『散歩にて』→こちら
から始まり、
その続編あきままさまによる
『香彩堂』にて
→こちら
『香彩堂』にての続編
アキさまによる
故郷にて 1
→こちら
その後の話です。禁断の『~にて』シリーズ( ´艸`)
「どうしたん?圭吾」
庭でサリーの毛並みを整えながら首を傾げていたら、
おふくろが後ろから問いかけた。
「んー。そろそろサリーの首輪くたびれてきたから
買おかな思って。」
「サリーの力強いからなぁ。」
「やろ?怪力娘ちゃう?」
ガウっと飛びかかる勢いで圭吾に吼えた
「あははは
圭吾あかんて。サリー分かってるみたいやで。」
俺は「堪忍。」とサリーの頭を撫でた
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『ペットランドヤマト』
香彩堂から北に500Mほどいった所に位置するペットショップ。
トリミングさらにはホテルも完備され、
先日オープンしたペット同伴可の喫茶店は連日大盛況だった。
俺はサリーの散歩がてらその店に赴く。
「あら、サリーちゃんやないの。いらっしゃい。
この前カットしたばっかりやないの?どないしたん?」
店長の久保さんが対応した。
「そうやのぅて。今日は首輪買いに」
久保さんが近づきサリーを見やる
「ほんまやわ。だいぶくたびれてはるわ。」
「女の子やし、こぉゆんはどうやの?」
正直、う。。と声が漏れそうなほどの派手な首輪だったが
サリーはそれを見るとめっちゃ尻尾を振った。。
「これがええみたいやね。」
ほんとにそれでいいのかと聞いたが、さらに尻尾を振りまくった
どうやらお気に入りのようだ。
「ほな。それで」
会計を済ませ店を後にし、さっそく付けようと古い首輪をはずす。
いつもはジッと座ってるサリーだが首輪を外した瞬間
え!
と思ったら一目散に駆け出した。
「サリー!」声を荒げても止まらず俺も後を追った。
くぅー。普段の運動不足か・・足が縺(もつ)れそうだ。
だがすぐに公園へと駆け込んだ。
やれやれ、と一安心。出入り口が一箇所だけだったからだ。
ここはよく中学の時遊んだ場所だ。
恭平とよくキャッチボールしたのを思い出した。
恭平は優香との長年の恋を実らせ結婚した。
あの感動は今でも消えないし、一生残るだろう。
ぜぇぜぇと息を切らせながら入り口に着いた。
そこにはベンチに座った女性がいてサリーの頭を撫でていた。
「どうも。すいません。」と言いながら俺は近づき、サリーに首輪をはめた。
その間はずっと動かなかったサリーに驚いたが・・
さっきのはなんだったんだ?と訝しげにサリーの頭に手をやる女性を見上げた。
どきっとしそうなほど綺麗だった。
淑やかという言葉がとても似合いそうな佇まいでもある。
「可愛いですね。」
もちろんこれは俺が言った言葉ではなく、彼女がサリーに言った言葉だ。
「そう?ですか?」あなたのほうが可愛いですと言いそうになる。
「こんな大きな犬見たことなくって
ハスキー?かな?」
「あ。はい。そうです。」
「へぇ~。お名前は?」
「あ。圭吾です。」
「男の子?なんだ。」
あ・・サリーのことか。。
「や。。サリーです。サリーです。」と二度連呼
「ぷ」
「てっきり・・俺かと。。」
そりゃそうだ。初対面でいきなり名前を聞いてくるとはどんな漫画だと自分に突っ込む。
「圭吾さんとサリーちゃんか」
「あたしは、めぐみ。安原めぐみです」
「乾圭吾です。」と改めて俺は名前を告げた。
「圭吾さん変わってはるわ。」ふふふと笑みを浮かべた。
その笑みが俺のなかで弾けた。
この公園が俺とめぐみとの出逢いの場所だった。
※アキさんのとこでしたコメで
続きを書いてみました。このあとの話は誰かが書いてくれるでしょう(笑)
続きはありません( ´艸`)
AKI'sミステリー→こちら
☆Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】
あきままさまver→こちら
リディアver→こちら
☆Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】
