あやさん、去年お母さんに、勇気を出して家族会に行ってほしいとお願いしました。
あの会のあと、私がなぜ太るのが怖いのかが分かったみたいで、我儘をいっているわけじゃないんだねといってくれたり、
普通に食べることは怖くてできないことも沢山あるけど、治す気がないわけじゃないことも、これでも自分なりにやっていて良くなってるんだね、急かしてごめんねといってくれました。
他にも、治すためにや好きなことをしたり休んだりするようになったことも必要なんだねと言ってくれて嬉しかったです。
食事や運動を(自分なりに改善はしてるつもりなのですが)「そんな事してると治らないよ」と言われたり、「生きるのが辛いというとどうしてそんなふうにしか考えられないの?」って毎日のように言われることも、なくなりました。
(大事な娘だから早く楽になって欲しくてつい言ってしまうことはあるみたいですが。)
有難う御座います。
でも、ここまではよかったのですが、
まだ問題があって。
摂食障害の人は、自分で気持ちを伝えることや、相手の気持ちを聞くことが下手で、そのために(苦しい症状に助けられなければいけないくらい膨大な)ストレスを抱えているという記事を読んで、自分なりにコミュニケーションもやっているつもりですが、まだまだ自分の言葉で伝えることが難しいです。
思い切って言っても
「あなたは病気だから」って話を聞いて貰えていない気がしたり…。
私の心のフィルターのせいかもしれませんが……
(>_<)
だからまた、(自分ではうまく言葉にできないので)
「12/23にあやさんの話を聞きに行って欲しい」
といったのですが
「まだ、お母さんはわかってないって思ってるの?」
「お母さんだってこんなにやってるのに」
と悲しい顔で言われてしまいました。
やっぱり私の努力不足なのかな。
とても悲しいです。
(後半省略)
かっき
▼追記
去年の会のあとは、行ってよかった、また行きたいなど、何日も言っていた位なので、嫌な思いをしたわけじゃないと思います。なのになんで(>_<)
********************
ステップあやです。
かっきさん
メールありがとう。
似た感じのメールを、前回、前々回もその前の、摂食障害の方の家族会に参加してくれた「彼」や「旦那さん」がきて下さった方からもいくつか戴いたので、記事にしときます。
「まだ、お母さんはわかってないって思ってるの?」
「お母さんだってこんなにやってるのに」
と悲しい顔で
これね//
言われると辛いのはわかる
でもね、摂食障害の辛さや、どうして痩せたい食べたい食べられないのジレンマから抜け出せなくなってるのか、とか、治したいけど治すのも怖い葛藤について何か伝わったのだとしたら、、それは、、良かった。
(今でも辛いんだし、全然良くないかもしれないけど、そのことについては)
かっきさんも、この病気のこと、自分で、ここまで理解するまで、時間かかったよね、きっと。
最初は、拒食=ただ私は自己コントロールしてるだけだとか、ただ痩せたいだけだと思っていたり、過食=自分の意志が弱いだけって思っていたり、
やるべきことそっちのけで痩せるためのダイエットや過食のことだけ考えてるなんて、思いやりがないとか(他人に言われることも私はあったけど)自分でもそう思っていたりして。
↑これら全部、誤解なんだけど、誤解だったなと分かるまで、やっぱり時間が必要だったとおもうんだ。
それね、支える側の人も今最初は同じだったと思うの。
*だから許してあげてっていってるのではないです
いまどんなに理解のある家族でも、最初はわからなかったとか、自分自身の不安とごちゃ混ぜになってこんなにやってるのに。。。てなっちゃってたってよく聞くよ。
かっきさんのお母さん自身も、こういう会に来てくれて、少しずつ考えが変わるところもあったようだから、少しずつ成長してるところなんじゃないかな。
成長って書いたけど、その意味は、
