予想させてもらう。これで書店店長さんも仕入れに苦労することはないだろう。
ふふふ。

135回直木賞候補作


「砂漠」             伊坂幸太郎  実業之日本社  

「安徳天皇漂海記」        宇月原晴明  中央公論新社

「遮断」             古処誠二   新潮社

「愚行録」            貫井徳郎   東京創元社

「まほろ駅前多田便利軒」     三浦しをん  文藝春秋

「風に舞いあがるビニールシート」 森絵都    文藝春秋



 

衰えた。すっかり衰えてしまった。それが如実にわかる。
残念だ......



別に中田英寿の引退についての感想を述べたのではない。

いったい何が衰えたかというと、
自分の文章を書く力が明らかに衰えているのである。
過去の更新記録がすべて残っており、しかもバックアップもとっている。
ちなみにバックアップをとる理由はただひとつ。
サイバーエージェント社が倒産した時に備えているのだ。

以前の文章を読み返し、そしていくつかの最近の更新予定の記事
を読み比べるのであるが、どれも「へたれ」な駄作だ。
お話にならない。

こう書くと、
「書きたいようにやりたいようにやればいいのですよ、ブログなんて自由ですから。」

とおっしゃるうさぎさんもおられるが、「自由!自由!」とおっしゃるうさぎさんほど、
普段不自由をしているか、または不自由な現状に不満であるか、さらには普段の生活で
物事を型にはめたがる傾向を持つうさぎさんである。
つまりは「自由!自由!」と言えば言うほどこちらとしては、そんなに自由が少ない
環境であり、その自由を求めているのだなと勘ぐってしまう。


実のところ、本当に書きたいこと、言いたいこと
というのは、ちゃんと非公開の日記帳というものに日々書き殴っている。
それは確実に更新を躊躇せざるをえない日頃のうっぷんをふんまんに盛り込んだいわくつきの
シロモノだ。こんなことを更新したらとたんにブーイングという嵐に巻き込まれること必至である。

読者から、生活感がいまいち伝わってこないとかわいいクレームをいただくが、
原因は自身の生活面についてはすべて前出のいわくつきのシロモノに納め、封印している
からだ。
よって、更新することしないことときっちり境界線を引いており、発表できることだけ
小出しにしている。
家族や仕事等に関する記事はほとんど出さないし、出す必要もない。それこそ日記帳があるからだ。
よって自分の書くブログについては到底日記にはなり得ない。
よって身近な事象から本の話やテレビの話、事件・事故へとつながるオーソドックスな
流れをちょっぴり偉そうに書き綴ろうとしたいわけだがそれがどうもうまくいかない。


文章力の衰退、退化、停滞。
この原因は明白だ。

例えば競馬という娯楽がある。競走馬は常に走り続けているわけではない。
時にはケガや病気をし、休みを余儀なくされる。またはリフレッシュ休暇も与えられる。
馬は数ヶ月休んだ後、休み明けという形でレースで走ることになる。
するとレースから離れていたため勘が鈍り、思わぬ凡走に終わる。
当たり前だ。他の馬は走り続けているのだ。一緒にするのが間違いだ。


自分を馬に例えるのも妙な話だが、騎手のムチに対し反応が鈍いのと同じで
とにかく筆に対する反応が鈍いのである。
いや、これはブログなので指が鈍っているというのが正解か。
書きたいことは多く持つのにどう書くかという部分が退化しているとひしひしと感じる。

退化の理由は他にもある。
文章を書くという行為の前提には文章を読むという行為をせねばならないことを
信じて疑わないのだが、
この読む行為、つまりは「読書」が確実に減ったのだ。量、質ともにだ。
読まないから書けない。
決して読書からすべてを学び、倣っているわけではない。
「書を捨てて街に出る」ことはしばしばだ。
そして自分らしく書くことを常に心掛けている。
しかし、新たな発見や気づきは実体験だけでは視野が狭すぎ、またテレビでは映像という
便利さが逆に思考を停止させてしまう。
そこで「読み」の欠落のツケがまわっているのが現在の「あるじ」というわけだ。

