向日葵なキミ


原産地は北アメリカ。高さ3mくらいまで生長し、
夏にかな り大きな黄色の花を咲かせる。

大きな1つの花のように見えるが 頭状花序と呼ばれ、
多数の花が集まって1つの花の形を作っている。
これは、キク科の 植物に見られる特徴である。
外輪に黄色い花びらをつけた花 を舌状花、
内側の花びらがない花を 筒状花と区別して呼ぶ場 合がある。
(Wikiより)

ほな、こうせえへん?
なんなん?と、うちが問いかけた

早く出口に着いたほうがマンゴーシェーク奢ってもらうねん

えー。そんなん無理やってぇ~
大丈夫やって。俺、5分遅れでスタートするし。

ほんまなん?

当たり前やろ?男の子なんやし。

うわぁー。結城(ユウキ)から男の子やねんて聞くん始めてやわ。

あほか。俺かてこれくらいのことするわ。
ハンデやハンデ。素直に喜べばええねん。

そのまま手を頭にゴシゴシとやられた。

ちょーやめて~や

ほんまはこうゆことされるの結構好きなんよね。
結城には内緒やけど。

悪い悪ぃ。なんやそうゆう顔されるとしたなんねん。

どう~ゆ~意味なん?

あほぉ~。深い意味あらへんわ。勘違いすんなや。

するわ!バカと心の中で呟く。

してへんわ!といつもゆうねんけどね。

ほな。スタート!

え!ちょ!!と困惑しながら歩を進め、向日葵の迷路へと進んだ。
5分のアドバンテージ、絶対結城に奢らせたる!
と思ったのも僅か数メートルで打ち砕かれてもうた。
おかしなぁ~。とぶつくさ言いながらもゴールを目指す。

幼稚園以来に訪れた場所やけど
こんな低かったんやとこの迷路を見て思う。
せやけど、まだ目線よりも高い向日葵、、
真上には青い空にモクモクと昇るような入道雲。



照り返す太陽がうちの額から汗を流させる。
さわっと隙間から吹く風がとても心地いいんやけど・・

すると、おーいと呼ばれた。
少し高い見晴台もあって、そこから結城が手を振ってた。
わ!もう越されてるやん!と思う反面
とても爽やかに笑う笑顔にうちの心が揺れてる

憎たらしいって思うねんけど
うちのなかである決意が実を成して開いた気もした。

うん。やっぱうち、結城のこと好きやわ
ゴールしたら聞いてみよ

うちのこと好き?って。
まー。その前にゴールしたらなあかんなとクスっと笑う。

どんな顔すんねんやろな。
あの向日葵みたいな笑顔やったらええのに。

うちは大声で叫んだ。

今いくからな!
<FIN>

※マカナさまの記事を見て浮かびました
関西弁で書いてみた( ´艸`)
苦情は受け付けません!九条じゃないけどね!←ナンダヨソレ
続きはないので期待しちゃダメやで!

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