ヒロシマ・ナガサキから60年と原発の常態化
核の言説史 2005-2009

瀧本 往人

2005年は戦後60年ということもあり、あらためてヒロシマ、ナガサキにスポットが強くあたりました。またこの時期は、イラク戦争におけるウラン兵器の使用にも注目が集まりました。しかしチェルノブイリ事故から20年が過ぎ、「原子力ルネサンス」や「原発阻止」のように、原発推進派、反対派、両陣営がそれぞれが勝手に話を進め、議論や対話を行うという雰囲気が減少しているようにみえます。


▼2005年

ほんとうは、どうなの? 原子力問題のウソ・マコト 上坂冬子 PHP研究所 1月

どうする?放射能ゴミ 西尾漠 緑風出版 1月

核問題ハンドブック 和田長久、原水爆禁止日本国民会議:編 七つ森書館 2月

珠洲原発阻止へのあゆみ(脱原発シリーズ 3) 選挙を闘いぬいて 北野進 七つ森書館 2月

核災害からの復興 広島、チェルノブイリ、ロンゲラップ環礁の調査から 高田純 医療科学社 2月

日本電気事業経営史 9電力体制の時代 中瀬哲史 日本経済評論社 2月

徹底Q&A 知ってナットク原子力 100億人のエネルギーサイクルの理由 宅間正夫、藤森礼一郎 電気新聞ブックス(日本電気協会新聞部) 2月
 第1章 「平和利用」の枠組み/第2章 なぜ?核燃料サイクル/第3章 プルサーマルって何?/第4章 原子炉開発の歴史/第5章 原子力の技術と信頼性

帝都原爆投下作戦 出撃!「橘花」本土防空戦隊 渡辺龍二 歴史群像新書(学習研究社) 2月

六〇〇〇度の愛 鹿島田真希 新潮 2月
 長崎で出会った2人は、互いの傷をなめ合うような、悲しい恋愛しかできない。しかし、亡き兄や、愚鈍な母を記憶に抱えていても、警報機のベルの音、きの こ雲に主人公は後押しされること自体は、なかなか面白いと思う。絶妙な筆致で、日常の倦怠と、非日常の危うさを、男女のひとときの恋愛を通じて表現。コメ ントはこちら

脱原子力の運動と政治 日本のエネルギー政策の転換は可能か 
本田宏 北海道大学図書刊行会 2月

ブライター・トゥモロー 原子力新時代の幕明け ピート・V・ドメニチ 藤家洋一:監訳 石井保、出澤正人、村田貴司:訳 ERC出版 3月

成長の限界 人類の選択 ドネラ・H・メドウズ、デニス・L・メドウズ、ヨルゲン・ランダース 枝廣淳子:訳 ダイヤモンド社 3月

成長の限界 人類の選択/デニス・メドウズ


地方発エネルギー・アラート エネルギー自立でもがくわが国の実像 菅原 剛彦 丸善仙台出版サービスセンター 3月

新藤兼人・原爆を撮る 新藤兼人 新日本出版社 3月

安全とは何か : 市民的危機管理入門 (続) 桜井淳著作集第5巻 桜井淳 論創社 4月

明日への伝言 被爆者の切なる思い 河上澄子 文芸社 4月

天草へ帰った被爆者 聞き書き 中原澄子 創言社 4月

絆・もう一人の原爆の子 才原茂忠 碧天舎 4月

原爆投下の一瞬前を見た少年 松原一則 文藝書房 4月

飛行の夢 1783-1945  熱気球から原爆投下まで 和田博文 藤原書店 5月

日本原爆文学選(フロンティア文庫99 風呂で読める文庫100選 99) 原民喜、峠三吉 フロンティアニセン 5月(第2刷)
 原爆詩集/峠三吉、夏の花/原民喜、壊滅の序曲/原民喜、廃墟から/原民喜

