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・・・
よろしくお願い致します。
よく弾かれるピアノ曲で
ソプラノと内声を弾き分けるために
右手だけの細か～～いレッスンをしていました。
５指をどれくらいのスピードで
どれくらいの深さまで打って
その瞬間に関節をどうのこうの、、みたいなことで
「あ、その音はもうちょっと深く・・」とか
「もっとすぐ抜いて」とか
地味～～な作業をしていたので
決して面白くはないと思ったのですが、
突然、ぽつんと小声で、
「なんかこういうの、楽しい・・」と
言ってもらえてびっくり。。（＾＾；）
長年の門下生ながら
そういう発言をされるタイプではなかったし
『楽しくないだろうな』と思ったばかりだったので
なかなかの衝撃で感激でした。
その後、
「なんか、ただ弾いてもあまり変わらないじゃないですか」等々、
『そうそう、そこなの』、と全力で頷きたいポイントを
突然分かってもらえて嬉しかったです。
ある時、突然、意識が変わったりします。
「この曲を弾けさえすればいい」という意識から、
「ただ弾くのではなく、
曲の魅力を引き出せるレベルで弾きたい」という
意識になってもらえるまでに
沢山の壁を超えなくてはならない場合が
けっこうあります。
趣味の門下生に
音大卒レベルの「要求をしている」のではなくて、
レベルも経歴も差別しないで「提供している」のだと、
しっかり分かって、コツコツ続けてもらえると
ピアノサークルなどで
「音大出たの？」と訊かれたりするようになります。（実話複数）
でも、
「（昭和の？）ピアノレッスンに対する常識的イメージ」という
なかなか手強い先入観を持たれている場合も多いですし、
「音大出てるわけじゃないから・・」とか
「趣味だし・・」とか、
音大を出た方でも
「私は下手だから・・」とか
「才能ないから・・」とか、
そういうマイナスの思い込みがある場合
とても重い手枷足枷なので
それを外そうと
様々な角度からアプローチするのは
けっこう難しいです。
重要な意味のある選曲や練習方法を伝えても
その重要さを理解してもらえないと
効果は半減しがちです。
・・というか、それ以前に
取り入れてもらえないこともけっこうあります。(^_^；)
また、
「こんな曲が弾きたいなんて先生に言えない」とか
「弾けてないのに、レッスンに行っても無駄」というのも
もの凄く困った先入観で
片手しか弾けない状態から
細々とレッスンを重ねていくと
全然違うレベルになっていけるのですが、、
信じてもらうまでがなかなか大変だったりします。
でも、
こうして、長年かかっても
分かってもらえてよかったです。
今度こそ、本当に
レベルが変わります。(^_^)
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