グラーヴの格付け 3
グラーヴの格付け 3
Cru Classes des Graves
赤ワイン 白ワイン
Graves Classification こちらへ を見付けたのですが、語学力の無さは本人が自慢?しているところですが、私の勝手な解釈によればグラーヴの格付けの説明は次のようになるのでは?
メドックの1855年格付けでは、グラーヴ地区から唯一シャトー・オーブリオンだけが例外的に選ばれています。
グラーヴの格付けは、第二次大戦後、地区のワイン生産協同組合が働きかけ、公的機関であるl'INAO(L'Institut National des Appellations d'Origine)に要請・協議の上決定されます。
INAOはクルティエ委員会に委託し、同委員会は格付けのベースとして「長期にわたる市場でのワインの価格」を考慮したと言いますから、メドック格付けと同手法のようです。
1953年に主として赤ワインを対象として行われ、農務省により1958年に正式に11シャトーが格付けされました。
シャトー・オー・ブリオン シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン
Chateau Haut Brion こちらへ Chateau La Mission Haut Brion こちらへ
シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン シャトー・スミス・オー・ラフィット
Chateau La Tour Haut Brion こちらへ Chateau Smith Haut Lafite こちらへ
Chateau Haut Bailly こちらへ Chateau Carbonnieux こちらへ
ドメーヌ・ド・シュヴァリエ シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール
Domaine de Chevalier こちらへ Chateau Malartic Lagraviere こちらへ
シャトー・オリヴィエ シャトー・ブースコー
Chateau Olivier こちらへ Chateau Bouscaut こちらへ
シャトー・ラトゥール・マルティヤック
Chateau Latour Martillac こちらへ
1959年には主として白ワインを対象として選定(改定)が行われますが、赤ワインの2シャトーも追加認証され赤ワインは全13シャトーが格付けを得ます(1959 年2 月 16日閣僚令)。
シャトー・パプ・クレマン シャトー・ド・フューザル
Chateau Pape Clement こちらへ Chateau de Fieuzal Leognan こちらへ
ワイン本の殆どは1953年に赤ワインのグラーヴ格付けがなされ、1959年の改定で白ワインが選定されたとの記述ですが、どうやら1953年に白ワインは5シャトーが選定されていたようです。
シャトー・カルボニュー ドメーヌ・ド・シュヴァリエ
Chateau Carbonnieux こちらへ Domaine de Chevalier こちらへ
シャトー・オリヴィエ シャトー・ブースコー
Chateau Olivier こちらへ Chateau Bouscaut こちらへ
シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン 現 シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン・ブラン
Chateau Laville Haut Brion こちらへ Chateau La Mission Haut Brion Blanc
1959年のグラーヴ格付け改定では新たに4シャトーの白ワインが選定されます。
シャトー・クーアン シャトー・クーアン・リュルトン
Chateau Couhins 詳解はこちら Chateau Couhins Lurton 詳解はこちら
シャトー・ラトゥール・マルティヤック シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール
Chateau Latour Martillac こちらへ Chateau Malartic Lagraviere こちらへ
となるのではないでしょうか?
シャトー・オー・ブリオンの白については1960年に追加されたとも読み取れるのですが、追加すべきとする議論が持ち上がっただけなのでしょうか?
Chateau Haut Brion こちらへ
グラーヴ格付は最終改訂が2003年とも言われているようですが、グラーヴ格付けの明確な資料を見付けられないため疑問は残ったままです。
御存じの方がいらっしゃいましたら御教授願います。
シャトー位置図 ペサック・レオニャンのワイン(地図付き) その2 こちらへ
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