三田村静子さんとの再会とその先 | 019|まる・いち・きゅう

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丸い地球をまわりながら考えていることの記録

先月、三田村静子さんと本当に久しぶりに会った。私たちは2008年のピースボートで一緒に地球一周をした。4ヶ月の「証言の航海」。

「畠山澄子です」って言ってもわかってもらえなくて、忘れられちゃったかなと少し寂しく思っていたんだけど。そのあと集合写真の時に誰かが「澄ちゃんどこね?」と大きな声で言ったら「澄ちゃん?!」と。まさかの三田村さんの脳内メモリに本名登録されていなかったというオチでした。まわりの人には「すみちゃんは全然変わらない」と言われるのに、三田村さんはしきりと「立派になって!見違えて!」と喜んでくださった。



来週早稲田の学生を連れて長崎に行く。学生は班ごとにテーマを決めて自主的に動くのだけど、今学期私の授業をとっていた子が「証言を聞きたいのでどなたか紹介してくれませんか」と連絡をしてきた。忙しい時期なのを承知で無理を言って三田村さんに証言をお願いすることにした。

三田村さんと出会って14年。核兵器をめぐる世界の情勢は前進と後退の繰り返し。今年に入ってからはあまりにも冷静さを欠いた国内世論が目立つ。だからこそ、私は学生とともに三田村さんに会いに行く。核共有とか、核抑止は必要だよねとか、軍事費あげたほうがいいよねとか、そういう意見を目にしたときに、学生が三田村さんの言葉を思い出せるように。

三田村静子さんのことは、ここから読んでください。ストーリーからもとべます。
http://www.asahi.com/hibakusha/shimen/nagasakinote/note90-07.html