■浅田真央さん新プロ/ラフマニノフ/エレジー(悲歌)⇒初リサイタルで文字通りの想いで弾いた曲
■楽譜には、感情や雰囲気が書いてあってそれを感じ取ろうとしながら譜読みしていく
★ピアノレッスン★レッスンについての考え方/レッスン内容と方向性について
※最後に青字で追記有ります。
前記事に、
いいね、コメント、メッセージ、
ありがとうございます。
ご心配頂いたというか
お気持ちを寄せて頂いたように
感じています。
そして、とても多くの
ランキングクリックをして頂き
ありがとうございます。
数字を見て泣きそうでした。
要らなくないよ、と、
言って頂いたような気がしました。
もうしばらく
書ける間は書いていこうと思います。
よろしくお願い致します。
***
昨日は夜の記事を書かないで
練習したり
FaOIの録画を見たり、
久々、こんな動画を見ていました。
10代~20代初めくらい、
この方のファンでした。
玉三郎さんや結弦くんとは
違う意味で好きでした。
それでも私は
絶対「きゃー」とか言わないのですが。(笑)
洋楽の難しい曲ではワンフレーズを
2時間練習し続けたとか、
高熱でもリサイタルを最後まで歌い終えて
倒れて救急車で運ばれたとか
取り組む姿勢で情熱的なエピソードが多く、
歌の表現も情熱的でした。
ご病気がお気の毒で
語る勇気なく、
一度だけ記事にして
すぐに削除したことがありました。
今日は、
表現が素晴らしいことを
感情ではなく
論理的に書きたいと思います。
ポップスにも
Aメロ、Bメロ、サビ、
などという言い方をする
曲の構成がありますが、
その構成をこの動画では
見事なクレッシェンドの表現で
歌い上げています。
1番の中で、
囁くように抑えた出だしから
サビ(「サンタマリア」から)に向かって
盛り上げていくだけでなく、
1番よりも2番が濃い表現で、
流れも勢いを増します。
さらに、
3番はサビのみですが、
その3回目のサビ(「今青い空に」から)に
明らかなクライマックスを持ってくることで
全曲がひとつにまとまるという
とても大きな構成を感じさせる
表現になっています。
1回目のサビでは
「ひとりぼっちでは」という歌詞を
3回目のサビでは
「ひとり、ひとりぼっちでは」と
2回たたみかけるように
歌うのも想いの激しさが伝わります。
そのために直前の
「愛の歌は」の部分を
かなりのテヌート(音を長く保つ)で
歌うことも
全曲中最大の山場を明確にしています。
歌詞が物語になっていて
3回目のサビで愛する人が
亡くなる場面に向かって
緊張感が高まっていきます。
フレーズの表現が長く、
言葉を大事にしながらも
呼吸しても途切れない
息の長い大きな音楽を作っています。
映画を1本観たほどの重みを感じます。
こんな凄い表現で
ドラマティックに歌うことができたのに、
もう、
今は、、、と思うと言葉がありません。
少しでも回復されることをお祈りしつつ
今の自分が自由に動けることを感謝し、
日々を精一杯
大切に生きようと思います。
★追記
私自身は若い頃も基本はクラシック・オタクだったので
それほど歌番組を見ていたわけではなく、
曲もクラシックの方が感動しやすいです。
(もちろん、演奏によりますが。。)
ここで取り上げた歌は知りませんでした。
昨年か一昨年頃(?)
YouTubeで検索していてこの曲に出会い、
衝撃的に感動しました。
歌謡曲の1番2番3番は
歌詞が違うわけですが
少しは雰囲気が変わっても
普通は【繰り返して歌う】という印象です。
これほど大きな変化で
1曲をひとつに纏めるのは
凄いと思いました。
そして何よりずっと歌詞の世界に
感情移入し続けながら
長いフレーズをつなげる集中力が凄いと思いました。
記憶が正しければ、
お若い頃、クラシックに凝って聴いた時期があったと
何かで読みました。
コンサートでもオーケストラを使って
ベートーヴェンの英雄交響曲をバックに登場するような
場面をTVで観た記憶があります。
フレーズの大きなまとまりや
表現への集中力は
クラシックの交響曲などを聴かれていたことと
関係があるかもしれません。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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いつもありがとうございます!
Megumi(野谷 恵)
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