読者の方からの体験談です。


「心の変化」をお伝えしてるものであり、環境や行動を「こうかえるべき」「こうあるべき」というサンプルとしてお伝えしているわけではないのでご注意ください。

 

みんな違うから、みんなちがっていいんだよ。



あやさんへ。

以前、数回メールをさせて頂いているものです。
現在5歳になる子の育児をしながらの、過食嘔吐です。

 

 

今日は、あやさんに

過食嘔吐に対することより

自分に対する感じ方

(self esteam、自尊心)に

大きな変化があったので、メールさせて頂いています。


話すと長いのですが、
私は2人姉妹の下で、41歳。

 

この年まで

家族の誰かの顔色をうかがい、
機嫌の悪い人のご機嫌をとり、
だれかの悪口を言う人がいたら

悪口を言われている人をかばったり・・・

 

という環境で育ちました。

 

 

70代になる両親は、
最近になり不仲に拍車がかかり、
離婚の話も出ていたようです。

 

 

そんな矢先に母が具合が悪くなり、父が「具合が悪くなってしまったからにはもう最後まで面倒をみないといけない」と腹をくくったと言っていました。

 

 

 

そんな嫌なぴりぴりした空気のなかGWで帰省したのですが、またいつものごとく、母が父に暴言を吐いていました。

 

 

 

私の子供もいたので、(子供は父も母も大好きみたいです)、こんな暴言を吐きあっている祖父母を見せたくない、とおもい、母に初めて大声で父の悪口をいうのをやめてと言いました。

 

 

 

どうしていつも母は父にたいして意地悪なことばかりいうのかと。
 

それから、大変でした。

 

 

 

母は部屋に鍵をかけ1日閉じこもりご飯も食べないで引きも持っていました。
 

 

 

その場で、自分の家に帰ろうとおもったのですが、父が、帰るのもよし(でも、多分これで疎遠になるだろう)、もう一晩とまって、明日何か話し合いが出来るときを待つのもよし,というので、帰る電車もなく一晩泊りました。

 

 

 

 

翌日、母に私の両親(夫婦)の仲のことを、私(渦中の人間ではない人)が、どちらかの肩をもつような発言をしてごめん。とあやまりました。
 

 

 

 

そうしたら、母は、

 

あんたの本性がわかったよ。
子供は親を選べないっていうけど、
こんな親で悪かったね。
親、捨てれば!
それに、もうすぐ死ぬから後少しのがまんだよ!”

って言っていました。

 

 

なんか、

あ~これが母なんだなって、
落胆、かなしみ、あきらめ等
いろいろな感情が湧いてきました。

 

 

 

でも、いつもなら、多分

どうしよ・・・って
すっごく悩んでいるはずですが、
そのままの母を受け入れる事にしました。

 

 

 

母の言葉は、許せません。
親も捨てません。

ただ、

私は不思議なことに、
母がなくなる前に願いがかなったと思いました

一度でもいいから

本音をいってみたかったんです。

 

 

 

そして、
その本音をいったことで

傷つけてしまったけど、
私は前より母を身近に感じています。


 

 

私、もういい子でいなくてもいいんだ。

 

 

(いい子でがんばっても、なにも変わらない。夫婦仲のことは子供は関係ない。)

 

 

父は父、母は母として(それぞれ形、方法などはちがうけど)子供には愛情を注いでくれていたんだなと、感じることが出来たのです。

 

 

 

一度、本心を暴露すると、
いい子ではなくなりますが
もう隠す必要もなくなりました。


親が私を捨てるといったとしても、
親を捨てろと言われても、
私は親を捨てない

(私の勝手、言葉は悪いけど・・)

 

 

親を捨てろといったのは母であり、
私はそのいわれた通りにする必要はない


ってなんか開き直れたのです。

 

 

 

そうしたらなんだか、理想の私が一気に現実に近づいたというか、今のこの私がそのまま”受け入れる事” が出来るようになった気がします。

 

 

 

ほっとした。

やっと、”わたし”になっていいんだ。
やっと、いい子の私でなくてもいいんだ。

 

って、ものすごく感じたんです。

喧嘩はできればしたくないけど、
本音をぶつけることが出来てうれしかった。

 

 

 

この先、
両親がもし離婚することがあっても、
私はそれほど落ち込まないと思います。

 

 

