当時、都合で冒頭を見逃した生配信。
今更ですが、動画を見付けて始めから見直しました。
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(Cling Cling World スペシャル生配信)
①種田陽平さんの手による作り込まれた世界観
②ダイナミックレンジも狭く、解像度もよくない音、そして粗い映像
③そんな悪条件下なのに、有無を言わさず踊り子の支配下に置かれる鑑賞者
④狭いステージで舞う踊り子、足元を気にする様子が理路整然と舞う姿に生々しさを
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この世界の冒頭、
アジア圏のどこかの路地にふと現れる秘密めいた、近寄りがたい市場。
まるで、世間知らずな”私”が俗世を興味本位に覗き込んでくることを嫌っているように、
少しだけ意地悪い視線で”私”を睨んでくる踊り子たち。
いつも無意識に女性に求めてしまう笑顔はそこに望めない。
ちょっと悪い言い方だが、”踊り子”を見下していた自分に気付く。
みんな同じ人間、そこに境界なんてないと普段は意識しているはずなのに。
そんな私のことを気に留めるそぶりもなく舞台へと歩き始める踊り子たち。
壇上の踊り子を見上げていると、
さっきまで悪気なく傍観していた”私”が、今度は踊り子たちに見下ろされる。
楽曲が進行するにつれ、
私を惹きつけよう、などという意識など微塵もないと言いたげに
外部の世界のことをまったく気にしないままに舞いつづける踊り子。
踊りが終わると同時に照明も暗転し、舞台は静かに終わる。
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強烈な世界観にちょっと、また、酔いました。
途中からはリアルタイムに視聴したはず、したと思うのに。
そんなことを感じるのは、きっとPerfumeの舞に含まれるこの舞踊の奥義、
”安静の優雅”
インドの舞踊の聖典に記されている”安静の優雅”
Perfumeファンで知らぬ者はいないでしょう(知らないよっ)
その奥義をさらっと披露する踊り子Perfume。
肉蛇屋の元締めになりたい(なに言ってるんだっ)
不機嫌な踊り子が舞う世界、
その不思議な市場がどこかに存在していると疑わせるCling Cling World
映像の粗さも、音の悪さも、
この映像世界がドキュメントであると証明しかねない効果的な演出となっています。
今日の結論が見えてきました。
”不機嫌な踊り子”Perfume”に蔑まれたい”(ドMかっ)
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いかがでしたか。
過去の生配信を振り返って、ただの雑感をくだくだしく述べる記述。
私自身は”S”なので、今後、この論調で当ブログを進めていこう(やめろっ)
ともあれ、
見事な”踊り子”を演じるPerfumeの面々。
今後、このような”感慨”を抱かせる踊り子3人組は二度と現れない、
そう言い切ってこの世界観とお別れです。
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・・・「くだくだしい記述だったな」・・・とお思いのアナタ・・・
”安静の優雅”
・・・「わかったっ、わかったっ」
*「Perfumeと舞踊」
*「Perfumeの音波形」