久々に投稿するけれども、話しは政治の話しなんです。
学校でちゃんと勉強してきた方々にとってはきっと当たり前なんだろう・・・ (私はやってこなかった側だ)
世論というやつやネット界隈でも近頃はあまりにシンプルな核の部分が語られれることがない。
まずは、韓国のむちゃくちゃな言い分を気持ちよく非難する意見に関して。
そして次に、日本の左側の近頃のむちゃくちゃぶりを気持ちよく非難する意見に関して。
韓国側の日本に対するトンデモ話しは数多い。
そして今まさにHOTな北朝鮮についても、やはりその辺の基本的なことが重要になってくる。
韓国と北朝鮮というのは、どちらも日本支配時代に抵抗していた勢力が樹立した政府だ。
だのでどちらも、反日でなければ自分たちが国を統治してて良い正統性が保てない。
そこをちょっとでもいじると、自分たちが統治してて良い根底が崩れてしまうんだ。だから今後も含め、何がどう移り変わっていこうと、国としての成り立ち自体が反日である以上、反日は基本的スタンスとして動かせないんだ。
日本支配に抵抗する勢力として、金日成陣営も李承晩陣営もどちらも正直朝鮮半島全体の代表といえるほど強くない。
だので実際は、ソ連に代表として担がれた金陣営とアメリカに南の代表として担がれた李陣営によってそれぞれ成っている。
それがまっとうではないお陰で、強く反日を謳わなければ成らなくなったわけだ。
但し、金陣営は朝鮮半島全土を活動できていた勢力だったので、あえていうなら金陣営はある程度認められる。
ところが李さんはそもそもアメリカで学びアメリカに亡命して活動していた方だ。なおのこと朝鮮半島の南側の代表者としては正当性が疑わしい。だがしかし、当人はちゃんとしっかり強力に国家を運営していかなければならない。だので反日は声高に謳われなければならないわけだ。
アメリカもロシアも、自分らのせいで南北が分断されてしまったことを全世界が認識していると重々承知している。
が、ひとつにするかってえと、それが今となってはむしろ難しいわけだ。双方国家として強力に立ち上げなければならなかったゆえに合い譲れないカタチに仕上がってしまっている。
それをくっ付ける(融和)方向に持っていこうとすると、南北が一致する共通の旗印は“反日”ということになる。
南北を分断するチカラが強いときは、反日はひとまず置いとかれるわけだ。
分かりやすいところでは、無理やりねじ込まれた日韓ワールドカップは、南北分断のシングナルに、むりやりねじ込まれた先の平昌は、南北融和の号令ということ。
だからわけの分からん韓国の反日活動というのは、南北融和を推し進めたいということであって、それで迷惑をこうむる日本のことなど、本当はどうでもいいわけなんですね。どうでもいいから、無理くりで構わないわけだ。
少し話しが逸れるけどきっと戻ってこれると信じ...
