まとめです。

火災保険について、その1~その6まで記事にしましたが、特に気をつけていただきたいことをまとめました。



1、万が一の時に備えて、火災保険(住宅総合保険)には必ず加入しましょう。(参考記事「火災保険 その2 」、「火災保険 その4 」)

「保険入らない方が安くすみますよ~」なんていう不動産営業がいた場合、「安く契約できる方を薦めてくれてありがとう」なんて思ってはいけません。本当にお客様のことを考えたら、保険は絶対に加入していただくべきです。


2、火災保険と言っても、火災以外にもいろいろ使えることが多いので、今一度加入している保険の内容をパンフレットや約款をみて確認しておきましょう。(参考記事「火災保険 その1 」、「火災保険 その3 」、「火災保険 その5 」)

保険の契約は流れ作業的にやってしまう営業が多い気がします。ろくに説明しないで保険に加入させようとしている営業は信頼できないでしょう。知らないと損すること多いですからね。


3、適正な掛け金に設定して、不足・超過のないように気をつけましょう。(参考記事「火災保険 その5 」)

2番同様、面倒がっていわゆるセットプランしか勧めない営業も多い気がします。住む物件の構造、人数、持ち物の種類などによって保険の内容を適正にしないといけません。


4、地震が起きた時の保険の内容を確認しておきましょう。(参考記事「火災保険 その6 」)

ただ、地震保険に入るか入らないかだけを聞いたら、大抵の方は地震保険に入りません。

しかし、詳しく説明すると入る人が多いです。


5、北海道の場合特に想定される「凍結による水道管の破裂」ですが、水道管の修理そのものは保険の対象となるものとならないものがあります。管理会社指定の保険会社じゃなくても良いので、いろいろな保険会社の保険を見比べてみてください。(ただし、大体の不動産業者は指定以外の保険会社にされるとマージン収入が無くなるので嫌がりますけどね。)

同じ火災保険でも各保険会社あるいは各共済によって、特約の内容などは異なります。

特に、木造物件にお住まいになる方は、「水道管修理費用特約」的なものが付帯している保険に加入されることをお薦めします。




保険の契約で担当者が楽をしたばっかりに損をするのは、契約された方ご自身です。

少しでも得をしたい(財産を守りたい)なら、不動産屋が指定する保険ではなく、ご自身でいろいろ検討されて選んでみてください。(ただし、貸主側が希望する最低限の補償内容は必要です)

火災保険のバックマージンって結構多いので、不動産会社は煙たがりますけどね。


でも、逆にそういうところで「信頼のできる不動産会社」かどうかがわかるような気がします。