隠されたヒバクシャ 検証=裁きなきビキニ水爆被災 グローバルヒバクシャ研究会(前田哲男、中原聖乃、高橋博子、竹峰誠一郎)
凱風社 6月

原子力 自然に学び、自然を真似る 藤家洋一 ERC出版 6月

内部被曝の脅威 原爆から劣化ウラン弾まで 肥田舜太郎、鎌仲ひとみ ちくま新書(筑摩書房) 6月

原爆体験 六七四四人・死と生の証言 濱谷正晴 岩波書店 6月

核の時代と東アジアの平和 冷戦を越えて 木村朗:編 法律文化社 6月

原爆を投下するまで日本を降伏させるな トルーマンとバーンズの陰謀 鳥居民 草思社 6月

原爆=写真論 「網膜の戦争」をめぐって 鈴城雅文 窓社 6月

ヒロシマを持ちかえった人々 「韓国の広島」はなぜ生まれたのか 新装増補版 市場淳子 凱風社 6月

ヒロシマ、60年の記憶 近藤紘子 リヨン社  二見書房:発売 6月

僕のヒロシマノート 木原省治 七つ森書館 6月

二度と 松井エイコ:脚本・絵. 童心社 紙芝居 6月 

平和のちかい「原爆の子」より 稲庭桂子:脚本 佐藤忠良:絵 紙芝居 童心社 6月

原爆災害 ヒロシマ・ナガサキ 広島市・長崎市原爆災害誌編集委員会:編 岩波現代文庫 (岩波書店) 7月

地球温暖化とエネルギー戦略 一本松幹雄 南雲堂 7月

原子力市民年鑑 2005 原子力資料情報室 七つ森書館 7月

デモクラシー・リフレクション 巻町住民投票の社会学 伊藤守、渡辺登、松井克浩、杉原名穂子 リベルタ出版 7月

ヒロシマから問う 平和記念資料館の「対話ノート」 「対話ノート」編集委員会:編 安斎育郎:監修 かもがわ出版 7月

広島 記憶のポリティクス 米山リサ 小沢弘明、小澤祥子、小田島勝浩:訳 岩波書店 7月

破壊からの誕生 原爆文学の語るもの 津久井喜子 明星大学出版部 7月

科学大国アメリカは原爆投下によって生まれた 巨大プロジェクトで国を変えた男 歌田明弘 平凡社 7月

英語で発するヒロシマ・メッセージ 増田一也:編著 三五館 7月

リトルボーイとファットマン パロディ絵本  原爆投下は人体実験だった…悪魔は誰? マッド・アマノ:パロディと文. 七つ森書館 7月

原爆と写真 徳山喜雄 御茶の水書房 7月

被爆者 60年目のことば(シリーズ・自然いのちひと7) 会田法行 写真・文. ポプラ社 7月

カウントダウン・ヒロシマ 08:15 August 6 1945 スティーヴン・ウォーカー 横山啓明:訳 早川書房 7月 Shockwave:countdown to Hiroshima

