握手ビジネスとハインリッヒ | すてさん

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AKBの握手会で殺傷事件が起きたとのことで。


ルールを増やしたり、制度を変えるというのは、基本的には今現状で守っている(守っていた)人、適応させている(させていた)人に負担を増やす効果しかないんですね。
現状のルールや制度を乗り越える人というのは、その目的なりのためにルールや制度を越えていく人々なわけなので、そういう状態になった人(元からそのような人)にとっては、何をどう変えようと結局はそれを越えていくわけです。

但し、そういうものを越えさせようとするインセンティブが働くものをあえてやっている場合・・
それはその事業なり行いなりのほうを変えることは有意義だということになる。


良く考えてみて..
いや当たり前なことなんだけど、ファンや観客が自ら足を運んで楽しみに行くようなものに、警護だとかボディチェックが発生するようなものなどない。
あえていうなら、フーリガンとか... そんなものだろう。

だのでもし、そのような体制を敷かなければならないようなら・・
それはもうまともじゃない。



AKB商法は、キャバクラみたいなもの・・
って、かつて言われていた。
さんざん貢がせておいて・・ 裏切られた。
とかね、これをタレント活動としてではなく、キャバクラだと考えれば、そのような事態が起こる事は何も不思議じゃない。

つまり、このキャバクラ方式ビジネスの是非、それ自体を議論することのほうが建設的だということになる。



ハロー!の場合、まずメンバーの側にアーティストとしてのプライドがあり、核がある。
しかしそうではない陣営は、とにかくファンを引っ張り込むことそれ自体を主目的としてしまっている可能性が高く、そこには似て非なる何かが存在している。



よく考えなければならない。
ファンが自ら望んで足を運ぶような類のイベントに、警護やボディチェックが必要なら・・
それはもう、通り魔対策に全方位的に警護を付けろ!と言っているのと変わらない。
国中おかしい!!と言っているようなものだ。



今後のメディアの触れ方や界隈の議論によっては・・
AKBビジネスモデルの終焉に向かっていく可能性もある。
運営陣はきっと、このようなことが起こりうることを最初から想定できているハズだ。


ハインリッヒの法則で行けば、1つの事件の背後には29の未遂があり、300の異常が存在していることになる。



でわ。