信じる心をPerfumeに | 全身蜂の巣

全身蜂の巣

煩悩を持て余せ!

 

 

 

すこし哲学的かつ意味深な記事タイトルを付けてみました。

今のところ、この記事はノープラン(どうすんだよっ)

 

かなり遡って、2010年ころの私のPerfumeファンとしての想いなどを回顧してみようと思います。

 

 

 

      ******

 

 

 

 

 

 

      ******

 

 

 

   (2010年のPerfumeファンである私)

 

①なにが”アイドル戦国時代”だ、性差と若さに重きを置いたアイドル文化に一切興味なし

 

②日本文化の本質を捉えながらも時代性にも乗った存在がアイドル文化から出てくるとは

 

③前年の⊿Tourの余韻を残しつつも、文字通り各界に衝撃を与えたPerfumeのこれからの動向は

 

④新奇性が陰る中、第9弾シングル「不自然なガール*ナチュラルに恋して」リリース

 

 

 

 

Perfume人気の新奇性に引っ張られるように、世の中の”アイドル”に対する見方、視線の向け方が微妙に変化してきたのはこの頃ではないのか。

 

 

 

 

日本の大衆芸能産業がアーティスト志向に若干傾いていたところに風穴を開けた格好となったPerfumeさん。

 

 

 

 

ここからの動向、一挙手一投足に関心が高まる中、2010年4月にリリースされたニューシングルのタイトルは、

 

 「不自然なガール*ナチュラルに恋して」

 

これはもう、渾身の自虐ダジャレ?、と、当時の自分は思ってしまった。

 

 

 

いままでの日本の大衆芸能界には無かったパッケージとしての新奇性、既存の枠組みから偶然逸れたことによって本質的な存在感を醸しているカリスマ性など、謂わば、

 

 ”不自然なガール”

 

・・・と、当時の私の目にPerfumeさんは映った。

そこに来て、ダブルA面のシングルタイトルのもう一面は、

 

 ”ナチュラルに恋して”

 

戸惑いを感じた。

こいつら、私の心情を見透かして心を弄んでいるのか(ちがうちがう)

 

 

 

 

たしかに、本格的なサウンドトラックや、明らかに欧米のスタイルにはない振付演出など、これまでの日本の大衆文化に感じていた上滑りな欧米文化の模倣や輸入といったスタイルの対極を目指して彗星のようにさっそうと登場したPerfumeさんたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしフタを開けるとそこには長い下積みがあり、さらには埃にまみれた日本文化を再構築してやろうなどというハーコー(ハードコア)なイケイケ感はなく、いたずらな前衛性を振り回そう、などという思惑も一切透けて見えてこない。

 

 

そんな深読みをしようとしている自分が恥ずかしくなるくらいに、Perfumeという表現集団の最前に立つメンバー3人はとても自然体だった。

 

当たり前のことを、当たり前に熟してきただけなのだから、もっと、

 

 ”ナチュラルに恋して”

 

・・・と、言われている気がしたのだ。

 

多分に自意識過剰であることはよくわかっている。

しかし、しかしである。

日本の一大衆芸能のユニットが、ビジュアルアートのようなステージをさっそうと披露し、各界のプロの方たちからも絶賛され、もっと奢り高ぶっても誰も文句を言わない状況まで頑張ってきたのにもかかわらず、

 

 ”ナチュラルに恋して”

 

・・・だとっ!

 

ここで芸術の偉人の言葉が脳裏をかすめる。

 

 

 「本当の芸術は、芸術だと自己主張しないもの」

 

 

大納得である。

この言葉こそ、今のPerfumeさんのことをそのまま言い表しているではないか。

 

そうこうしているうちに、Perfumeさんは秋口に向け、東京ドーム単独公演をやると言い出した。

私は苦悩する。

 

 

 

 

 

 

私の中の悪魔=(私は若くて可愛い女の子3人組に”ナチュラルに恋して”のこのこと東京ドームまで足を運ぼうとしているのか)

 

私の中の天使=(いやいやっ、アイドルというには不釣り合いなくらいに崇高な芸術性を発揮している、言わば神道に基づいているような古来よりの清楚な様式を思わせる”不自然なガール”をしっかりこの眼で拝みたいのだ)

 

 

 

 

多くのPerfumeファンが”東京ドーム”にざわつく中、私の心の最奥部で悪魔と天使が闘い続けたというのが、2010年の私のPerfumeファンとしての回顧なのである(んっ?んっ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、この年の(2010年5月)の音楽雑誌「音楽と人 192号」にはPerfumeさんのシングルプロモーション特集記事が掲載された。

記事冒頭には、意味深に、

 

 ”信じる心を”

 

と、キャッチコピーが躍る。

 

Perfume=「Perfumeが大きくなって、いろんな人の愛情や思いをいただけるようになったけど、逆に3人は距離というか、Perfumeらしさをわかんなくなってたところがあって、それをちゃんと取り戻すことができたんです」

 

 *音楽と人 192より引用

 

 

記事中、深く印象に残ったのは、”のっちさん”の語るこのお言葉である。

 

 

N=「すごいテレビ的な売り方をしたらとか、もっとクラブよりにいったほうがいいよとか、そういうのあるけど、やっぱりPerfumeはそのどっちかじゃなくて、真ん中なんだな、って」

 

 *音楽と人 192号より引用

 

 

 

 

Perfumeの”のっちさん”がこの駄記事に強力な補助線を引いてくれている(んんっ?)

回顧録としての私の2010年、やっぱり理性が”不自然なガール”を熱望しつつ、感情としては、”ナチュラルに恋して”いたいと思っていたのだ。

つまり、

 

 ”真ん中”なんだな(コラこらっ、のっちさんのお言葉っ)

 

 

 

      ******

 

 

 

”私に冷たい視線を向ける のっちさん(ちがうだろっ)”

 

 

 

      ******

 

 

 

 

どうだ、素晴らしいファンブログであろう(んんっ?)

これからも、正しいファンブログを書き続けたいと思う(んっ?人として合ってるのか?)

 

私はこの年、

 

 

 ”不自然なガールを強く意識しながらも、ナチュラルに恋していこうと思った”

 

 

ふっ、決まった(ダサいことこの上ないっ)

 

 

 

      ******

 

 

 

 

 

 

 

 

”2010年といえば、PS 2010 5月の写真はよかった(回顧)”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      ******

 

 

 

 

      ******

 

 

 

・・・「どういう記事だよ」・・・とお思いのアナタ・・・

 

 

Blu-ray&DVD "Perfume Countdown Live 2023→2024 'COD3 OF P3RFUM3' ZOZ5"

 

 

 

・・・「これからも、もっと応援するってことだな」