原子爆弾は語り続ける ヒロシマ六〇年 織井青吾 社会評論社 7月

チンチン電車と女学生 1945年8月6日・ヒロシマ 堀川惠子、小笠原信之 日本評論社 7月

八月のすきまに(ピース・セレクション2) 辛島萌:作 狩野ふきこ:絵 新日本出版社 7月

止まった夏 寺本家の人々と広島の原爆と平和 はまの鶴子 東京図書出版会 リフレ出版:発売 7月

被爆のマリア~永遠の火~時の川~イワガミ 田口ランディ 文学界 8月号 短編小説の連作

海のむこうのヒロシマ・ナガサキ 韓国被爆者たちの歳月 太田康男 麦秋社 8月

原爆は文学にどう描かれてきたか(21世紀の若者たちへ4) 黒古一夫 八朔社 8月

ヒロシマ・ナガサキの思い、未来へ いのちのことば社:編:刊 8月

「安全」のためのリスク学入門 菅原努 昭和堂 8月

破壊者のトラウマ 原爆科学者とパイロットの数奇な運命 小坂洋右 未來社 8月

こぎゃんことがあってよかとか 1945.8.9ナガサキのあの時  原爆絵本 寺山忠好:絵・文. かもがわ出版:発売 8月

ここにいることおかあさんにしらせて 原爆の子からのメッセージ 上野さかる:文 藤わかな:絵 BOC出版部 8月

1945年10代の戦争 原爆・横浜大空襲編 いしかわまみ 講談社コミックスデザート(講談社) 8月

戦略爆撃の思想 ゲルニカ、重慶、広島 前田哲男 凱風社 8月

低線量放射線の健康影響 近藤宗平 近畿大学出版局 紀伊國屋書店:発売 9月

さようなら私の本よ! 大江健三郎 講談社 9月

記憶の光景・十人のヒロシマ 江成常夫 小学館文庫(小学館) 9月 
 新潮社(1995)の増補

核拡散と原発 希望の種子を広げるために 大庭里美 南方新社 9月

科学の発見はいかになされたか 福澤義晴 郁朋社 10月

住民投票運動とローカルレジーム : 新潟県巻町と根源的民主主義の細道,1994-2004 中澤秀雄 ハーベスト社 10月

原爆碑を洗う中学生(母と子でみる) 小林文男 草の根出版会 10月

ある日、爆弾がおちてきて 古橋秀之 緋賀ゆかり:画 電撃文庫 10月

原子力規制関係法令集 2006年 原子力規制関係法令研究会 大成出版社 11月

原子力と人間 :闇を生む光 小林公吉 菁柿堂 ; 東京 : 星雲社 (発売) 11月

天草へ帰った被爆者 聞き書き(続) 中原澄子 創言社 11月

がん旅情.放浪編 篠垤潔 碧天舎 11月

放射線および環境化学物質による発がん 本当に微量でも危険なのか? 佐渡敏彦、福島昭治、甲斐倫明:編著 医療科学社 12月

放射線カウンセリング・ステップone 日本放射線カウンセリング学会:編 柏田陽子、村井均、鈴木隆、桑原宏、川西義浩 日本放射線技師会出版会 12月

核を追う テロと闇市場に揺れる世界 吉田文彦、朝日新聞特別取材班 朝日新聞社 12月

ヒロシマ2005 土田ヒロミ 日本放送出版協会 写真集 12月
 ヒロシマ 1945~1979」の続編。

広島昭和20年8月6日 遊川和彦 汐文社 12月

「ヒロシマ グラウンド ゼロ 」~あの日、爆心地では~ ハイビジョン作品 田邊雅章 ナック映像センター ?月


▼2006年

浜岡原発の危険住民の訴え 伊藤実、小出裕章、神戸泰興、柳沢静雄、藤原照巳、吉川雅宏、長野栄一、嶋橋美智子、伊藤眞砂子、田島五郎 実践社 1月

"戦争と科学"の諸相 原爆と科学者をめぐる2つのシンポジウムの記録(叢書インテグラーレ2
) 広島大学総合科学部:編 市川浩、山崎正勝:責任編集 丸善 2月

マグマ 小説国際エネルギー戦争 真山仁 朝日新聞社 小説 2月
 国際政治の力学の中で、これまでの原子力推進制作が勝手に路線転換されたとき、「ハゲタカ」はどう動くか。ビジネス小説としてもおもしろいが、地熱発電の課題と可能性を語る書でもある。

マグマ/真山 仁


原子力ルネサンスの風 海外最新レポート 電気新聞海外原子力取材班 日本電気協会新聞部 3月

ほんとにだいじょうぶ?身近な放射線 原子力資料情報室:編・刊 3月

ユーゴ空爆で使われた劣化ウラン弾が人々を苦しめている Stop!劣化ウラン弾キャンペーン:編著  実践社 3月

原子力政策大綱批判 伴英幸 七つ森書館 3月

貝 青来有一 文学界 3月号 3月

忘れないで 安達千夏 すばる 3月号 

原子力と環境 中村政雄 中公新書ラクレ(中央公論新社) 3月

原子力政策大綱批判 策定会議の現場から 伴英幸 七つ森書館 3月

原爆孤児物語 緋桜春樹 新風舎 3月

灯籠流し 陽の目を見なかった父の原爆小説 河野治彦 文芸社 3月

ナガサキのおばあちゃん 高橋克雄:作 吉田隆:絵 「ナガサキのおばあちゃん」出版支援会 金の星社:発売 3月

戦火の爪あとに生きる 劣化ウラン弾とイラクの子どもたち 佐藤真紀 童話館出版 4月

基礎から学ぶ医用放射線計測学 丸山浩一 三恵社 4月

放射能で首都圏消滅 誰も知らない震災対策 食品と暮らしの安全基金 古長谷稔 三五館 4月

放射能がクラゲとやってくる 水口憲哉 七つ森書館 4月

まだ、まにあうのなら 私の書いたいちばん長い手紙 原発はいらない 増補新版 甘蔗珠恵子 地湧社 4月

被爆者からの伝言原爆の実相を語りつぐ 日本原水爆被害者団体協議会:編 あけび書房 6月
 日本原水爆被害者団体協議会創立50周年特別企画で図版、解説書、DVD、地図等からなる

核燃料サイクル20年の真実 六ヶ所村再処理工場始動へ 塚原晶大 日本電気協会新聞部 7月

核燃料サイクルの闇  イギリス・セラフィールドからの報告 秋元健治 現代書館 7月

人類の危機に立ち会った人たちの声 今石元久:編著 広島  溪水社 7月

広島から世界の平和について考える 広島大学原爆放射線医科学研究所附属国際放射線情報センター・文書館・平和科学研究センター共同研究事業 広島大学文書館:編 現代史料出版 7月

全員勝ったで! 原爆症近畿訴訟の全面勝訴を全国に 原爆症認定近畿訴訟弁護団 安斎育郎:監修 かもがわブックレット(かもがわ出版) 7月

真実を聞いてくれ 俺は劣化ウランを見てしまった デニス・カイン 阿部純子:訳 日本評論社 7月 Support the truth

ふたりのイーダ(児童文学創作シリーズ講) 新装版 松谷みよ子 司修:絵 談社 7月

スパイ"ベラスコ"が見た広島原爆の正体 高橋五郎 学習研究社 7月

ヒロシマと音楽 「ヒロシマと音楽」委員会:編 汐文社 7月

ヒロシマあの時、原爆投下は止められた いま、明らかになる悲劇の真実 TBSテレビ「ヒロシマ」制作スタッフ:編 毎日新聞社 7月

ヒバクシャになったイラク帰還兵 劣化ウラン弾の被害を告発する 佐藤真紀:編著 大月書店 8月

核大国化する日本 平和利用と核武装論 鈴木真奈美 平凡社新書(平凡社) 8月

爆心地からの生還 原爆被爆少年が挑んだ医療従事者への道 角廣邦夫 新風舎 8月

引き裂かれながら、私たちは書いた 在韓被爆者の手記 丸屋博、石川逸子:編著 西田書店 8月

広島爆心地中島 原爆遺跡保存運動懇談会:編 新日本出版社 8月

天顕祭 白井弓子 同人出版 2006年2月19日 - 2007年8月26日
 当初は同人出版、後にサンクチュアリパプリッシングから刊行。物語のふところが深い。かえって「核」は背景にさがっているが、その分の厚みのある作品。コメントはこちら
天顕祭 (New COMICS)/白井 弓子

