需要がないというけれど・・ | すてさん

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それ以前に大いに疑問がある。
例えば車だけども、私の場合はただ単に欲しい車がないだけ。

車があるのが当たり前だった時代は、社会も生活も何も含め「とりあえず買う」という環境があったのだろう。そういう意味では確かに需要が弱いと言える。
んだが・・
今の日本車は見渡す限り、欲しい!と思える車がないんだ。

不況(/TДT)/ 人口減少((((;゚Д゚))) と企業は国内マーケットに自信を失い、顧客の顔色を窺うようにマーケティング手法が正当性を獲得し、資金は確実に見込める先にしか投入されなくなっていった。
世界の潮流含め。銀行がそういう動きしか取れなくなってきているのは致し方ないのかもしれないが...
企業は、そんな銀行屋脳に染まっちゃダメだろう。

不良債権→貸し倒れ→自己資本比率→株価に連動する事業規模→成功するより失敗しない経営→コンサル・マーケティング→

と流れて行くけど、このマーケティングについて大いに疑問。

企業がマーケットに寄り添うのではなく、企業が作った価値にマーケットが寄り添うのがあくまで基本線だろう。
プリウスは、既に存在している市場に投下されたのではない。商品が市場を作った。
マーケティング手法や市場分析というのは戦略に用いるのではなく、戦略の答え合わせに使われるべきだ。
ファンデーションから発想が始まるようでは、それはもはや事業会社とは言えない。


これから始まる新たなフロンティア・・
ビックデータとそれを活用するフィンテック、ブロックチェーンや人工知能の活用。
しかしビックデータ活用もある意味このような既に存在すると思われるマーケットへのアクションという使われ方では、大いに疑問だ。
これらの技術やアイテムが新たな価値(マーケット)を作って行くことを願う。

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仕事中にさっと書いたんでややしり切れた。

需要がない・・ という話しは、現代は、お金をジャブジャブ余らせても需要がないから実体に投資できない→だからあまったマネーは運用に向かう、というところから発想が出発している。

フィンテックやビットコインは、ネットと実体をつなぐあらゆる小さなサービスへの対価として流通させるのが本命だろう。
そして一部のエリアや一部のマーケットの間にだけ流通させることができるようにするためのマネーの代わりも担うのだろう。
市場で暴れないマネーの創出に、正式にお墨付きを与えて監視下に置きながら発展させていく号令のようなものに対するニュースがこのひと月で猛烈に流れている。
ビックデータと人工知能もまた、多くはネットワークと実体をつなぐ市場として育っていく。
これらの運用の技術的な希望がブロックチェーンだ。

とはいえしかし、世界は日本に対し、そうじゃない系・・ 今まで通りの実体から実体への産業を担うことを期待している。

最先端開発とニーズの多様化、両方を同時に叶える産業構造モデルは存在する。(きっと必ず)

いやおうなしに訪れる中印中心時代に向けて、先進各国の力は縮小していく。
自分たちの側(現在価値観を共有している側)ではない国々が暴れまわる前に、先進各国が次代のルール作りに取り組んでいこうという意思確認が、TPPやTTIP、イスラム教国への対応他ここ数年の動きなのだろう。


中国はパナマ文書騒動を境にして、急激に内需拡大に舵を切った。
だがしかし、実はそれは中共自身が立てた計画通りの日程でもある。
どうやらこの中国というのは、世界を荒らしまわっているように見えて実は、敵は常に自分たちの内側に存在しているようだ。そしてそれは国民自身でもある。

習近平-李克強体制は良い体制の可能性が高い。習さんが2023年までやることが濃厚である以上、李さんはもう主席にはなれないのでこのまま首相続投が濃厚ということになる。
中共は、5年ごとに体制が変わる。そして元首は2期(10年)まで。習体制の最初の変更は2018年。但し、最高指導部は68歳の年齢制限がある。なので2018年体制で5年後(2023年)に68歳を超える人は自動的に一期で降りる方々になる。つまり2018年の組織改変で63(理想は58)才以下の人らが、自動的にその次のトップ候補ということになる。
10年間まともに勤め上げた元首は、その権力が最大のまま、任期満了を迎える。そのため次の世代選びに大きな影響力を発揮することになる。10年間首相に甘んじた人がいる場合、その分逆に、“その次”の体制に向けた思いが強くなる。
中共というのは、そのように新体制がしかれたらすぐに、“その次”を見据えた権力争いが勃発する。

習さんはコッテコテの共産党思想で、李さんは資本主義思想だと言われている。
だのでこの2人の体制であるうちに、いっそそのまま二大政党制にでも移行できれば一番良いのだろうが。

中国マネーの暴れっぷりとイスラムテロ資金は同じところに滞在している。
米英仏独間の動きの食い違いは、恐らくそのような部分への判断の違いにあるのだろう。
そしてこれをあくまでも米英秩序化の世界作りであると考える場合、アジア諸国の価値観や歴史を英米から護る側だ!と考えるのがロシアということになる。
アジアの台頭はつまり、イスラムもヒンドゥも受け入れなければならないということだ。
ロシアと日本の接近というのは、北方領土ではなく、アジアを米英に破壊されないために手を組むべきパートナーなのではないですか?!という話しなのだろう。
そういう長くて強い話しができるのは、強い指導者である時期しかない。