半年ほどお休みをいただいたが、訪問者数は不思議なことに減少していない。
たいへんありがたいことだ。
しかし、わかる人にはわかるのだろうが、いまいち「きれ」がないなぁと最近の記事で
感じておられる方も多いと思われる。
しばらく辛抱願いたい。
書き続けることで勘を取り戻すことを。
ただし、更新数の増加は保障できないことを申し上げておきたい。


orei2

あるじは初心に戻ってブログを書きますんで、どうか長げ~目で見守ってくださいませ。

 


[このブログはな~に?]

ブログのあるじであるtakam16を
当該ブログの一読者である書き手があるじに接触を試みる。

他者の視点からあるじtakam16を観察した
「あるじ報告書」です。



[前回までのおさらい]

ブログ管理者のくせに管理がずさんなあるじtakam16。更新を半年も放置する
とは何事だと
さすがに堪忍袋の緒が切れそうだというわけで、ここはひとつあるじの元を
訪れ、「物言う読者」として読者を代表して冷静に話し合おうと思ったわけだ。

ところが、あるじtakam16は玄関の扉の前に貼られた「更新お断り」とすべての読者を敵に
まわしかねない文字を見るやこれにはさすがに冷静さを失い、強硬手段も辞さぬ覚悟で
扉の中へ入れてもらうよう、周囲の目線も垣間見ずに嘆願した結果、
なんとかあるじの了解を得たのだが........








あるじは3つのことをすると言う。
・ワールドカップ予想
・直木賞予想
・上半期読んだ本ベスト5

まったく嫌な予感である。
前回の半年休養の理由は直木賞予想はずれが原因と見てほぼ間違いない。というより、
休みたいことの理由を直木賞にその原因を押し付けるというあるまじき行為。
そんな予想は体を張ってでも阻止せねばならない。

そこで予想を後回しにして、上半期読んだ本ベスト5をお願いしたところ、

「まだ上半期は終わっていない!!」

と怒られた。だったら3つの中に入れるなよ、あるじ。

ということは、残るは1つ。

「ワールドカップ予想」。

しかしこれまた予想だ。またまた外れたときの逃げ口にされかねない。
なんとか別の話題でお願いしたいと言ったところ、

「トイレが俺を待っている。この資料でも読んで頭を冷やしておけ!」

とわけのわからないことをのたまいながら便所へ身を隠してしまった。
どうやらあるじは下痢らしい。冷やしたのはあるじの腹のくせに。


くしゃくしゃになった資料に目を落とすと、例の「ワールドカップ予想」
という「欠陥品」......
まあしかし、ワールドカップも悪くはない。
旬な話題をぶちまけるというあるじの気持ちもよくわかる。
おそらくワールドカップTV観戦で毎晩ろくに寝ていないのだろう。
目下のクマがくっきりついている。
それにしても2週間ほど遅いぞ、あるじ。雑誌や他のブログでもやってるじゃないか。
なにをいまさら.....

とは面と向かって言える勇気も持ち合わせていないので、とりあえずあるじtakam16の
おちゃらけ予想というか、毛の生えたワールドカップ談義の資料をここに記す。



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● ドイツによるドイツのためのワールドカップ

1998年  フランス大会   優勝 フランス   ファイナリスト ブラジル
1990年  イタリア大会   優勝 西ドイツ   ファイナリスト アルゼンチン
1982年  スペイン大会   優勝 イタリア   ファイナリスト 西ドイツ
1974年  西ドイツ大会   優勝 西ドイツ   ファイナリスト オランダ
1966年  イングランド大会 優勝 イングランド ファイナリスト 西ドイツ
1958年  スウェーデン大会 優勝 ブラジル   ファイナリスト スウェーデン
1954年  スイス大会    優勝 西ドイツ   ファイナリスト ハンガリー
1938年  フランス大会   優勝 イタリア   ファイナリスト ハンガリー
1934年  イタリア大会   優勝 イタリア   ファイナリスト チェコスロバキア

