英国のEU離脱を選択する国民投票や、米国の大統領選挙では、大方の予想に反してEU離脱とトランプ大統領誕生という結果になりました。

 

知識人と言われる人達やマスコミの多くは、EU離脱反対とヒラリー氏が大統領選に勝つと予想していました。そして、そのように予想していた知識人やマスコミのほとんどが左翼的な思想を持っている人達です。

 

実際に英国や米国の現地で取材をしていた人達の話では、2つの結果は予想外ではなかったようです。日本のマスコミの特派員が現地でしっかりと取材をしていれば、予想を外すことはなかったと思いますが、英国と米国のマスコミが報じていることをそのまま伝書鳩のように伝えていたため、完全に予想外の結果となってしまったのだと思います (詳しくは「偏向報道が更なる偏向報道を有無?」参照)

 

日本に限らず、欧米のマスコミの多くが左翼的な思想を持っています。それも極左のようなスタンスを持ったマスコミが少なくありません。米国のCNNやニューヨークタイムズなどもそうです。

 

では、なぜ現地のマスコミも読み間違えたのかを考えてみました。

 

一つは、自分達が望む結果が出るように、一般の人を誘導しようとしていたことが考えられます。投票する人が事前のマスコミ予想などで優勢とされた方に投票しがちになるバンドワゴン効果を狙っていたのではないでしょうか。

 

ヒラリー氏が圧勝というように報じていれば、トランプ氏に投票しても仕方がないというように有権者に思わせ、ヒラリー氏が選挙に勝つように誘導していたことが予想されます。

 

また、自分達がヒラリー氏に勝ってほしいという思いが強過ぎて、ヒラリー氏に不利な情報や逆にトランプ氏を推すような情報に目を瞑っていたことが考えられます。

 

人間の脳というのは、自分に関心があることや自分に都合が良いことを優先して情報を得るという特徴があります。目や耳に入る情報というのは膨大な量になりますので、脳というのは必要な情報を取捨選択しないと処理しきれません。

 

実際に現場を取材していれば、英国の人達が何故EU離脱を望んでいるのか、米国の人達が何故トランプ氏を支持するのかということが分かるはずです。しかし、自分達の考え方と異なる人達の意見などは認めたくないということが根底にあるため、まともに受け取らなかったということが考えられます。

 

 

ここで左翼の特徴を、ウィキペディアなどから挙げてみます。その特徴は以下のとおりです。

 

○専制政治に反対

○弱肉強食的な資本主義に懐疑的

○平等、労働条件の改善、社会保障、社会福祉、平和を追求

○市民や労働者の自治を重視

○政府を否定する無政府主義

○国家の積極的な介入を重視する福祉国家

○暴力的

 

無政府主義でありながら、国家の積極的な介入による福祉国家という矛盾した性質を持っています。そして、平和を追求していながら暴力的という相反するものも持ち合わせています。

 

 

左翼というのは、自分達の思想や考え方が絶対に正しいと勘違いしており、自分達の思想や考えに反することには全く聞く耳を持たない人達が少なくありません。

 

自分達は正しいと思い込んでいますから、自分達が思い描いていることを実現するためには何をしてもいいと考えています。そのため、非常に暴力的で排他的な特徴を有することになってしまいます。

 

自分達は正しいという思い込みがあるため、情報の捏造や改竄・隠微などということを引き起こしてしまいます。そして、自分達が間違えているという情報を直視することが出来なくなってしまいます。

 

この「自分達が間違えているという情報を直視出来ない」ために、英国のEU離脱に賛成する英国民が多くいることや、米国大統領選でトランプ氏を支持している人が多くいるということから、目を逸らしてしまったのでしょう。



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