三重県伊賀市には十分な水源がなく、近くに淀川が流れているが、利用できないという。
これには水利権という利権が絡んでいる。
淀川は大阪市がこの水利権を持っているという。
現在、大阪市は水資源を余分に確保しているが、万一の為とこの利権を手放さない。
困った時はお互い様という感覚が全くないのだ。
近くに川が流れているのに利用できない水資源の乏しい伊賀市に建設予定ダムの建設費用負担を迫り、この費用負担を引き受ければ、ダム完成までの間、淀川からの取水を許可するという世にも奇妙な事態になっている。
山を切り崩し、自然を壊して造るダム。
巨額な費用の一部は、まともなコストとも思えない。
心ない理不尽な思考で無駄なダムを建設する事は許されない。
また、これに絡んで河川事業などの運営主体を含めた歳入歳出の根本的な見直しも求められる。
枯れた心に良心は育たない。
枯れた心に潤いを。