以上がヨーロッパ大陸での優勝国と準優勝国である。
当時と違い、現在は他の大陸の選手の多くがヨーロッパのクラブで多く活躍しているため、
この優位性は揺らぎつつあるかもしれないが、例えば選手の多くがヨーロッパで活躍
していても監督等スタッフは国産で経験が少ない場合や、
一方で選手の多くが国内で活躍しているが、スタッフがヨーロッパ出身者という逆の現象の場合、
苦戦を強いられるのは目に見えている。

最低でもスタッフか選手のいずれも国際経験、今回ならば「ヨーロッパ」での相当の経験が
なければ上位進出はほぼ困難である。
それは実力以前に精神面の問題だ。

そしてその精神面にゆとりを持たせる最大の要素が「地の利」である。
「地の利」は目に見えるものの優位性のことを指すが、ここでは目に見えない優位性も含みたい。


ファイナル進出予想

◎ ドイツ  

...  いくらドイツがかつての輝きがないからといって、過去の嫌な記憶というのは
  いつまでたっても抜けきらないものである。特に2-0という劣勢を2-2に追いつく
  精神力は彼らの十八番であり、多くの強豪はこのトラウマからいまだに抜け出せない
  でいる。つまり、実力以上に敵はドイツを恐れているのだ。
  そこに開催国というメインディッシュのお出ましだ。
  開催国は日程面、対戦相手に非常に恵まれやすく仕組まれている。
  いわゆる「罠」が仕掛けられている。
  A組1位で通過すれば、ベスト16でB組2位のイングランドかスウェーデンと戦うこと
  になるが、この2カ国も先述のドイツの精神力を怖がる傾向がある。
  また、ベスト8ではチーム成熟度最高潮のポルトガル、あるいは優勝候補アルゼンチンとぶつかる
  可能性が高い。 
  しかしこのポルトガルも自らをサッカー途上国と悲観したがる選手達である。
  いくら前回優勝国ブラジル監督を務めたルイス・フェリペ・スコラーリ(愛称フェリポン)
  率いるポルトガルといえども「地の利」に屈する可能性はきわめて高い。
  一方のアルゼンチンもドイツの魔力を知っている。力の差は開催国という「地の利」が埋めてくれる。


  ※ 2-0 の魔力

    2-0となった時、リードしたチームは2点差かつ無失点であることに安心してしまい、
    攻撃の手を緩め、同時に守備への意識が強くなる。しかしながら、攻撃は最大の防御
    という表現はこの世界にも当てはまる。リードされたチームに2-0の魔力という言葉
    が浸透しているならば、必ずそこをついてくる。たくみに攻撃を仕掛け、結果2-1に
    なった時、結果の上ではリードしているチームが有利ながらも心の中では完全に不利となる。
    気持ちはあせり、ますます守りに入ろうとする。すると2点目が入るのだ。
    2-0は最も危険な得点差。そしてこの心の隙間を確実についてくるのが過去にドイツが
    再三行ってきたことである。


○ スペイン

...  ワールドカップにおいて、前評判の高い国ほどプレッシャーに屈しやすい。このスペイン
   も過去に「無敵艦隊」などと持ち上げられるたびに負けを繰り返し、「敵だらけ」の
   昨今であるが、今大会は不人気なわりに実力はかなり高いと予想される。
   まずはここ2、3年でスペイン人選手がイングランドを中心に海外のクラブで活躍しはじめた
   ことかつ、彼らは所属クラブで欠かせない存在であることである。具体的にはリバプールの
   チャビ・アロンソ、ルイス・ガルシア、アーセナルのセスク・ファブレガスといった
   MFの存在。そしてなんといっても監督のルイス・アラゴネスはいままでチームとして戦うこと
   のできなかったスペインを1つのチームに仕上げることのできる監督だ。
   規律を重んじ、怠慢プレーは許さない。その一方でサイドをたくみに使う攻撃的
   戦術で見るものをも魅了する。グループリーグでは組み合わせに恵まれた。
   順調に勝ち進めばトーナメントではベスト8で強敵ブラジルと当たる。
   ブラジル代表の中心選手はスペインリーグで活躍しており、手の内がわかっている。
   きっと壮絶な戦いを見ることができるであろう。

