日本の予算配分は、明らかに利権最優先となっていて、そもそもの振り分けが間違っている。
これまでの一般財源と道路特定財源の2分化はその点が明確だ(けど、これを単純に一般財源化するのは早計だ。理由は→◎日本とアメリカって親子?きょうだい?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089267929.html )
日米の歩みは、その国家的病までもが遺伝と勘違いされやすい同居家族の生活習慣からくる各種生活習慣病と似ている。
資本主義一本やりに限界を感じたアメリカが、社会保障制度の仕組みを作り、結果、保険制度、年金制度の仕組みができた。
真似っ子日本は、これに追従。
世界でもこの保険制度、年金制度が困窮していて、アメリカは以前から既に危ない状態でこれを隠すためにサブプライムを仕組んだ。
年金基金の確保ができず、破綻の懸念がでてきたアメリカが、確定拠出年金401kを作り出したときも
ごたぶんに漏れず、日本も追従。
この401kは、政府の苦し紛れの政策であって、国民救済策ではない。
年金給付を先送りした上、運用損が出て給付が減るかもしれないリスキーな制度だ。
つまり、政府が運用益をあげることで運用損もカバーしながら運営していたらコケたから、国民に自分でやってもらって運用損ができたら国民の自己責任ねという制度だ。
ちなみに投資信託は、証券会社がリスク回避した分、そのリスクが投資家に分散されて回ってくる金融商品だ。
しかも投資信託の商品内訳の中には、かのサブプライムのような債権に間接的にでも運用して投資している場合には表向き投資家には、わからない仕組みになっている。
これが、以前触れたサブプライムで世界が揺れる中、日本は暢気(のんき)にしていられないといった理由だ。
日本はバブル崩壊と再建との経験からウチは大丈夫だと傲慢になっていた。
ところが、政府も年金も保険も一般民間企業も機関投資家も個人投資家も目に見えないサブプライムという毒薬が間接的にでも散りばめられた金融商品を世界と同じようにこぞって買っているはずなのだ。
自覚症状があってもなくても。
しかもこれは、アメリカが実体経済の危機を表向き回避する為に苦し紛れにつくり、忍ばせた意図的なものだ。
そういう性質に成り下がってしまったアメリカ政府のやることをことごとく真似する日本は危機管理意識が薄く、まさしく危機が目前に迫っていると言っていい。
これもその真似っ子の一例だ→◎クローン畜産物日本で解禁!?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10089498770.html
800兆円を超える負債を抱えながら、秒単位で借金を繰り返す自転車操業の日本の未来が明るいはずがない。
その日本政府の借金は国債という債権に形を変え、世界各国にばらまかれている。
日本が見た目に経済的に豊かに見える為、他国も機関投資家も個人投資家も安泰だと思っている。
短期的に見れば、他のまやかし金融商品よりはよっぽどマシだけど、先進国の中でアメリカと日本ほど国の破綻が近い国はないだろう。
アメリカでは、毎月数万件単位でサブプライム物件の差し押さえをしている。
これによりアメリカには信じられないほどホームレスが激増してしまった。
サブプライムによる回収焦げ付き物件が処理できずに大量に残る。
アメリカ金融界でも超大規模企業でもまだまだ不良債権が膨らむ要因が消えない。
しかもサブプライム問題に揺れる金融界を救済するだけでも大変なことになっているのに国が潰れそうだとなった時、その国が消滅して他国に吸収されることがあったとしても、果たして救済しきれるだろうか?
こうしたアメリカの事態も放置できない。
日本が今後取り組む課題の優先順位(カッコ内は主管轄)は
◎医療介護救済策(インフルエンザ対策含む)の正常化と正常運用(厚生労働省)
◎年金制度の正常化(社会保険庁解体撤回含む)と正常運用(厚生労働省)
◎雇用対策1-人口動態上の対策(厚生労働省)
◎予算編成1(財務省)
◎グローバリズムからの一時撤退(外務省+政府全般)
◎金融偏向依存社会からの意識改革(経済産業省+政府全般)
◎特需偏向依存社会からの意識改革(国土交通省+政府全般)
◎食料自給率向上策と輸入制限(農林水産省+政府全般)
◎内需中心策(農林水産省+政府全般)
◎自然環境に重点を置いたパラダイムシフト(環境省+農林水産省+政府全般)
◎予算編成2-パラダイムシフト後の編成(財務省)
◎インターネットやNGN+IPTVの国際的な通信事業(総務省)
◎治安対策1(国家公安委員会(警察庁))
◎教育(社会人も含む)(文部科学省+厚生労働省)
◎経済政策(公共事業以外)-世界通信規格統一とパラダイムシフト後の対策(経済産業省)
◎雇用対策2-世界通信規格統一とパラダイムシフト後の対策(厚生労働省)
◎予算編成3-世界通信規格統一とパラダイムシフト後の編成(財務省)
◎司法改革(法務省)
◎治安対策2(国家公安委員会(警察庁))
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◎公共事業政策-道路、鉄道、航空、運輸、建設(地下開発中止と元に戻すこと含む)(国土交通省)
-◎ホントに道路ってそんなにも必要?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10088158687.html
-◎地下開発は明るい未来!?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10088156561.html
◎軍事及び組織、存続を含めた見直し(防衛省+政府)
☆さらに併行して世界食料危機対策への緊急援助支援-これまでのODAとは別枠で(外務省+政府全般)
これを実行する前提として、
●公務員・官僚・議員怠慢、腐敗体質の抜本的改善(不要無用公益法人解体撤廃含む)
●公務員・官僚・議員の責任と行動の明確化と罰則規定の厳罰化
●アメリカ追従型の意識改革
●与野党という垣根を越えた協力体制(もちろん腐敗の協力ではなく、明るい未来の為の協力)
が少なくとも必要。
ほら!早く早く!慌てず冷静に猛ダッシュで急いで!
なんなら手伝わせて頂きます。