前々から気になっていた
西岸良平の
『鎌倉ものがたり』を
- 鎌倉ものがたり (1) (双葉文庫―名作シリーズ)/西岸 良平
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本屋でたまに見かけると
２０巻ぐらいズラリと並んでいるので
買い始めると、
全巻買い揃えてしまう衝動に駆られるだろうと・・・
と思い我慢していたのですが、
先日、古本屋で見かけたので思わす購入してしまいました。
鎌倉に住む2枚目（？）のミステリー作家・一色先生と
その妻・亜希子が遭遇する数々の事件・・・
事件には鎌倉に住む妖怪がかかわっていたりして、
時には一色先生が鎌倉警察署のユニークな刑事さんたちとともに
難事件を解決に導きます。
幼さがにじみでている妻・亜希子と
一色先生とのやりとりがなんともほほえましく
その姿が『鎌倉ものがたり』の全体に流れる
ほんのりした雰囲気を作り上げていますね。
『鎌倉ものがたり』を読み進めていく中で
自分が楽しかったのは
実在する地名や景色が
描かれていたことです。
例えば第５話「房総の鬼」と言うお話では
久里浜―金谷を結ぶ東京湾フェリーが
（ご興味のある方こちらの記事もご覧になってください。
トリックに使われていましたし、
第７話「真夏の訪問者」にでてくる
葉山のレストラン「ラ・マーレ」は
「ラ・マーレ・ド・茶屋」が絶対モデルになっている！！
（ここのすぐ近くで葉山の朝市やっていますよ。
ご興味のある方こちらをクリックして下さいね。
とか、そんな何気ない細かな部分に
ひとり喜びながらページをめくっております。
『鎌倉ものがたり』を片手に
登場する場所やレストランをめぐる
「鎌倉ものがたりツアー」なんてのも、楽しいかもしれませんね。
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