   ※ スペインがワールドカップで勝てなかった理由
  
    スペインは近年優勝候補と言われながら、その期待を裏切り続けてきた。その最大の理由を
    まとまれない選手達に求める傾向があった。
    スペインは多民族国家。各地とも独自の文化を持っており、独立意識も強い。
    内戦を経て1936年にマドリーに本拠をおいたフランコ将軍は独裁政権を築くべく、
    北部のバスク地方や北東部のカタルーニャ地方を従わせようと、彼らの持つ言語や文化を
    禁止するといった方法で彼らを苦しめた。その独裁政治は1975年まで続いた。
    そのフランコ将軍が愛したクラブがレアル・マドリー。彼の手の者がクラブの運営に事実上
    関わっている。一方、言論弾圧に遭ったバスク人やカタルーニャ人はその不満をどこに
    ぶちまけたかというと、サッカースタジアムである。バスクなら、アスレティック・ビルバオ、
    そしてカタルーニャならバルセロナ。スタジアム内が唯一自分達の言葉を使える場所。
    R・マドリーとFCバルセロナの試合が今もなお厳戒態勢で物々しい雰囲気で行われ、サポーター
    が相手を憎悪するのはここに理由がある。もちろん優秀なスペイン選手はこの2大クラブに
    所属する。彼らが代表に選ばれてもお互い仲がよろしくないため、チームはまとまらない。
    よって国際大会でのスペインの成績はいつまでたっても平凡であった。
    しかしそういう歴史に裏打ちされた憎悪は時間が解決してくれる。
    そろそろ一発大きいところを狙えてもおかしくはない。


▲ フランス

... 「ジダンの引退試合を飾る」などという希望的な雰囲気が漂っているが、このフランス、
   おそらく今大会NO1の守備力を持つチームである。
   よって、守備を予定通りにこなせれば、勝手に上位に進出する。
   そのため、今回は魅惑的なプレーを期待するのはよした方がいい。現実的な戦い方、
   セットプレーからの得点、そして1-0の辛勝が継続されるだろう。
   そして監督の不可解な采配により、ベスト4で姿を消す。


△ スウェーデン

... これらの予想は大会開始前の予想を今記事にしている。よって、現状のスウェーデン
  と比べたら、浅はかな予想といわれても仕方がないのだが、スウェーデンというチームは
  勝点を獲れと指示すれば確実にその任務をこなすことができるチームである。
  ただ、勝点3を獲れと言われると、できないこともある。
  それは彼らが攻めてくる相手に対し、力を発揮できるチームスタイルだからだ。
  しっかり守って少ないチャンスを生かす戦い方がはまれば、彼らは90分間の戦いで
  負けることはない。トーナメントに突入すれば、末恐ろしい粘りと度重なる延長戦を
  戦い抜くことになるだろう。そのためにはB組1位通過が絶対条件だ。
  さもなくば、ドイツと戦うハメになる。


× ブラジル

... 人気投票をさせればダントツの1番人気だろう。ただし、ロナウジーニョに徹底マーク
  がつくことを考え、早めに手を打たなければ期待を裏切ることになる。
  例えば動きの悪いFWロナウドに見切りをつけ、サイドからのクロスの対応が悪い
  カフー、R・カルロスの両サイドバック、センターバックの修正案を考える必要がある。
  ベスト16ではおそらくイタリアかチェコとの死闘となる。そして激闘のツケが
  楽に勝ちあがることのできた次のスペイン戦でまわってくる。