何でもわかって理解できて、どんな気持ちも言われなくても察してくれて、正しい対応ができるすごい親(旦那・恋人)になるって意味ではなくて、
自分自身が病気について理解を深めたり、自分の苦しい考えに気づいたりして、自分自身が「治るまで支えている間の人生」も、ラクに生きられるようになる
っていう意味です。
病気が治るって、こんな苦しい思いしておきながらただ食欲だけ元に戻るわけじゃなくて、病気になる前より楽に生きられるようになること、
って書いたけどそれ、
周囲の人も同じようになっていけるから。
「こんなにやってるのに」って思いをもちつづけるのも、また苦しいもので。
自分が辛いと「早く治しなさい」って本人に言ったり思ったりしてしまう。
で、それがさらに症状に・・ってなったらそれこそ本人も見守る側も苦しいもんね。
ここでは、うまく伝えられないけど
支えるほうも楽な生き方考え方を
身につけていくことで
支える側の自分も、
当事者も
「治ってから。。」じゃなくて
「治るまでの人生」も心地よく過ごせるようになる
っていうことです。
ここまで書いて決めた。
次回の家族恋人限定会の
テーマは、
子供・妻・恋人の摂食障害を通して
自分自身も成長するにします。
もちろんはじめて参加の人にも伝わるよう、絶対にはずせない基本事項は入れつつ、何度も聴いている方にも、この方向で話すことでまた違ったメッセージをお持ち帰りいただけるようにお話します
家族恋人会はいまのところ東京でしかやってないのですが、毎回、関東以外の遠方から出向いてくださる方もいらっしゃるので、ご家族や恋人に行ってほしいなって思うかたは、、だめもとできいてみてもいいかも。
クリスマスプレゼントに^^
自分では言葉にできないことがあるからって伝えてみるといいかも。
*私のブログや本が良く代弁してくれてる気がするってよく皆さんいうので、そう思うのであれば、です。
基本的には「本人が行きたいって思ってくれてるないと無理や利いかせてもだめよー」っ書いてるけど、、
行ってほしい!行かない!行ってほしい!行かない!と格闘の末にしぶしぶ参加してくださった旦那さまも「最初は本人の問題だから自分は行く必要はないと思ってたけど来てよかった」って、感想を下さいました、、>コチラの下方にその感想あります
次回もそんなスピーチになるようにがんばります。
今回、夏休みでもなんでもない三連休なので、どれくらい集まるかわからず、どきどきなんですけどね
(・・;)
病気は本人の問題だから本人をどう変わらせるかに頭を悩ませていたり、自分は知る必要はないという思いこみから、周囲と当事者が(明らかな、あるいは静かな)バトルを繰り広げて消耗している様子は、個人セッションでもよく目にする光景です。
(親子で別々に来てくださる方もいるので)
そんな様子をみているうちに、サポートを必要としているのは当事者だけでなく、支える周囲の人たちも同じなんだと思うようになりました。
少しでも、当事者と周囲の心のズレを調整するお手伝いができればとおもっています。
最後に、「自分の家族や恋人は、こういうところにいって理解しようともしてくれない・・」ってがっかりしちゃった人がいらしたらごめんなさい。
私の旦那や家族も、「病気について理解しよう」ていう姿勢はあまりない人でしたし、そういう華族は、いてくれたら大きな力になるけれど、いないと治らないわけじゃないよ。
でも、家族じゃなくてもいいけれども一人で治すのは大変な病気です。
家族じゃなくてもいいから、どんどんSOSを出せる場所、人、求めていってほしいとおもいます。
人に治してもらうんじゃない。
結局は自分が治していく、、っていうのもまあそうなんだけど
頼れる人、もの、情報は頼りながら、自分にできることをする。
自分と他者の共同作業でいいのです。
一日一回バナーの応援クリックが更新の励みです♪
ブラウザの”戻る”でこの画面に戻ります
コメント&メール相談を送る前に
必ずコチラの注意事項とお願いをお読み下さい。