「軸を意識して!」
この言葉に惑わされてはいけないと思います。
軸ができるとどうなるのか?
は、軸を実感として感じ取れる人だけが使って良い言葉で、「感じ取れない」ことをいくら意識しても、思い込みの域から抜け出せません。
まずは、思い込みではなく、実際に感じ取ることから始めましょう。
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<ステップ4ー2>感じる
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ストレッチを行うと、「実際に伸びていること」が実感できると思います。
また、壁にもたれると『壁に触れている身体の箇所』を実際に感じることができると思います。
より繊細に感じるためのエクササイズは、ステップ4-2-1で解説しますね。
では、「感じるとどうなる?」
の動画をご覧ください。
1.膝の上に自分の手のひらを置きます
2.反対側の手で手首を掴みます
動画の始めは、
・掴まれた腕を押し返そうとする
です。
いくら押し返そうと試してみても、相当な筋力を要しても押し返すことが困難です。
しかし、「感じる」ことができれば筋力は不要です。
動画の後半は『触られている箇所』を感じながら、裏側をゆるめただけです。
ただ、最初から「感じる」ことは難しいので、
1.肘を伸ばさずに肘頭を太ももに押さえつけるようにする(肘頭を下げる)
2.手首を返す
を、試してみてください。
すると、このように掴まれていた腕を、簡単に浮かすことができるはずです。
1.の肘頭を下げなければ、「肩で押し返してやろう」という自意識が働いてしまいます。
ここでは、ただ触られている箇所を感じてもらいたいので肘頭を下げて、2.手首を返してください。
これは人間を相手にした時のみ作用します。
理由は「掴まれている箇所の圧力が変わらない」から。
それを力ずくで押し返そうとすると、掴まれている腕にバレてしまうので、反応されてしまい押さえ込まれてしまいます。
ですので、スポーツやダンスなど、高い次元での活躍を望まれる方は、対人関係において相手にバレない、反応されないことで、違和感なく動くことが可能になります。
武術的な介護も同様です。
要介護の人を相手にしても、相手は人間ですので意識があります。
「触れている箇所の圧を変えない」
「反対側の筋肉をゆるめる」
これらの稽古に取り組めば、あなたにも武術的な介護、スポーツ、ダンスの場面でも違和感のない動きができるようになってきます。
武道の身体で世界に通じるスポーツ選手を育てる
パーソナルトレーナー山崎真吾
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最新ニュース(2010.7.29 更新)
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スポーツ選手を育てる4つのステップ
<ステップ1>ゴールを設定する
<ステップ2>要素を抽出する
<ステップ3>4つの戦略
<ステップ4-1>ゆるめる
<ステップ4-1-1>ゆるめるエクササイズ
<ステップ4-2>感じる
武道の身体を身に付ける4つのステップ