※ アルゼンチン、オランダ、ポルトガル、イタリア、イングランドは今回のファイナル進出争いに
  名を連ねるとは考えていない。


「ヨーロッパ」という地の利、そして「ドイツ」という地の利を生かせるのは
ドイツ以外にありえない。よって、ドイツが優勝する。相手はスペインだ。

結果は  ドイツ 2 - 0 スペイン


ドイツによるドイツのためのワールドカップに相違ない。

おめでとう。ドイツ。ハイネケンのビールを片手に祝福しよう。



● 正直者はバカを見る

さて問題の日本である。フットボールという「格闘技」において、日本は非常にスポーツマン
シップを発揮し、それはそれで悪くはないのだが、日本の問題はたいへん「正直」であることだ。
例えば、オーストラリア戦を向かえるにあたり、フォーメーションを3バックと想定して
直前のテストマッチをこなし、オーストラリアのフース・ヒディング代表監督に

「日本が3バックできたらやっかいだ。」

との公式コメントに、日本はそのとおり3バックで戦った。相手は予想された先発メンバー、
相手にあわせたシステムで日本の長所を見事に消し、交代選手をたくみに利用して日本から
勝点3をもぎ取った。
3バックと見せかけて、4バックで戦ったり、ケガと見せかけて当日なにもなかったかの
ように先発させること、または試合中に故意にファールをしたり故意にファールをもらったり
する行為は「正義」に反するのか、または一生懸命戦い抜く姿に感動を覚えるのかはわからない
が、時には死んだふりをすることは戦いの中の「かけひき」の点で重要だ。
情報開示は弱者のすべき行為ではない。戦術が研究されやすい状況をあえてつくる必要はない。
また、1-0の戦い方を間違えたのも、「時間のかけひき」「時間の使い方」のミスだ。

2-0にしなかったことをとかく言われるが、そうではない。
だらだらと時間を使いながら試合をするべきだった。懸命な働きはかえって体力を著しく消耗させた。
今日、クロアチア戦をむかえる。クロアチアの一連の強気発言をうのみにするのはよくない。
それが彼らの手口であるからだ。
クロアチアにとってドイツは「地の利」を行かせる第二の場所。クロアチアという国家はドイツなしに
は語れない。代表選手はドイツのリーグに所属する選手も多く、血筋もドイツ人であることが多い。
大勢の気持ちの高ぶるサポーターがつめかけ、当日のスタジアムは発炎筒や爆竹の鳴り響く物々しい雰囲気
になるだろう。



● 実況と解説の質にこだわれ!!

今回のワールドカップ中継は、NHK-BS、民放、そしてスカイパーフェクTVである。
TV観戦をするにあたり、事前に雑誌の特集号、特別号を購入するのも楽しみの1つだが、
やはり現時点で最も「生」に近づく方法は、TV映像ということになる。
その中でも個人的にいつも注目するのは実況や解説陣の質である。

実況に必要な最低条件は
・ボールを持つ選手の名前を言えること
・選手の裏話や画面からはわからない情報を伝えることができること
・つまらない試合になった時にジョークやダジャレが言えること
・ダメなプレーをダメといいかつ、改善策を提案すること
・国際映像がとらえたスタンドの著名人、関係者の名前が言えること
・試合を演出するスタジアムや観客、レフェリーに目を配ること
・聞き心地がよいこと


現時点で、それらの実力をすべて兼ね備える実況は残念ながら民放、NHKには存在しない。
いるのはスカパーのみ。

倉敷保雄 

人気急上昇のスペイン、ドイツ、ブラジルのリーグに滅法強いカリスマ。
この人物の右に出る実況はいまだお目にかかれない。
ただし彼の欠点は、相性のよくない解説者と放送をした時に彼の持ち味が存分に出ないこと
である。その意味では個性的であるともいえる。
そこで、どの解説者とでも息のあう放送ができる意味で