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特別読みきり:『華へ水を』
芹沢美久→こちら
九条鷹矢→こちら
MILK→こちら メンバーさまのみ
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<公園にて>
「どうしたん?圭吾」
庭でサリーの毛並みを整えながら首を傾げていたら、
おふくろが後ろから問いかけた。
「んー。そろそろサリーの首輪くたびれてきたから
買おかな思って。」
「サリーの力強いからなぁ。」
「やろ?怪力娘ちゃう?」
ガウっと飛びかかる勢いで圭吾に吼えた
「あははは
圭吾あかんて。サリー分かってるみたいやで。」
俺は「堪忍。」とサリーの頭を撫でた
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『ペットランドヤマト』
香彩堂から北に500Mほどいった所に位置するペットショップ。
トリミングさらにはホテルも完備され、
先日オープンしたペット同伴可の喫茶店は連日大盛況だった。
俺はサリーの散歩がてらその店に赴く。
「あら、サリーちゃんやないの。いらっしゃい。
この前カットしたばっかりやないの?どないしたん?」
店長の久保さんが対応した。
「そうやのぅて。今日は首輪買いに」
久保さんが近づきサリーを見やる
「ほんまやわ。だいぶくたびれてはるわ。」
「女の子やし、こぉゆんはどうやの?」
正直、う。。と声が漏れそうなほどの派手な首輪だったが
サリーはそれを見るとめっちゃ尻尾を振った。。
「これがええみたいやね。」
ほんとにそれでいいのかと聞いたが、さらに尻尾を振りまくった
どうやらお気に入りのようだ。
「ほな。それで」
会計を済ませ店を後にし、さっそく付けようと古い首輪をはずす。
いつもはジッと座ってるサリーだが首輪を外した瞬間
え!
と思ったら一目散に駆け出した。
「サリー!」声を荒げても止まらず俺も後を追った。
くぅー。普段の運動不足か・・足が縺(もつ)れそうだ。
だがすぐに公園へと駆け込んだ。
やれやれ、と一安心。出入り口が一箇所だけだったからだ。
ここはよく中学の時遊んだ場所だ。
恭平とよくキャッチボールしたのを思い出した。
恭平は優香との長年の恋を実らせ結婚した。
あの感動は今でも消えないし、一生残るだろう。
ぜぇぜぇと息を切らせながら入り口に着いた。
そこにはベンチに座った女性がいてサリーの頭を撫でていた。
「どうも。すいません。」と言いながら俺は近づき、サリーに首輪をはめた。
その間はずっと動かなかったサリーに驚いたが・・
さっきのはなんだったんだ?と訝しげにサリーの頭に手をやる女性を見上げた。
どきっとしそうなほど綺麗だった。
淑やかという言葉がとても似合いそうな佇まいでもある。
「可愛いですね。」
もちろんこれは俺が言った言葉ではなく、彼女がサリーに言った言葉だ。
「そう?ですか?」あなたのほうが可愛いですと言いそうになる。
「こんな大きな犬見たことなくって
ハスキー?かな?」
「あ。はい。そうです。」
「へぇ~。お名前は?」
「あ。圭吾です。」
「男の子?なんだ。」
あ・・サリーのことか。。
「や。。サリーです。サリーです。」と二度連呼
「ぷ」
「てっきり・・俺かと。。」
そりゃそうだ。初対面でいきなり名前を聞いてくるとはどんな漫画だと自分に突っ込む。
「圭吾さんとサリーちゃんか」
「あたしは、めぐみ。安原めぐみです」
「乾圭吾です。」と改めて俺は名前を告げた。
「圭吾さん変わってはるわ。」ふふふと笑みを浮かべた。
その笑みが俺のなかで弾けた。
この公園が俺とめぐみとの出逢いの場所だった。
<FIN>
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続きを書いてみました。このあとの話は誰かが書いてくれるでしょう(笑)
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