いわたくんちのおばあちゃん 天野夏美:作 はまのゆか:絵 絵本 主婦の友社 8月
  「あの日」の前に家族で写真を撮って、すべてを失ってしまった「岩田君のおばあちゃん」の実話。裏表紙前に実際の家族写真がある。

日本の原発地帯 鎌田慧 新風舎文庫(新風舎) 9月

ヒューマンエラーを防ぐ技術 エラー発生のメカニズムから、事故分析、具体的な対策まで 河野龍太郎:編著 東京電力 (株) 技術開発研究所ヒューマンファクターグループ 日本能率協会マネジメントセンター 9月

被爆者はなぜ原爆症認定を求めるのか 伊藤直子、田部知江子、中川重徳 岩波ブックレット(岩波書店) 9月

愛を失ったとき 武谷田鶴子 溪水社 9月

青桐に祈る 原爆の町をのがれて 井上葉子 新風舎 9月

ヒロシマをさがそう 原爆を見た建物 山下和也、井手三千男、叶真幹 西田書店 9月

六ヶ所村ラプソディー 監督:鎌仲ひとみ 邦画 ドキュメンタリー 9月
六ヶ所村ラプソディー [DVD]/ドキュメンタリー映画

ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸 ベン・シャーン:絵 アーサー・ビナード:構成・文 絵本 集英社 9月
 1960-62年頃にベン・シャーンが描いたLucky Dragonの連作をもとにつくられた。

いまに問うヒバクシャと戦後補償 市民講座 高橋博子、竹峰誠一郎:責任編集 グローバルヒバクシャ研究会:編 凱風社 10月

原爆正当化のアメリカと「従軍慰安婦」謝罪の日本 鈴木敏明 展転社 10月

朽ちていった命 被曝治療83日間の記録 NHK「東海村臨界事故」取材班 新潮文庫 10月 
 東海村臨界事故被曝治療83日間の記録 岩波書店 2002年 改題

横から見た原爆投下作戦 秋吉美也子 元就出版社 10月

日本の疫学 放射線の健康影響研究の歴史と教訓 重松逸造 医療科学新書(医療科学社) 11月

レネット 金色の林檎 名木田恵子 金の星社 小説 12月
 「キャンディ・キャンディ」の原作者。チェルノブイリ事故を題材とし、近隣に住んでいて被曝をした少年にまつわる物語。コメントはこちら

二重被爆 監督:青木亮、川崎亮輔 邦画 ドキュメンタリー


▼2007年

チェルノブイリ原発事故20年、日本の消防は何を学んだか? もし、チェルノブイリ原発消防隊が再燃火災を消火しておれば! 森本宏 近代消防ブックレット(近代消防社) 1月

巻原発反対運動・住民投票資料(全10巻) 埼玉大学共生社会研究センター:監修 すいれん舎 1月

この世界の片隅に こうの史代 漫画アクション(双葉社) 2007年1月23日号~2009年1月20日号連載
 広島原爆前後の日常を描く。「反戦」「反核」という言葉にまとめることのできない悲しみや怒りやその他の感情を、きめ細やかに描いている。コメントはこちら

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌 メアリー・マイシオ 中尾ゆかり:訳 日本放送出版協会 2月

