光コラボレーションモデルが開始されてから多くの企業が参入しており、忘れてはいけないのがビックカメラの「ビック光」です。
インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するISPと組み合わせる為、サービスの正式名称は「ビック光 powered by IIJ」となるようです。
これまでビックカメラはNTTの代理店としてフレッツ光を販売してきましたが、数ある代理店の中でトップに君臨し続けました。その原動力となっていたのが店舗数と、特典として渡していたキャッシュバックです。
以前フレッツ光の販売に力を入れていた時は、高額キャッシュバックの代名詞とも言える存在でしたが、ビック光がどの程度のメリットを打ち出してくるのか気になるところです。
最近、ビックカメラの売上が低迷している記事を良く見かけるので、増収増益のきっかけとなるような奇策に期待しながら「ビック光」の全容をお伝えしていきます。
2015年7月16日にビックカメラ公式ページより、ビック光について正式なサービスの詳細が発表されました。気になる部分を抜粋してご紹介していきます。
ビックカメラ公式HPより
回線+ISP:4,960円/月
上記にBIC SIMセット適用で・・
600円割引の4,360円/月
回線+ISP:3,960円/月
上記にBIC SIMセット適用で・・
600円割引の3,360円/月
上記でビック光の料金を紹介しましたが、そのまま何もなしに申込みしては全くメリットがありません。他の人より少しでもお得になりたいのであれば「BIC SIM」への加入が鍵となってきそうです。BIC SIMって何ぞや?という方は下記をご覧ください。
BIC SIMとは格安でスマホを利用する事ができるMVNOサービスです。格安携帯と騒がれている事は知っていても、その内容をしっかり理解している人の方が少ないのではないでしょうか?
全てを理解しなくても「対応しているスマホ端末」と「MVNOサービスの選択」さえすれば、知識がない人でも簡単に利用する事ができます。docomo、au、SoftBankの3大キャリアのせいで日本にはまだまだ浸透していませんが、海外では当たり前のように認識されている事です。
携帯料金の節約を考えている方なら常套手段ですし、最近のMVNOサービスは安いだけでなく、サービスも充実していて利用する価値は十分あると思います。
2. ビック光に「BIC SIM」セット適用で600円割引
ビック光のみの利用では、料金的なメリットはそこまで受けられないと言いましたが、BIC SIMセット適用すればファミリータイプ、マンションタイプ共に月600円の割引を受ける事ができます。
割引かれた料金で他社と比較すると中の上といったところです。スマホをBIC SIMにしても良い方であれば、ビックカメラにてインターネットを申込みしてもお得になる事はできるはずです。
3. ビックカメラ・コジマ・ソフマップ全店対応
ビックカメラといえば、2009年頃にソフマップを完全子会社化し、2012年頃にはコジマ電気を買収して家電量販業界で2位となりました。そのおかげで、ビック光はその全ての店舗で申込みする事ができ、全店で同じキャンペーンを適用する事ができます。
ヤマダ電機、ビックカメラなどの大手量販店といえば、高額キャッシュバックを実施していると感じる方が多いはずです。通信業界に詳しい私でさえ、電気屋さんでフレッツ光を申込みした事があります。
しかし、2013年3月に家電量販店の高額キャッシュバックに対して、総務省より指導が入った後は全く魅力のあるものはなくなりました。
その時の事を詳しく知りたいか方は「家電量販店の人気低下でフレッツ申込みはどこがお得なの?」をご覧ください。
ビックカメラなどの家電量販店で「家電購入と同時にネットを勧められたから・・」といった理由で申込みする方は多く、拘りがない方であれば良いですが、少しでも得したいと思っている方であればキャッシュバックについてはしっかり把握しておきましょう。