確かに悲しいだろうし、ショックだろうけど、両親は両親の夫婦仲があり、父、母という事実は離婚しても変わりはないから。

それが実感できたんです。

 

 

まだ電話しても母は情緒不安定みたいですが、

 

わたしが
電話したかったらするんです。

 

母のご機嫌はきにしない、

気にならないんです、もう。
 

 

親は頼んでいないというかもしれないけど、

 

親の為に生きてきたと、

どこかで思っていたのかもしれない

 

 

けど、もうこの私でいいんだとおもえました。

 

 

そして、かなりどんくさい旦那にイライラしていましたが、私がなぜこの人と結婚したいと思ったかを、思い出しました。

 

 

 

 

今は、旦那に感謝です。最近は加齢臭がきついので、ぎゅーしたいかっていうと、遠慮したくなりますが(笑)、ただただいてくれることに、感謝できるようになりました。

 

 

 

とても間接的だけど、
摂食障害の心の部分に今回なんだか、
劇的な影響を受けた気がします。


 

 

なんだか、以前より大分

自分がかわいい(自分の存在が)

と思えるようになりました。
 

 

とてつもなく、長いメールで、ポイントがないと思いますが、どうしてもあやさんに聞いてほしくてメールしました。

私、これからは、少しは”まっいいかっ”ってpositiveに生きていける気がします。

 

 

落ち込んでもいい。
悲しくてもいい。
ただ、人の心まで、私には責任はないって実感しました。

ペンネーム あき 

 

 


******************

あきさん、大きな気付き、前進、おめでとう(^-^)/

そうなんだよね。

自分の本心、ずーっと隠していると、
どんなに表面上うまくやれても、
なんだかとおくかんじるんだよね

摂食障害の方は自分の気持ちを伝えることが
苦手なことが多いと書いてきたけど

逆に 何でもかんでも言い過ぎてしまうというひとも
ただ 感情的な言葉を羅列しているだけで
本当に伝えたいことは
全く伝えていないことが多いのです。

それで一人でストレスためこんで
小さな気がかりも大きな不安に育てていって
ココロがいっぱいいいぱいになっているのね。


あきさん、自分の本心伝えられてよかったね^^


そしてもうひとつ、

自分の領域 相手の領域 の区別
自分と相手の境界線をひく

ということ。

これもされてきたんだなあ
っておもったよ


>人の心まで、私には責任はない

っていうところ冷たく感じるかもしれないけど

人と自分の境界線をひく


っていうことだと私はおもった。

 

 


自分は自分の思うことを伝えても、
相手がどう思うかは相手に任せる、

相手がなんていっても
自分の考えは自分の考えとして認める

 

逆に自分と違うとおもっても
相手の考えは相手の考えとして認める

ってことだから、

 

他人も自分も、らくだよね。

 


相手が理想どおりの反応じゃなくても
変わらない相手にイライラ、
相手が変わるまで戦ってやる!と
ずっと戦闘態勢だと疲れちゃうもん。


相手のご機嫌取りやめたら
自分のご機嫌とりができます

>自分に優しく、自分を大切に、を厳しく言うと?

>人の顔色が曇ること、怒られるのが怖いー怒りたい人は怒らせてあげよう-3

 


相手のためじゃなく
自分のために
したいこと、をして
したくないことをやめて

なんてしてたらダメになるって私も思ってたけどそんなことはなかったよ。
 

 

 

 

あきさんが体験談をシェアしてくださったように

今までは受け取れなかった
見えなかった相手の愛情、

今まではわからなかった
自分の相手に対する愛情

いままでは感じられなかった
自分の自分に対する信頼
感じられるようになってくる

(自尊心が高まってくる)

そんなことって、ほんとうにあるんだ

 


簡単にいうと

自分のご機嫌とって

自分に余裕ができる分
他人も自分にも、優しくなれる
というふうにも、いえるかもしれません


もちろん、絶対、いつもいつもそうなるなんていってるわけじゃないけれど


いつものパターンで苦しいならば
これまでと違うパターンを
試してみるといいかも??

 

っていう程度に覚えておいていただければとおもいます。
 

 

あきさんも、今までのパターンと違うことをするのは、勇気がいったとおもいます。


前進おめでとう。

何よりあきさんご本人が
自分の気付きに気づけているのがうれしいよ。

素敵な体験をシェアしてくれてありがとうございました(^-^)/

 

 

今日も読んでくれてありがとう。

 

 

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