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Kierkegaard
(背景・・・途中であきた・・・orz)

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『あふれる』

ピアノの調べが流れる、ノクターン、G線上のアリア・・・心地よい調べにマヤは意識を、その身をゆだねる。

「・・・お粗末さまでした」

「すごいな、亜弓くん、腕をあげた」

「師事している先生のおかげですわ」

「きれい・・・亜弓さん素敵、目の前に天使が見えた」

「ありがとう、マヤさん」

紫織ものりえも、ピアノは弾けるが、亜弓の後では、どうしても見劣りする。

紫織は真澄にしなだれかかろうとするが、真澄はどこ吹く風である。

「真澄さま、素敵な演奏でしたわね、わたくしも幼い頃から習っておりますけど、あの方と比べると拙くて・・・」

「・・・」

「真澄さま?」

がん無視である、真澄は、マヤの腰に手を添え離れないのだ。

「ん、ま」

「マヤ、お前もピアノを弾いてみるか?楽しかったら、俺が教えてやろう」

「マスミ、ピアノ弾けるの?」

「少なくともお前よりは上手いと思う」

「あとで教えて」

和やかに時は過ぎて行く、そして事件は起きるのだ。

執事の朝倉が、扉をノックしサロンへ、数名の、メイドが従い、飲み物と軽食運んできた。

正式なアフタヌーンティーだ、焼き菓子、サンド、フルーツ、盛りだくさんである、紅茶がフレッシュな香りを、ウバだ。

ガラス茶器にはフルーツの実がふんだんに、フルーツティーまで。

「どうぞ召し上がり下さいませ」

なんだかんだ言いながら女性は、お菓子が大好きだ、それぞれが取り皿に好きな軽食をとり、口に入れる。

「亜弓さん・・・どうしたの?」

亜弓がマヤから受け取ったカップに口をつけしばらくして、彼女は床にしゃがみ込んだ。

「うっ」

亜弓の青ざめた様子に一同に緊張が走る。

「毒・・・その少女が・・・」とのりえが叫ぶ。

「え?」マヤは、分からない、きょとんとしてその場に立ちすくむ。

「何を、亜弓くん大丈夫か?朝倉、すぐに医師に連絡を」

「の、喉が・・・」

榎木津が、亜弓に近づいて、口許の匂いを嗅いで・・・

「何か飲まされたらしいな、おい、水を・・・」

その時亜弓と榎木津の視線が交錯し、きらりと光ったが、その場にいた人間は、誰も気が付かなかった。

つづく その15

めずらしくペン画を練習しました。消しゴムで絵を描くのは好きなのだが、消しゴムなので消せないことに気が付いた。
仕方ないのでペンで描くことに。
Kierkegaard
下書き、黒いフレームに重ねて、白で描く、適当なのは仕様なのだ
Kierkegaard
ペン入れ、余白が寂しいので何かで埋める、途中であきたらしい

Kierkegaard

色塗りを頑張ろうと思ったけど、時間がないので置いただけになった