八塚浩。
PSゲーム、「サカつく」で御馴染みだ。 
どのリーグの実況もそつなくこなすベテラン。
ちなみに上の2人はNHKサンデースポーツのナレーターとしても出演している。


また個性は表に出ないが堅実で安定感抜群な
西岡明彦
もくどくない。
英語が堪能で、ヨーロッパのリーグに詳しい。


今回のスカパーは録画放送であることが最大の欠点だが、
実況比較できる環境があるなら、ぜひともお試しあれ。
民放やNHKは彼らの比ではない。



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あいかわらず、強気一辺倒のあるじ......
この傲慢な態度はいかがなものか。
セルジオ越後のできそこないがっ!!


あるじへの不愉快度  75%
 

更新NO 001  初対面

テーマ:
 

今年1月に休業を宣言してからはや半年。
兆しは見られるのだがなかなか更新を再開しようとしないこのブログ。

メンテナンス中だの拭き掃除だの、挙句の果てにはバカンスだのと言い訳たらたら、
こっちとしても不満爆発このうえない。
一読者としてさすがに業を煮やし、いや、すっかり煮えたぎってしまい、
ここは一言苦言を呈さなきゃあ気がすまないというわけで、今日はブログ管理者
であるあるじこと「takam16」の自宅に突撃ルポというわけだ。
1対1でじっくり話し合い、場合によっては強硬手段も辞さない構えである。



「takam16」。だいたいなんて呼んだらいいのかさえさっぱりわからない。
takam-16、taka-m16、ta-kam16.......

株主が物を言うのは決して誤っているとは思わないのだが、
「物言う株主」とメディアが最近騒ぎ立てたことにあやかって、
「物言う読者」といこうじゃないか。
しかもブログ読者は福沢諭吉とも樋口一葉とも縁はない。
カネは出さんが口は出す。まるで東北楽天ゴールデンイーグルスだ。
ぼやきも冴えわたるはずである。

ぶつぶつ思案をしながらようやく南向きが自慢らしいあるじのマンションへ到着だ。
8階が棲家ということでエレベータの利用なのだが、最近のエレベータ死亡事故も
あってここは慎重に乗りたいところだ。
取り扱い業者の名称をついつい探してしまう。三菱! 悪くない。
ボタンの「8」をぽちっとな。ボヤッキーのような
口調である。タイムボカンシリーズが懐かしい。

エレベータに乗った経験の多少の見分けは、乗った人間の視線の先にある。
上昇に従って今通過している階の数字が3、4、5階と順にオレンジに光る位置を
じっと眺めている者はたいがいががエレベータ経験の少ない一軒家住まいか、
この動く密室に恐れをなしている証である。
一方これが住人である場合、視線は別のところにあるものだ。

光る数字を眺めること約23秒。上昇スピードが遅いか速いかは定かではないが
無事8階に着いたらしい。
扉が開くや一目散にとび出し、あるじの棲家へ猛ダッシュ。ああ怖かった。



ダッシュすること13秒。目的の閉ざされた扉の前へ到着だ。
いよいよ現場へ突入する瞬間。心臓の鼓動は異性への告白以来のはやさ。そして就職面接
以来の耐えがたいほどの緊張感。昔、川口浩探検隊という奥地や辺境を探検する番組が
あったが、時代は移り変わり、今は初代仮面ライダー役だった俳優藤岡弘がその探検隊長
の座に君臨している。
あまりにもわざとらしい演技......

「80X号室」。表札も「takam16」と更新が滞っているわりには
案外ちゃっかりしている。しかしながら、インターホンの下に書かれている文字を見た瞬間、
さすがに鼓動や緊張といった現実に怒りというオプションが加わり、スイッチが入った。

「セールスお断り。そして更新お断り。」

もう我慢の限界。沸点に達した。
どんどんどん。開けろよ!!開けろっていってるだろ!!