或る敗因 原爆を生き抜いた特攻隊員が明かす真実 石田京 文芸社 2月

大空襲と原爆は本当に必要だったのか A・C・グレイリング 鈴木主税、浅岡政子:訳 河出書房新社 2月 Among the dead cities

どう見る?どう考える?放射性廃棄物 鳥井弘之 エネルギーフォーラム 2月

「青森・東通」と原子力の共栄 渡部行 東洋経済新報社 2月

図解雑学 放射線と放射能 安斎育郎著 ナツメ社 2月

せんそうってなんだったの? 語りつぎお話絵本.7(原爆・沖縄) 田代脩 NPO「昭和の記憶」:監修 学習研究社 2月

漁業と原子力の共生を考える それは原子力船「むつ」から始まった:座談会 漁村文化協会:編・刊 3月

「青森・東通」と原子力との共栄 世界一の原子力平和利用センターの出現 渡部行 東洋経済新報社 3月

やっぱり原子力 新保新吾、飯高季雄 電気新聞:編 日本電気協会新聞部 3月

図録原爆の絵 ヒロシマを伝える 広島平和記念資料館:編 岩波書店 3月

常識として知っておきたい核兵器と原子力 例えば、あなたは原爆と水爆の違いを言えますか?ニュースなるほど塾:編 Kawade夢文庫(河出書房新社) 3月

修学旅行で行ってみたい日本の世界遺産.5(原爆ドーム/厳島神社/屋久島/琉球王国のグスク及び関連遺産群) 本田純 小松亮一 清野賢司 岩崎書店 4月

ためされた地方自治 原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年 山秋真 桂書房 5月

原爆症 罪なき人の灯を継いで  原爆症認定集団訴訟を支援して 郷地秀夫  かもがわ出版 5月

旭光の富嶽 ソ連、東京原爆投下計画 胡桃哲 歴史群像新書(学習研究社) 5月

アメリカの歴史教科書が描く「戦争と原爆投下」 覇権国家の「国家戦略」教育 渡邉稔 明成社 5月

原爆忌 句集(俳句界叢書20) 飯野幸雄 文學の森 5月

欧州原子力と国民理解の深層 賛否世論はいかに形成されるか 福澤義晴 郁朋社 6月

永井隆 平和を祈り愛に生きた医師 中井俊已 童心社 6月

虎の巻・低線量放射線と健康影響 先生、放射線を浴びても大丈夫?と聞かれたら 放射線医学総合研究所:編著 土居雅広、神田玲子、米原英典、吉永信治、島田義也:編集責任 医療科学社 7月

ヒバクシャの心の傷を追って 中澤正夫 岩波書店 7月

世界を不幸にする原爆カード 金子敦郎 明石書店 7月

原子力市民年鑑2007 原子力資料情報室編 七つ森書館 7月

石の記憶 ヒロシマ・ナガサキ 田賀井篤平 智書房 星雲社:発売 7月

ナガサキ昭和20年夏 GHQが封印した幻の潜入ルポ ジョージ・ウェラー アンソニー・ウェラー:編 小西紀嗣:訳 毎日新聞社 7月 First into Nagasaki

生かされている命 広島・長崎「二重被爆者」、90歳からの証言 山口彊 講談社 7月

神の火を制御せよ 原爆をつくった人びと パール・バック 丸田浩:監修 小林政子:訳 径書房 7月 Command the morning

ヒロシマナガサキ 監督:スティーヴン・オカザキ 米 ドキュメンタリー映画 7月 White Light, Black Rain: The destruction of Hiroshima and Nagasaki

ミサコの被爆ピアノ 松谷みよ子:文 木内達朗:絵 講談社 7月

EXPOSED 東海村感光録  金瀬胖 新宿書房 2007年7月 写真集

原発の即時廃止は可能だ ロジェ・ベルベオーク、ベラ・ベルベオーク 桜井醇児:訳 緑風出版 8月

沈黙のヒロシマ 仲川文江、尾崎孝  文理閣 8月

オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下) カイ・バード マーティン・シャーウィン 河邉俊彦:訳 PHP研究所 8月 American prometheus

長崎原爆の記録 泰山弘道 完全版 東京図書出版会 リフレ出版:発売 8月
  (初版の出版社:あゆみ出版)

週刊しゃかぽん にっぽん・せかいビックリ社会誌.20(原爆・武田信玄・神社とお寺・お札・オーパーツ)(朝日ジュニアシリーズ) 伊藤育雄、内田正信、鳥越泰彦、山口正、和田哲男:監修 朝日新聞社 8月

いのちと放射能 柳澤桂子 ちくま文庫(筑摩書房) 9月 
  「放射能はなぜこわい」 (地湧社、1988年) 改題

長崎原爆六十二年をすぎて 井手上芳子 新風舎 9月

吾等原爆に降伏せず 川内康範 廣済堂出版 9月
  ノーベル書房、1995年刊の複製

巨大地震が原発を襲う チェルノブイリ事故も地震で起こった 船瀬俊介 地湧社 9月

日本を滅ぼす原発大災害 完全シミュレーション 坂昇二、前田栄作 小出裕章:監修 風媒社 9月

日本の「原発震災」への警鐘 : 「チェルノブイリ原発事故20年-ベラルーシ・ウクライナ現地の旅(2006年8月27日-9月4日)」調査報告書 原発問題住民運動全国連絡センター編集 原発問題住民運動全国連絡センター 9月

これから起こる原発事故 原発問題の専門家からの警告 別冊宝島 10月

中電さん、さようなら 山口県祝島原発とたたかう島人の記録 那須圭子:写真・文 創史社 10月

「震度6強」が原発を襲った 朝日新聞取材班 朝日新聞社 10月

社会保障と平和・国籍・被爆者 小川政亮 小川政亮著作集編集委員会:編 大月書店 10月

原発崩壊 誰も想定したくないその日 明石昇二郎 金曜日 11月

隠れて核武装する日本 核開発に反対する会:編 槌田敦・藤田祐幸ほか 影書房 11月

原子力ハンドブック 原子力ハンドブック編集委員会:編 オーム社 11月
 オーム社からは、同名で1976年版、1989年版、2007年版が出ている。

東京電力・帝国の暗黒 恩田勝亘 七つ森書館 11月

ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ Stop-Rokkashoプロジェクト 坂本龍一他 講談社 12月
 エネルギー戦略研究会(EEE会議). 有志会員より、抗議文が出ている。こちら
ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ/STOP-ROKKASHOプロジェクト

