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ソウスケは 計画を実行するために ついに 動き始めました。


 
ソウスケたちの日常の生活の場は トイレもない 大広間で 男女関係なく 雑魚寝状態です。



衛生状態も悪く 糞便も 部屋の隅で済ませて 始末するような 家畜以下の扱いでした。



入浴などもなく 体臭や 色々な匂いが 混じって 強烈な 悪臭が 漂っています。



陸軍大臣 海軍大臣 空軍大臣たちの 家族や お気に入りの女性は 特別待遇です。



だから 深窓の令嬢や 財閥の 若奥さんたちの中にも  陸軍大臣 海軍大臣 空軍大臣たちの 寵愛を受けようと 必死な人も たくさんいました。



陸軍大臣たちから 寵愛を受けるかどうかで 食料から 生活の場まで 大きく変わるのですから 生きるためには 仕方がないことかもしれません。



ソウスケは 深夜 みんなが 寝静まった頃に 大広間を 音を立てないように こっそりと 出ることにしました。



核シェルター内の住人たちは 日常的に 心身に与えられた暴力による マインドコントロールによる 支配体制で 住民たちは 互いに相互監視するように なっていました。



だから 大広間の住人にも ソウスケの 意図が 読まれたらダメなのです。



誰にも 見つかっては いけないのです。



その意図が 伝わっては ダメなのです。



命が かかっています。



ソウスケは 細心の 注意を払いました。



念には念を いれたのです。



チャンスは そう簡単には 巡ってきません。



しかも 同じ大部屋の住人たちも すべて 自分を監視しているのです。



失敗すれば そのまま 命の危険にさらされるか 非常に残虐な 拷問が 待っているのです。



ソウスケは いかにも 部屋の隅で 用を済ます(トイレをする)フリをして こっそりと 部屋を 抜け出して 通路に出ました。






( つづく )





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