激しい物音に何事かと隣人のおばちゃんもひょっこり首を出し、目をでめきんにしながらも、
かかわりあいになりたくないとピシャリと扉を閉める。チェーン錠の金属音まで聞こえる有様。
でめきん目玉は恰好の標的になる。水槽で生活する仲間の金魚が腹をあまりにもすかしすぎた
時、でめきんの目玉が突如食べ物に見えてくる。いわゆる共食いだ。
しかしあのおばちゃんは食えないなぁと思いながらも余計な思想はここでは禁物だ。
とにかくあるじに物申さなければ。

あるじは確か最後の更新の直木賞予想を児玉清になりかわるならば、
「おみごと!」と言わんばかりの
豪快な外しっぷりの言い訳に使っていた。さぞや反省しているのかと思いきや、
半年経っても成果なし。すっかり読者は愛想をつかせているだろう。
その邪な考えを改めるのが一読者を代表しての今日の振る舞いだ。
ここで引き下がるわけにはいかない。
ブログなんてぇのはやりたいときにやればいい。書きたいときに書けばいい。
しかし「更新お断り」はさすがにキレた。


とにかくドアを叩き続けた。5分、10分、15分。電気のメーターがちゃんと動いていること
ぐらいわかってるんだ。居留守など往生際が悪いぞ。おい!


叩き始めて20分。拳も腫れ上がってきた頃、ようやく

カチャッ。


加わった怒りがすっと消え、再び訪れる緊張感。ついにあるじ「takam16」との初対面。
しかし、その第一声が


「なんだ、人がせっかく便器に腰かけているというのに!!」


べ、便秘というわけか。20分間の怒涛の訴えにべ、便秘で応えるなど前代未聞だ。
近所の迷惑も顧みず、必死のおもいの行為があるじの都合で台無しだ。
しかも便秘。最低である。
ムカつきも頂点に達し、便秘というセンスのかけらもない言い分に異議をとなえたところ

「便秘でなくて下痢だ!!」

と反論。こ、公共でこのような卑猥な発言、許さないぞと、
数分間の悶着が続いたが、しかし待て。

まずは棲家に入ることが先決じゃないか。それから言いたいことを言わせてもらおうと
突撃準備に入るより2秒先に、大声で怒鳴られた。



「直木賞予想とワールドカップ予想をするからとりあえず中に入れぇっ!」


え、予想...........しかも2つも。

さっそく嫌な予感である。さらに

「上半期読んだ本ベスト5もするぞ!!」

こっちの方がまだましだ。
しかし、初対面からいきなりのこの横暴ぶり。
先行き不透明である。



本日のあるじの点数   25点


 

 

takam16の本の棚
です。バーチャルですが......


 1月17日の夜、134回直木賞が東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」に決まった
との知らせを受け、ふと思い浮んだ。そうだ、あの管理人に直撃インタビュー
をしよう。そして管理人の推理とやらがなぜあれほど茶番であったかということを
ぜひ尋ねたい、そう思い、主の元を訪れた。


管理人takam16。昨年10月より数回にわたり「直木賞予想」なるいかがわしい
記事を断続的に更新して読者をその気にさせておきながら、ちゃっかり予想を外した
のだ。これはいったいどういうことなのか。

さぞやしおしおしていることだろうと玄関のインターホンを押すも音沙汰がない。
居留守とはなんと原始的な手段だと感じた我々取材班は、宅急便のフリをして

「takam16さん、お荷物が届いています!!」

とこちらも見え透いた大嘘でドア奥に隠れているであろう主を誘い出す。
すると案の定

「は~い。」

と印鑑を右手にドアを開けたのだから軽率なことこの上ない。アホな奴である。
ここはチャンスとばかりすかさず体をドアとの隙間に入れる。
中に入り込もうとする我々を必死で追い返そうとする主。
とにかくこちらも必死だ。主への責任追及はしっかりしなければとの使命感。