怨光 日本に原爆を落とさせた男 小田一 文芸社 12月


▼2008年

環境・資源・エネルギー問題解決のための独創エネルギー工学 西澤潤一:編著 講談社 1月

原発と地震 柏崎刈羽「震度7」の警告 新潟日報社特別取材班 講談社 1月

「脱・石油社会」日本は逆襲する 経済危機と資源枯渇の先にある 原子力と二次電池で勝利せよ! 清水典之 光文社 1月

原爆の少女たち CDブック 今石元久、森下峯子:編著 溪水社 1月

彼岸花はきつねのかんざし 朽木祥:作 ささめや ゆき:絵 学研 児童書 1月
 戦争が激しくなる前に少女は狐の子と親しくなる。そして8月6日、少女を探して狐の子は被爆したのか…。余韻の残る結末。

アメリカを理解する鍵 銃、大統領選、神、原爆、ヒーロー、黒人、楽観主義…からアメリカをひも解く 帆多留萌 友月書房 2月

封印されたヒロシマ・ナガサキ 米核実験と民間防衛 高橋博子 凱風社 2月

生命の河 原子病の話 永井隆 アルバ文庫(サンパウロ) 2月

原子力発電がよくわかる本 榎本聰明 オーム社 3月

漁業と原子力の共生を考える それは原子力船「むつ」から始まった 座談会 漁村文化協会:編・刊 3月

原子力発電所のプロセス計装の保守 温度と圧力の計装の概要と試験法および長期運転と高経年化に伴う不具合対策 H.M.Hashemian 木村逸郎、石原信二:訳 原子力安全システム研究所技術システム研究所:監修 ERC出版 3月

原発が日本の破滅を救う 京都議定書必勝法 長尾秀美 ERC出版 4月

原爆文学という問題領域 川口隆行  創言社 4月

ウラン兵器なき世界をめざして ICBUWの挑戦  劣化ウラン兵器禁止を訴える国際大会 嘉指信雄、振津かつみ、森瀧春子:責任編集 No DUヒロシマ・プロジェクト ICBUW:編 広島  No DUヒロシマ・プロジェクト 合同出版:発売 4月

ひろしま 石内都 集英社 2008年4月 写真集

原子爆弾とキリスト教 広島・長崎は「しょうがない」か? 栗林輝夫 日本キリスト教団出版局 5月

韓国原爆被害者苦痛の歴史 広島・長崎の記憶と証言 鄭根埴:編 晋珠:採録 市場淳子:訳 明石書店 5月

核エネルギーと地震 中越沖地震の検証、技術と危機管理(高田純の放射線防護学入門シリーズ) 高田純 医療科学社 6月

COPPELION 井上智徳 週刊ヤングマガジン(講談社) 2008年28号~連載 2008年6月~
 東京で原発事故が起こった後の近未来、放射能汚染に耐えられる人間が遺伝子操作で生み出され、コッペリオンと名付けられる。序盤はかなり既視感が漂うが、次第にキャラと戦闘が中心になってきてややつまらなくなっている。
COPPELION(1) (ヤンマガKCスペシャル)/井上 智徳

