「平成生まれ!」っていうと感動してくれる人が多くて最近ちょっと自慢。

1989年・・・世界で色々なことが起きているときに生まれました。

  天安門事件のときは0歳1ヶ月。

  ベルリンの壁崩壊のときは0歳6ヶ月。

  阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件は5歳のとき。

  9・11同時多発テロ事件は12歳、小学校6年生のときです。

そんな私もそろそろまともに物事が考えられる年齢になったのかな、
ということで日々思うことを書き連ねていくことにしました。

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バルセロナ旅行記

2012-01-01 05:20:19 Theme: 旅日記*旅することは生きること
23日から30日にかけてスペイン・バルセロナに行ってきた。日本からロンドン経由の便ではるばるやってきた両親・弟とヒースロー空港で合流し、なんと4人での家族旅行!ここ数年間私が日本にいる期間が少なかったり、弟が部活をやっていたりでなかなか4人での旅行が実現していなかったのでこれはとっても嬉しい旅だった。今回は移動ばかりでせかせかしても仕方がないということで、少し贅沢ではあるが一週間バルセロナ滞在というプラン。ウィークリーマンションのようなところを借りてのんびり過ごした。

バルセロナはロンドンと比べても日本と比べても暖かかった。コートを着ているとちょっと暑いなと思う日もあるくらいだった。天候には恵まれ、雨が一度も降らないどころか毎日青空が広がっていてとても気持ちよかった。
イギリスでの生活も3年目に入り、「やらなければいけないこと」あるいは「やらなければいけないと思っていること」に追われ生活がやや無機質になっていたところの今回の旅。久しぶりに感受性のツボ(そんなものがあるのかわからないが)が刺激されたような気がした。ということで少しバルセロナの様子を綴ってみようと思う。

  毎日が宝探し
  到着した夜。早速近くのスーパーで買い物。カゴにスーツケースのような取っ手とキャスターがついており、床を転がせるようになっている。


市場

アパートのすぐ近くにあったのがMercat de Sant Josep de la Boqueria。青果、海鮮、肉からワイン、ナッツ類まで様々なものが売られていたがどのお店も彩り鮮やかで活気に溢れていた。ただ歩いているだけでなんとなく心が躍る。もちろん我々くいしんぼ4人組が市場に行ってただ歩くだけなはずはなく歩くたびにどこかしらにひっかかって買い物をしてしまうのだが、イベリコ豚の生ハム、サケ、エビ、乾燥いちじくなどどれもとてもおいしかった。東京にも築地市場のような場所はあるがこのようにもっと身近に市街に市場があるのはとっても美味しく楽しい。

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  市場で売られるイベリコ豚!


ココア

日本ではココアと呼ばれるあの飲み物を英語ではHot Chocolate、スペイン語ではChocolate Caliente =温かいチョコと呼ぶが、スペインのココアはまさにその名の通りのものだった。液体よりは固体に近く、飲み物というよりはソースに近くといった感じのまさに溶かしたチョコレートなのだ。チョコレートファウンテンのもう少しどろどろしたものを想像していただければいいかと思う。チュロスというドーナツのようなものをこれに浸して食べるのがこちらでよくある「Churros con Cocolate」というものなのだが糖分も油分もたっぷり摂取できてしまう…(苦笑)と文句をいいつつそれなりにはまってしまい、今回の滞在で少なくとも3回は食べた。店によって形や味が少しずつ違うのもまた楽しい

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バルサ

バルセロナといえば今年(もう昨年か!)クラブワールドカップを制したフットボールチームFCバルセロナ(バルサ)の本拠地。サッカー好き(なのかな?)の弟が絶対に行きたいと決めていたのがそのバルサのホームスタジアムであるカンプノウ(Camp NOU)スアジアム。絶対に買いたいと決めていたのがバルサのユニフォーム。残念ながら試合は私たちの到着前日が2011年最後だったらしく観戦にはいたらなかったがスタジアムは訪れた。このスタジアムは一般公開されているため試合をやっていない日でも中を見ることができる。入場料が学生でも16.5ユーロ(約1700円)というなかなかのお値段のためここは「チーム男性」に代表してもらいスタジアムをみてきてもらった。「チーム女性」は近くのカフェで休憩(笑)

壮大なスケールのスタジアムを目の当たりにし、実際に観覧席の上から下まで歩いてみて、ちょっとした展示なんかもあって、二人はご満悦だった。もちろんスタジアムに隣接するオフィシャルショップでユニフォームを購入。まさしくバルサフルツアー。