「予想を見事に外された今のお気持ちは?」

今現在での精一杯かつ最高級の質問だ。すると

「今の気持ちなど相撲力士への勝利者インタビューみたいなことはやめろ!!」

あきらかにキレている。どうも長州小力のようにはいかないらしい。
おまけに勝利者でもないくせに。しかも続けて出た言葉は

「選考委員達はオレの予想を見たから東野を選んだんだ。」

自惚れもいいかげん止してもらいたいものだ。続けて

「ディープインパクトが有馬記念に勝ったようなものだ。」

おいおい、競馬と混同するなよ。

「あなたは姫野カオルコ氏が受賞するって言ったじゃないですか!!」

読者に代わって相手の痛いところをつくのが我々の仕事であり、使命でもある。
姫野カオルコは受賞の条件が揃っていると豪語しておきながらこのザマはなんだ。
そのあたりをズバリ聞きたいのだ。するとこう言いやがる。

「姫野カオルコは無冠の女王だ。」

確か主は先頃の最終予想において

~無冠の女王は直木賞を本書の主人公となった亡き伯母に捧げるであろう。~

などとのたまっていた。なのに一体どういうことだ。この開き直りは。
さらに驚くべきことに主は受賞作となった「容疑者Xの献身」をズボンの中に
ちゃっかり忍ばせてやがった。東野はないと豪語したわりには案外意志が薄弱だ。
ディープインパクトは来ないと言いながらこっそり馬券を押さえている弱気な
輩とそっくりだ。
その当該本をズボンの中から出してくるや

「もうパンツははかない。」

と言い出した。おいおい、ズボンじゃなくてパンツの中なのか。
中村玉緒もビックリである。薬物でもなかろうに。

しかしながら、パンツをはかないことでこの責任から逃れようなどとは読者は許しても
我々は決して許さない。

ふと、ブログの更新を中断するとの記事更新を思い出した。
あの記事更新は1月15日だ。それから2日後に予想を外した。
これはもしや計画的中断ではないのか。
直木賞予想が外れることを見越してとんずらしようという主の卑劣な魂胆ではないの
だろうか。いや待て、主の責任の取り方とはこういうことなのか、つまりは
「本と本屋と図書館に魅せられて」
はこの外れ予想によりまったく「魅せられない」ことを早めに悟ったというわけか。
その点について尋ねてみた。すると


「本と本屋と図書館に魅せられて」を中断した時期がたまたま直木賞予想外しの時期と
密接していただけだ。
ブログ中断の真相は実は違う。多忙というのもあるがそれは理由にはならない。
多忙な人ほど多くの物事をこなすことができるのだ。
アウトプットは脳の活性化になる。書いた記事内容というものは意外と覚えているものだ。
ブログ更新の目的の1つはそれだった。
しかし、ブログ更新をやめるならばおそらくこれだと決めていた。
それはブログ更新に義務感を感じたときだ。
いままではブログ更新を楽しみにしていた。
しかし数ヶ月前より「ブログ更新をしよう」から「ブログ更新をしなければならない。」
に気持ちが変わってきた。それが1つ。
もう1つは、プロフィールには記載していないことだが、元は書店の人間だ。
しかし「元」である以上、業務から離れるにつれて書店を取り巻く状況の話に限界を
感じ始めたからだ。時が経てば経つほどその想いはつのるばかりだ。
だから今やめなくても直にやめていただろう。


しかし、一時中断とあるが?と質問をしたところ

義務感がなくなったら再び更新をする。しかし、「本と本屋と図書館に魅せられて」は
もう終わりだ。その枠で記事を書くのは限界だ。
よって、タイトルを変更することになるだろう。ジャンルの変更も考えられる。ふふふ。




呆然と立ちすくむ我々にスキがあったと思ったのだろうか、そのままぽんと外へ突き飛ば
されて主は扉を閉ざし、そして口も閉ざしてしまった。
ああ、おちゃらけ予想の責任追及をするつもりがすっかりやられてしまった。

首筋には主のハンコの朱肉の跡がくっきり付いていた。
結局我々は主にどんな宅急便を運んだのであろうか.....



取材班 某。(どんな取材班やねん)