新・環境学 :現代の科学技術批判.3 (有害人工化合物/原子力) 市川定夫 藤原書店 7月

語り伝える空襲 ビジュアルブック.第5巻 安斎育郎:文・監修. 新日本出版社 7月

原爆で死んだ米兵秘史 森重昭 光人社 7月

もうひとつのヒロシマ 秀男と千穂の似島物語 仲里三津治 講談社 7月

厳島神社・原爆ドーム(地図で旅する日本の世界遺産5) 東京地図出版 7月

反核シスター ロザリー・バーテルの軌跡 メアリー=ルイーズ・エンゲルス 
中川慶子 訳 緑風出版 7月 
 
Mary Louise Engels / Rosalie Bertell

原爆・五〇〇人の証言 朝日新聞社:編 朝日文庫(朝日新聞出版) 8月

原爆詩集八月 合同出版編集部:編 合同出版 8月

原爆で死んだ米兵秘史 森重昭 光人社 8月

三歳児を目覚めさせた長崎原爆 川原征一郎 文芸社 8月

原爆の秘密.国外篇 (殺人兵器と狂気の錬金術) 鬼塚英昭 成甲書房 8月

原爆の秘密.国内篇 (昭和天皇は知っていた) 鬼塚英昭 成甲書房 8月

長崎を最後にせんば 原爆被災の記憶 中原澄子詩集 中原澄子 コールサック社 8月

はだしのゲンはヒロシマを忘れない 中沢啓治 岩波ブックレット(岩波書店) 8月

あの日を、ぼくは忘れない ヒロシマ原爆の絵日記 名柄尭:絵・文 名柄敏子:付録手記 早坂暁:編 勉誠出版 8月

あの日を、わたしは忘れない ヒロシマ原爆の絵日記 河野きよみ:絵・文 早坂暁:編 勉誠出版 8月

原子力ルネサンス エネルギー問題の不可避の選択(知りたい!サイエンス) 矢沢潔 技術評論社 9月

まるで原発などないかのように 地震列島、原発の真実 原発老朽化問題研究会:編 現代書館 9月

原爆投下とトルーマン J・サミュエル・ウォーカー 林義勝:監訳 彩流社 9月 Prompt and utter destruction

娚の一生 西炯子 月刊Flowes(小学館) 2008年9月号~2010年2月号
 中年同士の恋の物語だが、原発や次世代発電が、隠し味的な使い方なのだが、妙に味がある。もしかすると、真山仁の「マグマ」に喚起されたものかもしれない。コメントはこちら
娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)/西 炯子


原子力発電の歴史と展望 豊田正敏 東京図書出版会 10月

原発は地球にやさしいか 温暖化防止に役立つというウソ 西尾漠:編著 緑風出版 10月

天皇の金塊とヒロシマ原爆 高橋五郎 学習研究社 10月
 「スパイ"ベラスコ"が見た広島原爆の正体」 (2006年) の改題新装版

九電と原発. 1 (温排水と海の環境破壊) 中野行男、佐藤正典、橋爪健郎 南方ブックレット(南方新社) 11月

原子力政策学 神田啓治、中込良廣:編 京都大学学術出版会 11月

からす 韓水山 2008年 小説 (韓国)
 日本語では、「軍艦島」と改題され刊行、川村湊監訳、作品社、2009年。

ヒロシマの空をピカッとさせる Chim↑Pom 2008年 パフォーマンス
 飛行機雲で「ピカッ」という文字を描くパフォーマンス。


▼2009年

ナガサキから平和学する! 高橋眞司、舟越耿一:編  法律文化社 1月

日本は原子爆弾をつくれるのか 山田克哉 PHP新書(PHP研究所) 1月

核神話の返上 アメリカの核に頼るのか、独自に持つのか 防衛システム研究所:編 内外出版 1月

原発と地震 柏崎刈羽「震度7」の警告 新潟日報社特別取材班 講談社 1月

「脱・石油社会」日本は逆襲する 経済危機と資源枯渇の先にある  原子力と二次電池で勝利せよ! 清水典之 光文社 1月

何か心配ですか?医療被ばく 放射線検査の影響のすべて 高橋希之 日本放射線技師会:監修 日本放射線技師会出版会 1月

六ケ所が目指すこと エネルギーの羅針盤 フォーラム・エネルギーを考える:編 生産性出版 2月

原子力と地域社会 東海村JCO臨界事故からの再生・10年目の証言 帯刀治, 熊沢紀之, 有賀絵理:編著 文眞堂 2月

いま、戦争と平和を考えてみる。 太宰治、峠三吉、永井隆、林芙美子、原民喜、宮沢賢治 くもん出版 2月
 烏の北斗七星/宮沢賢治、十二月八日/太宰治、原爆詩集/峠三吉、夏の花/原民喜、この子を残して/永井隆、旅情の海/林芙美子、作品によせて/小寺美和

楽園に降った死の灰 マーシャル諸島共和国(シリーズ核汚染の地球1) 森住卓:文・写真. 新日本出版社 3月

原子力の国際管理 原子力商業利用の管理regimes 魏栢良 法律文化社 3月

防災の心理学 ほんとうの安心とは何か(シリーズ・防災を考える2) 仁平義明:編 東信堂 3月

原子力発電がよくわかる本 榎本聰明 オーム社 3月

原子力発電所のプロセス計装の保守 温度と圧力の計装の概要と試験法および長期運転と高経年化に伴う不具合対策 H・M・ハシェミアン 木村逸郎、石原信二:訳 原子力安全システム研究所技術システム研究所:監修 ERC出版 3月

アメリカ海軍「オハイオ」級原子力潜水艦/「ロサンゼルス」級攻撃型原子力潜水艦 JShips編集部:編 イカロス出版 3月

放射線量適正化のための医療被曝ガイドライン 放射線診療における線量低減目標値とその実践 日本放射線技師会:編 文光堂 4月
 
空想科学画報vol2 (原子力潜水艦シービュー号part 2 USSエンタープライズ ジュピター2号)
岸川靖:企画・構成・執筆 大日本絵画 6月

医療被ばく 患者さんの不安にどう答えますか?  事例による放射線カウンセリング 本間光彦、諸澄邦彦:編著 日本放射線カウンセリング学会、日本放射線公衆安全学会:編 日本放射線技師会出版会 6月

原爆の声 今石元久:編著 溪水社 6月

オバマ大統領非核演説CD book オバマ 真喜志順子:訳 ゴマブックス 7月

核のアメリカ トルーマンからオバマまで 吉田文彦 岩波書店 7月

ナガサキ消えたもう一つの「原爆ドーム」 高瀬毅 平凡社 7月

力の支配から法の支配へ オバマは核問題で国際法体制を再構築できるか N・デラー、A・マクジャニ、J・ボローズ:編 浦田賢治:日本版編訳 伊藤勧:訳 憲法学舎 日本評論社:発売 7月 Rule of power or rule of law?