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建築
バルセロナは建築の街ともよばれるが、今回の旅ではそういった建築に魅了された。
限られた時間の中だったが数多くの建築を見て回った。カタルーニャのムデルニズマやアール・ヌーヴォーに影響を及ぼしたといわれるリュイス・ドメネク・イ・ムンタネー作品の中ではバルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院を見学。ガウディの建築では最も有名であろうサグラダファミリア教会、カサ・ミラ(Casa Milà )、カサ・バトリョ(Casa Batlló)に加えて、郊外のコロニア・グエル教会地下聖堂とモンセラートの修道院の装飾まで見に行った。

ドミネクの作品もすごかったがやはりガウディは並外れていると感じた。

   自然の状態に存在する幾何学の尊重・機能的合理主義の崇拝・遊び心の追求

この3つがガウディの建築の中に調和されて共存するのを実際に見たときにガウディの天才を垣間見た気がした。

今「エコ」や「ユーザーフレンドリー」といった言葉をよく聞く。一見新しそうなこれらの概念も100年前のガウディの作品の中に見いだすことができる。リサイクリング、リユースも然り。ガウディが使用済みガラスの破片などを装飾につかったのはまさにそれだ。

本当の使いやすさ、便利さっていうのは意外と近代化や産業化と無関係なのかなと思ったりした。ガウディの設計した家は電気機器は見られなかったけれど空調の工夫がしてあったし、自然光の取り込み方の工夫が豊富で、下手な現代のアパートよりよっぽど住みやすそうだった。時代を超えて通用する考え方やものというのはやはりある。ガウディの建築に関する考え方からは他の学問分野にも通ずるものがあり、どんな分野に携わる人間も学ぶべきことがあると思った。

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海のある風景
バルセロナは海に面している。ホテルから海岸までは徒歩20分程度だったので滞在中2回ほど海岸沿いのレストランでお昼を食べた。魚介類のおいしいことおいしいこと。オリーブオイルとイカ、エビ、タコの組み合わせは絶妙!スペイン名物パエリアも海鮮がたっぷり入っていて素材の味がいきていた。

海岸沿いで新鮮な魚介類を食しながら改めて感じたのは海のある風景の魅力だった。ピースボートの船旅で海の虜(釣りをするわけでも潜るわけでもなんでもないが)になってから自分が海が好きだというのは知っていた。だが、その理由についてはあまり考えたことがなかった。もしかしたら海独特の開けた空間にその理由があるのかもしれないとふと思った。目の前に広がる大きな空間はそのまま心の余裕につながり、自分の感覚的時間の余裕にもつながる気がする。広い海を前にすると、日常のこまごましたことやつまらないことより、もっとスケールの大きく冒険的なことを考えたくなるのは私だけだろうか。

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  エビ!
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  イカリング!

電気:「ここは日本じゃなくてスペインだから」
滞在していたアパートではよくブレーカーが落ちた。何も電気を使っていなかった夜にさえ落ちていたのだからおそらく何らかの問題があったのだと思う。ただ、メンテナンスのおじさんに「ここは建物も古いしなんてったって日本じゃなくてスペインなんだから電気をたくさん一度に使えばブレーカーは落ちてしまうよ」と言われた。皮肉とも取れるかもしれないが私はそのコメントを真摯に受け止めた。節電と言いつつ必要な分だけ電気を使えることが当たり前となっている日本で、私も自然に「使える電気の量」より「使いたい電気の量」を先に考えていたと感じた。

この数日間で確実に電気の有限性を実感し、電気の使い方を考えるようになった(電気コンロを使うときはエアコンをきったり、電気ポットでお湯をわかす時は電気コンロを止めたり…)私たち。原発事故以降電力不足の影響が深刻な課題として日本でよく議論されるが、電力の供給が今までより少なくなると決めてしまえばそれ相応の技術開発や生活のしかたが必ずみえてくると思う

終わりに

「今日という日はもう二度とやってこないから」、一つ一つを楽しまなければと単純だけど忘れていたことを実感した旅だった。2012年しっかり一日一日を生きていかなければ。なんせ毎日が宝探しなのだから。










十色会

2011-11-11 23:23:17 Theme: ケンブリッジ*キャンパスライフ
ケンブリッジに日本人は少ないという印象を持っている人も多いよう。「おそらく 100人近く、あるいはそれ以上いるのではないですか」と答えると驚かれる。確かに学部生に日本人は少ない。

