水道事業が、民間の手に渡ろうとしている。
ダムや浄水設備の老朽化に伴い、運営がひっ迫している行政区が出始めている。
コスト低減や必要な合理化を進めず、垂れ流し行政を行った結果としか思えない。
公共のものであるという認識の欠如、良心や使命感や責任感、向上心の欠如。
昨今の行政は自らの失態を民間で補おうとしている。
その一方で水利権 だけは手放さない。
でも、営利目的の企業が、公共の共有すべきものを手に入れた時、現経営陣がよくても世代交代によりどうなっていく可能性があるのか、そうした事を全く考えていない。
気づきと危機管理意識 の欠如も甚だしい。
水と空気は生命体全てに必要なもの。
ダム建設 が必要なのはなぜか?浄水する必要があるのはなぜか?
考えた事はあるだろうか?
人間が造り出した、余計なものが、公害などの弊害を生みだし、それを便利だと喜び、汚したから。
そして湧水のありがたみを感じさせない世の中をつくりだし、地球上の限られた水資源(他の天然資源も同様)を先進国の人類は、使うだけ使い、汲みあげるだけ汲み上げている。
◎ガッカリNHKクローズアップ現代-「セーフティーネット・クライシス~日本の社会保障が危ない~」
我々には、たった数十年の間に当たり前だと植えつけられてしまった事の多くを もっともっと見つめ直すべき時期にきている。
そして行動すべき時が。