悪魔の小太陽 原爆投下にたずさわったアメリカ人技師の物語 岡本好古 原書房 7月

いしぶみ 広島二中一年生全滅の記録 広島テレビ放送:編 ポプラポケット文庫(ポプラ社) 7月

ガイドブックながさき 原爆遺跡と戦跡をめぐる 新版 長崎平和研究所:編 新日本出版社 7月

湖国に模擬原爆が落ちた日 滋賀の空襲を追って 水谷孝信 別冊淡海文庫(サンライズ出版) 7月

対話の場をデザインする 科学技術と社会のあいだをつなぐということ 八木絵香 大阪大学出版会 8月

死者からの遺言状 原発・電磁波安全説を告発する 立石扇山、河村堅二 富士通商 文芸出版 :発売 8月

アレン・ダレス 原爆・天皇制・終戦をめぐる暗闘 有馬哲夫 講談社 8月

忘れまじ昭和あの日・あのとき 原爆症で引き裂かれた少年たち  小説 濱口賢治  長崎新聞社 8月

今伝えたい被爆者の心 高校生一万人署名活動・DVD制作奮闘記 高校生1万人署名活動実行員会:監修 高比良由紀 西川操:漫画 長崎新聞社 8月

核兵器はなくせるか? Yes,we can!! 冨田宏治、高草木博、野口邦和,、李俊揆 かもがわ出版 8月

診療放射線業務の医療安全テキスト いざというとき困らないための必携ガイダンス 天内廣:編 文光堂 9月

焼けたロザリオ 原爆を生き抜いた少年の数奇な運命と新たな心の世界  まんが しおうらしんたろう:作  聖母の騎士社 9月

核の砂漠とシルクロード観光のリスク NHKが放送しなかった楼蘭遺跡周辺の不都合な真実(高田純の放射線防護学入門シリーズ) 高田純 医療科学社 10月

核のジハード カーン博士と核の国際闇市場 ダグラス・フランツ, キャスリン・コリンズ 早良哲夫:訳 作品社 10月 The nuclear jihadist

原子力の過去・現在・未来 原子力の復権はあるか(シリーズ21世紀のエネルギー9)本エネルギー学会:編 山地憲治 コロナ社 11月

原子力政策学 神田啓治, 中込良廣:編 京都大学学術出版会 11月

基礎からの量子光学 基礎理論から実用化に向けた取組みまで 松岡正浩、江馬一弘、平野琢也、岩本敏:監修 オプトロニクス社 11月

九電と原発1 (温排水と海の環境破壊) 中野行男、佐藤正典、橋爪健郎  南方ブックレット(南方新社) 11月

核は廃絶できるか 核拡散10年の動向と論調 水本和実 法律文化社 12月

原子力の大研究 大きなエネルギー  しくみから利用方法・課題まで PHP研究所:編・刊 12月

核の脅威と無防備国家日本 日本人は核とどう向きあうのか 矢野義昭 光人社 12月

ウラニウム戦争 核開発を競った科学者たち アミール・D.アクゼル 久保儀明、宮田卓爾:訳 青土社 12月 Uranium wars

美味しんぼ 食と環境問題(591話) 雁屋哲 ビッグコミックスピリッツ(小学館) 2010年新年1号 12月
 六ヶ所再処理工場を取材したうえで、食の安全という見 地から批判的な記載を行ったところ、日本原燃より抗議を受ける。抗議文「小学館発行誌ビッグコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」における六ヶ所再処理工場に関する記載への当社見解について」(2009年12月11日)
は公開されている(こちら)。 コメントは こちら
美味しんぼ 104 食と環境問題 (ビッグコミックス)/雁屋 哲

Gerboise bleue Djamel Ouahab:監督 仏 映画
 1960年から66年にかけて、サハラ砂漠で行われたフランスによる最初の核実験と、それに関わったフランス軍、地元の遊牧民 トゥアレグ族の物語。題名はこの核実験のコードネーム。被爆地域は現在でも立入禁止となっている。

R.A.S. nucleaire rien a signaler Alain de Haleux:監督  仏 映画
 原発労働者に取材したドキュメンタリー。

Au pays du nucleaire Esther Hoffenberg:監督 仏 映画
 世界でもっとも原発密度の高いノルマンディー地方の住民、企業、各種団体、政治家たちをたずね、「原発と共に生きる」 とはどういうことかを問うドキュメンタリー。

ラッキー・ドラゴン ヤノベケンジ 2009年 作品


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