しかし、修士課程や博士課程、ポスドク(博士課程を修了した人のための研究コース)のためにケンブリッジに在籍する人を含めるとその数はぐっと増える。最近はケンブリッジ(大学のビジネススクールに MBA(経営修士)取得のために社費留学する人や官費で外務省や経産省から派遣される人も多いようだ。

そのような研究分野も経歴もばらばらな人たちが「日本人」という繋がりで集まるが会がある。「十色会」は「ケンブリッジで活動するすべての日本人と日本に関心を持つ方を対象にした学際的プラットフォームを提供する会で年齢、人種、分野(業種)を問わず、様々なバックグラウンドから集まった次世代の日本/世界を担う人材とフラットに議論/意見交換をおこない、知の"相互作用"と人の"繋"を創る事を目的」としている。(十色会(ホームページより抜粋)

毎日が宝探し
図書館でみつけた100年前のケンブリッジの試験問題

年度初めにはウェルカムパーティー、冬休み明けには新年パーティーと様々な催し物が行われるのだが、中でも私が楽しみにしているのが隔週で行われるセミナー。会員の中から毎回スピーカーが決められ質疑応答も入れて2時間ほどのセッションとなるこのセミナー。扱われるトピックはビジネス、政治、行政、法 曹、R&D、 医療など多岐に渡る。

最近では「エネルギー」と題して、商社でエネルギー関係を扱われていた方がお話をされたり、「日本のものづくり新解体新書」というテーマで日本のものづくりの未来についてのパネルディスカッションが行われたりした。

ケンブリッジのカレッジ制度の大きな特徴の一つはカレッジというコミュニティを通して専門分野に捉われない知識の交流が行われることだと思っている。その強みが日本人コミュニティにも見いだせることを嬉しく思う。今年は十色会の幹部となって運営に関わることになった私。ケンブリッジならではの「知の化学反応」をより多くの人に楽しんでもらいたい。

大英帝国の光と闇

2011-10-06 02:20:39 Theme: イギリス*もろもろ
世の中の「すごいもの」が常に権力や格差などといったものと密接な関係にあることを漠然と意識し始めたのは小学生の頃かもしれない。近くにある稲荷山古墳を見に行き、その圧倒的な大きさと完成までに動員された数え切れないほどの人々の存在に子どもながらに、不思議な感情をおぼえた。「自分の権力を示すために巨大なお墓を作った人がいて、そのお墓のために必死に働いた人がいるのか…。」

あれから10年以上。縁あって色々な国を 巡り、様々な建造物・建築物を見る機会があったが、どうやらこの私の小学生の頃の発見は比較的万国共通のようだ。ベネチアのサンマルコ寺院の金箔も、フィレンツェの大聖堂の大理石も、そのきらびやかな立ち姿の背景にはローマ帝国の圧倒的な勢力があった。そして、今私が住むイギリスも例外ではない。かつて大英帝国として栄えたという歴史からも容易に想像できるように、イギリスの建築もしばしば権力の象徴である。

900 年の歴史を持つケンブリッジのランドマークとも言えるキングスカレッジの礼拝堂。普段はあまり入ることはないのだが、先日友人とともに久しぶりに中をゆっくり見て回った。まばゆいほど鮮やかに光を反射するステンドグラス、吸い込まれるような高い天井にほどこされた細かい彫り。何から何までが静かに堂々とそこにあった。これもヘンリー6世はじめかつて大英帝国の頂点にたった王たちのある種の権力の象徴だ。

   毎日が宝探し

さらに大英帝国の広範囲に及ぶ権力を象徴しているように感じたのはイギリスの南海岸の街、ブライトンにあるブライトンパビリオン。外観からしてエキゾチックなわけだが中に入ると自然と溜息が出る。インドやエジプト、中国などの装飾様式が取り込まれているだけでなく、部屋の中はそれらの国々からの骨董品や絵画などがきらびやかに並べられている。1800 年代初頭に王室の住居としてリージェント王子 ( ジョージ 4 世 ) によって建築されたわけだが、私は当時のこの国の繁栄に思いを馳せ、ただただ感嘆した。

こんなにも美しく具現化される権力。がしかし、権力者の力が強ければ格差も生まれる。この夏イギリス各所で起こった暴動はイギリスの権力の闇を照らし出した。根強い権力と格差の歴史と文化を持つ国だからこそ、それらが社会の人々に与える影響を為政者はきちんと認識する必要がある。

(ねっとわーくSAITAMA10月号)

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