結論から申しますと、ビック光のキャッシュバックにはがっかりです。公式HPでキャッシュバックについて発表されているので、その内容をそのままご紹介していきます。
まず①の初期費用が無料については、他の光コラボ回線でも同様のキャンペーンは行われているので、そこまで魅力を感じるキャンペーンではありません。
そしてキャッシュバックについて書かれている②ですが、最高でも18,000円のキャッシュバックとなっています。しかも、太字の箇所を見て頂けると分かりますが、利用開始から30ヵ月後・・みたいです。
So-net光、U-NEXT光では、6ヵ月以内にそれ以上のキャッシュバックを貰う事ができるので、今のところビック光への申込みは控えた方が良いかもしれません。
ビックカメラが提供する「ビック光」は如何だったでしょうか?私の個人的な見解を申しますと、期待を裏切られた内容となっていて微妙な感じです。その内、ヤマダ電機なども光コラボへ参入してくるでしょうが、ビック光同様、過度な期待はしないでおこうと思います。
フレッツ光の時はNTTから多額のインセンティブがあったから出来たのでしょうが、自社運営となるとそこまでケチってしまうとは・・。悪化した経営を回復する気なら、もう少し思い切った施策が必要だったのではないでしょうか。
正直、回線事業者の数が多すぎて混乱している方も多いでしょうが、実際にそれぞれの内容を確認すると、本当にお得なところはあまりないので考え過ぎる必要はありません。信用できる代理店がいれば担当者に相談しながら選ばれる事をおすすめします。
また、光コラボを提供しているのは100社以上ですが、その中から厳選した事業者を比較した記事「[光コラボ比較]100以上の事業者で一番おすすめの光回線は?」を読んでもらえれば、あなたに合った回線選びの役に立つはずです。
今回ご紹介した「ビック光」ではあまりお得な情報ではなかったですが、今後ビックリするようなお得な回線がきっと現れてくるはずです。その際はいち早くお届けしますので、懲りずにまた訪問してください。
「ビック光」サービス内容が明らかに
2015年7月16日にビックカメラ公式ページより、ビック光について正式なサービスの詳細が発表されました。気になる部分を抜粋してご紹介していきます。
■ビック光の料金設定
ビックカメラ公式HPより
「ビック光」は、マンションタイプで月額3,960円(税抜)、ファミリータイプ(戸建て向け)では月額4,960円(税抜)とお得にご利用いただける光回線サービスです。また、「ビック光」に加え、当社オリジナルのSIMカード「BIC SIM」をセットでご契約いただくと、契約期間中、「ビック光」の月額料金から毎月600
円割引となり、さらにお得にご利用いただけます。
1. ファミリータイプ(戸建)の料金
回線+ISP:4,960円/月
上記にBIC SIMセット適用で・・
600円割引の4,360円/月
2. マンションタイプ(集合)の料金
回線+ISP:3,960円/月
上記にBIC SIMセット適用で・・
600円割引の3,360円/月
ビック光の利用料金を他社の光コラボと比較すると、そこまでお得な設定にはなっていない事が分かります。『ネット回線の申込みで100%お得になれる国内全回線比較』で国内の回線比較を確認しましょう。
■ビック光でお得になるには「BIC SIM」がポイント
上記でビック光の料金を紹介しましたが、そのまま何もなしに申込みしては全くメリットがありません。他の人より少しでもお得になりたいのであれば「BIC SIM」への加入が鍵となってきそうです。BIC SIMって何ぞや?という方は下記をご覧ください。
1. BIC SIMとは?
BIC SIMとは格安でスマホを利用する事ができるMVNOサービスです。格安携帯と騒がれている事は知っていても、その内容をしっかり理解している人の方が少ないのではないでしょうか?
