メディア掲載著書個人セッション

 

 

 ⇒コメントするときの注意点

 手紙コメント返信は時々しますが基本休業中です

 

 

 

コメントのご質問ご相談、どれも返信したくてうずうず・・。
でもやっぱり数がふえてしまうと、返信は追いつきそうもないです、本当にゴメンネ。※初めての方は上方の、コメント返信は基本お休みです、っていうリンクを読んでおいてね。

 

あまり返信できないけど、そのときどきの状況により、そのときどきで今の自分に出来ること、を頑張ります。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

今日は、忘れないうちにこのニュース。

低炭水化物ダイエットご用心…発症リスク高まる
情報元 (2012年7月8日09時52分  読売新聞)

炭水化物を制限する食事を長期間続けると、
心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まる
との研究を、
ハーバード大などのグループが英医学誌
「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表した。

炭水化物を減らすダイエットが日本でも広まっているが、
慎重に取り組む必要がありそうだ。

同研究グループは1991~92年、
スウェーデンの30~49歳の女性
4万3396人の食生活を調査し、
その後平均約16年間、心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査した。

1270例の発症例を、炭水化物とたんぱく質の摂取量によって10段階に分けて分析。

炭水化物の摂取量が1段階減り、たんぱく質の摂取量が1段階 増えるごとに、それぞれ発症の危険が4%ずつ増えた。一般的に炭水化物を制限する食事では高たんぱく質になる傾向がある。

低炭水化物・高たんぱく質のグ ループでは、そうでないグループに比べて危険性が最大1・6倍高まった。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

これから、またこういうニュースがたくさん出てくるんだろうなあ。

今まで本の中やブログでも書いてきましたが、
ダイエット方法とか健康法って、
昭和の時代から似たようなものが
ちょっと切り口を変えて出たり消えたりを繰り返していて、
同じようなパターンで出ては消えていきます


まず、メディアが好むのは「目新しさ」のある方法論ですから

注意を引く変わったやり方や極端なやり方が取りあげられるようになります。

(極端なやり方でも、医者や学者がいうと あちこちで取り上げられる可能性は高くなる)
  
どんな方法でも必ず病気が良くなった!とか痩せた!という成功者が出てくるので

たとえそれが一時的な改善であろうと
摂食障害になる前の現象であろうと
成功者の声がメディアで発信されるようになり、ブームになります。


    ↓

しばらくすると、続けた人の被害例が
メディアでとりあげられるようになる。

この反論も、違う医師や学者の見解付きで紹介されます。


   ↓

徐々に消えていく


   ↓

いつのまにかブーム終了。

 

 

 

そして、そのつぎに

 

 「昔流行したアノ方法は○○がいけないかったからだ」

 「その点この方法はここが違うので、大丈夫!」

と、

 

理屈とやり方がちょっとリニューアルして結局似たようなダイエットが再登場。

というのが、何十年も繰り返されています

 

まさに時代とともにちょっとだけ変わって戻ってくる流行ファッションみたい。

 

 


メディアにしてみれば、取り上げるときと廃れるときと話題性のある情報を継続して提供できて、おいしいことでしょう。 

最初から、そうなることは分かっていて
目新しいいものを取り上げてる部分は、あると思います。

バナナダイエットに代表される単品ダイエット系もそんな感じだったよね。


今日の記事と絡めていうと糖質制限系といわれるダイエット方法も、同様の経緯をたどっていると思います。


そもそも
「糖質は太るからなるべく抑え、
 おかずで高たんぱくがやせる」

というのは、
60年代にはすでに雑誌で紹介されていて

 

その後も、特定の方法が消えてはまたちょっと変わった切り口で出てくる、、、、と繰り返しをしているものなのです。

 

 

 

▼以下、これまでに流行した低炭水化物ダイエット

・和田式ダイエット(ブームになった年は80年代)、

 

・世にも美しいダイエット(90年代)、 

 

・アトキンスダイエット〈2000年前後)、
 

 

 

どれも蓋をあけてみれば低炭水化物系ですが、同じように出ては消えてまた再登場、という感じでした。

 

 

*世にも美しいダイエットの方は、脳血管の疾患のため51歳でお亡くなりになりました。

 

*アトキンス医学博士は、ブーム中の2003年に転倒事故でお亡くなりになりましたが、心臓病を患っておられました。

 

*低炭水化物ダイエットが「直接」死にいたった疾患に関係していたのかは未だに色々な説がささやかれていますが、重要なのはその疾患を悪化させていたのかどうか

 

 

 

その可能性はこれまでもずっと指摘されてきたことなのです。


そして、ここ何年か前から、また糖質制限ダイエットがまた流行りだしています。

これもいつも書いてるけど極端なやり方でも、本当にそれが合ってて体調が良くなる人も一部存在するは事実ですから、その人たちにとっては「いまのところの正解」なのだと思います。

ですがその成功者たちも「今のところ」うまくいっているのであって、3年5年10年15年20年先にどうなるかはまた別の話です。

一時的に体調が良くなったり痩せる経験をすると

途中から食欲のリズムや体調が悪くなってきても
「自分の意志が弱いだけ、さあ今度こそ!」
って自分を責めながら

合わないやり方を自分に押し付け、心身ぼろぼろになるまでやり続けてしまう

・・・というパターンをたどるタイプのかたが、私のところに相談にいらっしゃる人の中にはたくさんいるんだけど本当に意志が弱かったらそんな苦しくならないよ。


ある意味、重篤な疾患になるまえに
我慢できなくて食べちゃった、となるのは
脳がちゃんと危険から身を守ろうと働いてるのだと思います。

そんな食欲すら否定して我慢し続けるから
体(脳)が「過食」の症状を出して
必死に身を守ろうとしているのです。

生殖機能をストップし生理を止めるのも
生命維持にエネルギーを回そうとしてる証拠だよ。

過食も、意志が通じないほどの過食衝動をわざわざ おこして食べさせようと頑張っているということだし

食べても止まらないのも

「またいつやってくるかわからない飢餓に備えて沢山食べておこう」

「できるだけ脂肪としてためておこう」

と脳(体)ががんばってくれているから。
 


食欲を否定して食べないようにすればするほど食欲が止まらなくなったり、太りやすくなるのは自然な反応なのです


コメント欄で書いていらした方がいましたが、本当に私たちの体(脳)はけなげなくらいに、必死に私たちを守ろうと働いてくれているのです。

 

 

「栄養素差別」で苦しんでいる方は、

3>>カラダのお話 消費カロリー>摂取カロリーでも太れるワケ リンク集

のなかの記事にぜひ目を通してみてくださいね。


いつも応援ありがとう!みなさんの一日一回ずつのクリックが励みになります!
 

 

 

 

バナー↓のクリックが更新の励みです! 

 ↓   ↓           ↓

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 摂食障害へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 過食症・過食嘔吐へ

 

 

コメント&メール相談を送る前に
 必ずコチラの注意事項とお願いをお読み下さい。

 

 

コメント・ご相談メールは>こちらから

 

 

 

 

右矢印摂食障害の方の

ご家族と恋人対象」の会

 次回の開催はブログ上で発表します。
 メールでお知らせ希望の方は>こちら
 

 

右矢印ステップあやの書籍その他お勧め本

このブログはリンクフリー(無許可でリンクをはってもOKです