神使ー河童ー | あき&みっちゃんの好きなことを好きなように好きなだけ

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神使については、こちらをご覧ください。
 

河童ーかっぱー
ご利益 水難除け・疫病除け・火難除け・魔除け・
    水上安全・水泳上達・幸福招来・不幸退散・

    商売繁盛など


河童と言えば、、天狗と並ぶ、
「日本三大妖怪」の一つに挙げられています。
その姿は、4~5歳位の子供位の身長で、
背中に甲羅を背負い、頭には水を湛えた皿があり、
全身緑がかっていて、所々に黒い斑点があり、
尖った嘴を持ち、手足には水かきのある姿で伝えられています。

皿の水が無くなったり、皿がひび割れたりしてしまうと、
弱ったり死んでしまうと言うのは有名な話ですが、
両腕は体内で繋がっていて、
片腕を引っ張れば、反対の腕が短くなり、
身体が弱ると、引っ張られただけで、
簡単に腕が抜けてしまうという伝承もあります。

 


いたずらと胡瓜と相撲が好きで、
川に、人(特に子供)やを引きずり込み、
その生き血を吸ったり、尻子玉(または肝)※を抜くとも言われています。
 ※肝臓や、瓶に入ったラムネの栓をしている
  ビー玉のような役目をしている架空の臓器とも、
  肝が据わる、肝っ玉などに使われる、
  胆力の事だとも言われている。

人の姿に化け、すぐに相撲を取りたがり、
しかも負けるのが嫌いなので、何度も勝負を挑んできて、
最後には、人の方の体力が弱り病気になってしまうので、
「見知らぬ人とは相撲を取るな」
と伝えられている地域もあるようです。



また、人に害を為すとも言われる一方で、
切り傷の薬の作り方を教えてくれたり、
酒造りに必要な仕込み水※のある場所を教えてくれたり、
 ※カリウム・リン・マグネシウムを含んだ清らかな水。
恩を受けた人間が病気になった時に、スッポンなどの、
滋養が付くものを届けてくれたり、
雨乞いの祈りを、雷様に届けてくれたりと、
人を助けてくれる伝承も多いようです。



今でこそ、妖怪として伝わる河童ですが、
元々は、大陸から伝わった河伯ーかはくーでした。
河伯とは、黄河に住む水神で、白い亀とも白い龍とも、
人頭魚身であるとも言い、生贄を要求する神様でした。

主に龍神と考えられていた河伯は、
雨を招き、洪水を起こす力があるとして、
日照りの際には慈雨を、大雨で黄河が氾濫すると、
それを治める為に、生贄と祈りを捧げられてきました。



龍神の頭には、博山ーはくさんーと呼ばれる、
神水を蓄えられるコブがあり、そこから、
生命力と神通力を得ていると考えられていて、
河童の頭にあるお皿は、龍神の特徴が元になっていると言われています。

それが、雨乞いの儀式と共に日本に伝わり、
在来の川の信仰と結びつき、川の精霊として定着していきました。
日本でも、河童は、水神である弥都波能売神の子孫であるとか、
弁財天の子孫であるとか、水神の雫から成ったと伝えられ、
水神と深い関わりを持つと考えられてきました。
『日本書紀』にも、難航する堤防工事を完成させる為に、
河伯に生贄(=人柱)を捧げる記述が見られます。



至る所に川がある日本は、各地で河童伝説が残っていて、
各地それぞれの呼び名があり、その言い伝えも様々です。
そもそも、18世紀までの河童は、どちらかと言えば、
毛むくじゃらののような姿で表されていたようです。

それは、田の神※が実りの秋を終えると、
山に帰って山の神になる、春秋去来の信仰と同じように、
河童も、秋と冬は山に入って、
山の神の使いとなると考えられていたからなのかもしれません。
 ※田の神は、穀物神、水神、守護神の性格も併せ持つ。
それが、江戸時代になり、山の無い江戸の人々にも分かりやすいように、
やスッポンに似せた、両生類のような姿へと変化していったと言われています。

 

悪戯や、人に害を為す行為から、
河童は、水神が零落した姿であるとも言われていますが、
凶を吉に変える水の精霊であるとも、
水難除けの守り神になるとも言われ、
恵みと災いの両方をもたらす面を、
川が持っている事を象徴しているかのようです。
 

 

水神そのもの、またはその神使となっている河童ですが、
水神は、川だけではなく、井戸の神様なども含まれます。
その他にも、海上安全などの守護を持つ蛭子神の神使になっていたり、
東京の水天宮 ( 主祭神は天之御中主神 ) の神使になっていたりと、
意外に多くの神様の神使となっていることに驚きました。


そう言えば、父が小さい頃、
よく泳ぎに行っていた川で、
「河童が出るから近づくな。
川底へ引きずり込まれるぞ」
と教えられていた場所があったそうです。
そこは、急に深くなっていて、
水底では、動きの予測出来ない渦が巻いている場所でした。
水深の浅い時期ならまだしも、
ダムなども整備されていない昔には、
上流で大雨が降ると、突然の鉄砲水に襲われ、
水深の深い場所の渦に巻き込まれようものなら、
浮かんでくることも出来ない。
そんな危険性をはらんでいたのだそうです。

子供の頃は、単純に、
「河童が出るから」と、
近寄らなかったそうですが、
やはり、ある程度大きくなると、
深い所へ行ってみたくなるもの。
そして、案の定、ちょっぴり危険な目に合って、
その川の河童の正体を知ったそうです。

こんな、川の危険を子供達に伝える為に、
「悪い事すると、お化けが来るよ」
と言う風に、
河童も日本全国に広まっていったのかもしれません。



ちなみに、河童などの水怪は、
鉄や金属が苦手だそうです。
陰陽五行的なものなのかと思っていたら、
西洋などを含む、世界各地に共通していることなのだそうです。

また、大陸から伝わってきたと言う河童の由来は、
西日本に伝わるもので、東日本では、
河童は、安倍晴明の式神や、役小角の護法童子、
又は、左甚五郎が、仕事を手伝わせるために作った人形が変じたもの。
と伝えられているようです。
 

 

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