全てを理解しなくても「対応しているスマホ端末」と「MVNOサービスの選択」さえすれば、知識がない人でも簡単に利用する事ができます。docomo、au、SoftBankの3大キャリアのせいで日本にはまだまだ浸透していませんが、海外では当たり前のように認識されている事です。
携帯料金の節約を考えている方なら常套手段ですし、最近のMVNOサービスは安いだけでなく、サービスも充実していて利用する価値は十分あると思います。
2. ビック光に「BIC SIM」セット適用で600円割引
ビック光のみの利用では、料金的なメリットはそこまで受けられないと言いましたが、BIC SIMセット適用すればファミリータイプ、マンションタイプ共に月600円の割引を受ける事ができます。
割引かれた料金で他社と比較すると中の上といったところです。スマホをBIC SIMにしても良い方であれば、ビックカメラにてインターネットを申込みしてもお得になる事はできるはずです。
3. ビックカメラ・コジマ・ソフマップ全店対応
ビックカメラといえば、2009年頃にソフマップを完全子会社化し、2012年頃にはコジマ電気を買収して家電量販業界で2位となりました。そのおかげで、ビック光はその全ての店舗で申込みする事ができ、全店で同じキャンペーンを適用する事ができます。
ビック光で高額キャッシュバックは?
ヤマダ電機、ビックカメラなどの大手量販店といえば、高額キャッシュバックを実施していると感じる方が多いはずです。通信業界に詳しい私でさえ、電気屋さんでフレッツ光を申込みした事があります。
しかし、2013年3月に家電量販店の高額キャッシュバックに対して、総務省より指導が入った後は全く魅力のあるものはなくなりました。
その時の事を詳しく知りたいか方は「家電量販店の人気低下でフレッツ申込みはどこがお得なの?」をご覧ください。
ビックカメラなどの家電量販店で「家電購入と同時にネットを勧められたから・・」といった理由で申込みする方は多く、拘りがない方であれば良いですが、少しでも得したいと思っている方であればキャッシュバックについてはしっかり把握しておきましょう。
■キャッシュバックキャンペーンの詳細
結論から申しますと、ビック光のキャッシュバックにはがっかりです。公式HPでキャッシュバックについて発表されているので、その内容をそのままご紹介していきます。
①初期費用無料!
- 現在、フレッツ光をご利用の場合1,800円(税抜)、新規でビック光をご利用の場合800円(税抜)の初期費用が無料となります。
②工事費用18,000円が実質無料
- 新規で光回線を敷設する際の工事費用(18,000円)は、ご利用開始から30ヵ月後に工事費用相当のキャッシュバック、もしくはギフト券を差し上げます。(ファミリータイプの場合)
まず①の初期費用が無料については、他の光コラボ回線でも同様のキャンペーンは行われているので、そこまで魅力を感じるキャンペーンではありません。
そしてキャッシュバックについて書かれている②ですが、最高でも18,000円のキャッシュバックとなっています。しかも、太字の箇所を見て頂けると分かりますが、利用開始から30ヵ月後・・みたいです。
So-net光、U-NEXT光では、6ヵ月以内にそれ以上のキャッシュバックを貰う事ができるので、今のところビック光への申込みは控えた方が良いかもしれません。
ビック光:まとめ
ビックカメラが提供する「ビック光」は如何だったでしょうか?私の個人的な見解を申しますと、期待を裏切られた内容となっていて微妙な感じです。その内、ヤマダ電機なども光コラボへ参入してくるでしょうが、ビック光同様、過度な期待はしないでおこうと思います。
フレッツ光の時はNTTから多額のインセンティブがあったから出来たのでしょうが、自社運営となるとそこまでケチってしまうとは・・。悪化した経営を回復する気なら、もう少し思い切った施策が必要だったのではないでしょうか。
正直、回線事業者の数が多すぎて混乱している方も多いでしょうが、実際にそれぞれの内容を確認すると、本当にお得なところはあまりないので考え過ぎる必要はありません。信用できる代理店がいれば担当者に相談しながら選ばれる事をおすすめします。
また、光コラボを提供しているのは100社以上ですが、その中から厳選した事業者を比較した記事「[光コラボ比較]100以上の事業者で一番おすすめの光回線は?」を読んでもらえれば、あなたに合った回線選びの役に立つはずです。
今回ご紹介した「ビック光」ではあまりお得な情報ではなかったですが、今後ビックリするようなお得な回線がきっと現れてくるはずです。その際はいち早くお届けしますので、懲りずにまた訪問してください。