ちなみに中国の反日も似たようなもの。日本軍と戦って戦勝国の仲間入りを出来たのは、本当は中華民国の国民党政府だ。
んでもその頃の中国全土はかなり中共に制圧されていた。国民党は日本の植民地(つまりはそのままアメリカの支配下になる)台湾に押しやられ、本土は共産党に制圧される。共産党はつまり、国を代表して日本と戦っている国民党を背後から襲ったわけだ。
その正当性のなさゆえに、歴史を改ざんし、日本に勝った地位ごとまるまる手に入れるからこそ、強烈に反日でなければならなくなってしまった。
今の中国はとても共産主義とか社会主義と呼べる有様ではない。つまり、なんちゃら主義の方こそがお飾りであって、共産党体制が強力に国を治めていい根拠となる、連合国側として日本を破り国を樹立した政府である(違うんだけども)ことしか重要ではないわけだ。
そこ、うやむやにしてしまうと自分らが治めていい理由もなくしてしまう。
その上で、敗戦国日本もまた、そういう盤面上のコマとして動かされているわけだ。
日本中心に考えてしまうとそこが見えなくなってしまう。
日本から中国や朝鮮半島を見るとそのようにシンプルであるように、日本もまた大国間の舞台のいちキャストでしかないんだ。
だので嫌韓だ嫌中だといって喜んでいては、あまりにハッピー過ぎる。
日本はむしろ、韓国を大事に考えてあげる兄ぐらいの目線でいなければ、韓国がかわいそうだ。(現に自民党は今までずっとそのように韓国に接してきている。だから安倍さんは統一教会だなんだといわれてしまう。)
そして中国についても多少。
中国は今の習さんが実権を握るまで、(特に今の今まで実権を握っていたのは江沢民の仲間達)共産主義の名を借りた、中共出世コースたちのみ自由主義経済な国だった。
世界が北朝鮮に圧力をかけようにも、江沢民派の皆さんが私服を肥やしたホットラインは生き残ったままでせっせと北朝鮮に物を運ぶから効力がなかった。(パナマ文書もきっとこの辺が本線なのだろう。)
ここを真剣に殲滅しようと戦ったのが今の習近平勢力だ。江派ズブズブだった前の金さん時代をまるまる引き継いだはずの今の金さん体制は、江派をつぶされたこでどうにも納得がいかなかったからシカトしていてた。が、いい加減これ以上習さんを怒らせるといよいよ本当にどうしようもなくなることは分かっている。そこで、ギブアップですよ。
とはいえじゃあ習さんがほんとにそんな素敵な奴かっていうと、一党独裁運営&自分らの実権の拡大でもあるわけで、シンプルじゃない。
自分らで盛り上げといて自分らで離脱したTPPを今さらまた蒸し返したアメリカ。
んでもそれはもはや中国への最後の圧力でしかない。
ここでも以前触れたように、環大西洋でのTTIPとセットな環太平洋のTPPは、中国包囲網として欧米連携で練られたものだった。
ところがEUはそれを放棄して(中国ともビジネスしていきたいとして)ブレグジットし、TTIPは捨てられた。それを号令に、TPPももはやどうでもよくなったわけだ。
ところがそれを真に受けてせっせと実務レベルで適用させることに勤しんだその他の国々は、今さら反故に出来ないのでアメリカ抜きで実施したわけだ。
次に、もりかけを始めとする野党のむちゃくちゃ三昧について。
そのひどさインチキをあげつらって喜んでいるようでは浅すぎる。
安倍政権というのは、この第二次ですべき使命は憲法改正で決まっている。
これは多くの共通認識だ。
そして現に2/3の議席を握っている現体制は、いつでも国民投票に打って出ることが出来る。
あとは国民の半数以上が賛成してくれれば可決だ。
これを、どんな手段を使ってでも食い止めたいのが野党勢。
だのでトンデモな人が前面に押し出ていようが、くっ付いたり離れたり名前だけ変えたりしてみようが、何でも構わない。
とにかく安倍政権の印象だけでも悪く出来ればいい。国民投票で過半数を取れない可能性が出ると、逆に憲法改正への不信任という意味になってしまうから、確実に過半数を取れない可能性があると、国民投票に打って出れない。
物事を知っているはずの中高年がテレビに毒されているとはいえ、そんな野党のトンデモを非難して喜んでいるネット中心世代側もまた、一歩足りないということになる。
そして電通問題もここに影響してくる。
過半数を確実に取れるように持って行くよう広報活動を発注され(てい)るのが電通。
だからといって電通が悪いわけではない。野党側が与党側より大きなお金で広告を発注し、与党側が野党側になる日がくるのであれば、きっと電通はそのように動くハズだ。ただ、それは非現実的な話し。産業界も自民側を支援する。つまり多くのクラアントも自民側を支援する。電通は広告代理店としてがむしゃらに活動しているだけ。
だからといってこのままその強引なパワーを発揮できない体になってしまうと、そもそもの本業もそぎ落とされてしまうだろう。(つまり、それでも何とか巻き返さないといけない。=2019ラグビーと2020五輪の動きに注目。)
単純な話しにせっせと迷彩を施すのは、それぞれ意図した人々が、自分たちの向かいたい方向へ誘導したい動きのせいなんだろう。